1 日時 令和元年5月26日(日曜日)午後2時~午後5時15分
2 場所 防災センター4階会議室
3 出席者 委員長 石田寿彦 

委員 愛甲悦子、安藤雄太、石田琢智、内海貴美、大塚隆人、宍戸泉

補助金申請団体(プレゼンテーション・発表者) 狛江市将棋愛好会 こまえアレルギーの会 あおぞら自主保育狛江おひさまの会

子育ての輪 comaecolor 狛江CSAle実行委員会 狛江視覚障害者の会

4 欠席者  なし
5 傍聴者  4名
6 資料 資料1 狛江市市民公益活動事業補助金プレゼンテーション・選考会当日スケジュール

資料2 市民公益活動事業補助金(チャレンジ補助金)平成31年度選考会

7 議題 (1) 団体のプレゼンテーション・質疑応答

        -休 憩-

(2) 選考会・講評

8 議事
  (1) 団体のプレゼンテーション・質疑応答

 

【狛江市将棋愛好会】

団体プレゼンテーション・事業内容要旨

(団体)歴史ある日本の文化の将棋を狛江市民に普及振興のため「第四回将棋大会」を開催し、将棋大会の参加者「老若男女」の交流親睦を図ります。

 

質疑応答

(委員)今年度の新しい事業展開はどんなところか。

 

(団体)新しい事業展開については、申請書には記載はしていない。今まで、対局の際に個人用のパソコンソフトを利用していたが、団体専用のパソコンやパソコンソフトを購入したい。

 

(委員)参加した方に商品券などを渡すということですが、補助金の交付がなくなった後は、どのようにされるのでしょうか。

 

(団体)その場合は、どうするかの最終的なことは団体内で話し合いますが、基本的には、もっと安いもので代替したり、配布する人数を減らします。

 

(委員)参加賞などはもらって嬉しいが、プロの棋士を招待するほうが参加者は嬉しいのではないでしょうか。

 

(団体)プロの棋士を招待する場合は、この予算以上に費用がかかるため、参加賞としています。4万円から10万円ほどです。

 

(委員)最初の質疑応答で、パソコンなどを購入したいとおっしゃられていますが、事業計画書にも予算書にもそういったことは記載されていませんがどういうことでしょうか。

(団体)すみません。団体内で調整できていませんでした。

 

(委員)申請書や事業計画書、予算書に全くないものを購入するのは、問題ですので、それは控えていただきたい。

 

 

 

 

【こまえアレルギーの会】

団体プレゼンテーション・事業内容要旨

(団体)本日は、緊急の事由で団体の会員はプレゼンテーションに参加できないため、代理のものが説明します。一般に食物アレルギー疾患者の食生活の質は低い傾向にあります。これは一般食品において、食物アレルギー対応商品がまだまだ流通が少ないためです。さらに、外食においてはもっと厳しい状況です。そこで、当会は食物アレルギー対応食の事業を行い、本来ある食の楽しさを共有、共感を醸成し食生活の質の向上へ貢献をすることを目的とします。また、食物アレルギー対応食を製造販売する企業との協働を行います。背景として食物アレルギー対応商品は、比較的高価であり、流通が少なければ淘汰されてしまうためです。食物アレルギー対応食を当会の事業で紹介し、一般の方々にも商品を知ってもらう機会を設けて販売促進に貢献します。具体的には、事業結果の報告書や動画を制作し情報開示を行い、商品の価格や持続性に貢献します。

 

質疑応答

(委員)アレルギーに関する課題は、大変深刻な問題だと考えております。申請書を拝見させていただいて、当事者向けの事業だと思いますが、狛江市にどれくらい当事者がいらっしゃるのか、どれくらいニーズがあるのか。当事者の方に理解してもらうには良い事業だと考えますが、当事者以外の方にも広く周知する事業にしたいという考えはありますか。事業の組み立て方が、当事者のみの事業になっているようです。どうでしょうか。

(団体)代理ですので、詳細の説明は難しいですが、周知はすでに広くしています。(市議会議員も参加していただいています。)

(委員)事業の周知は、当事者のみへ周知するのか、広く一般の方にも周知するのでしょうか。この事業計画書ではそこが分かりにくかったです。

 

(団体)当事者が先で、一般の方も参加できますというものです。

 

(委員)ということは、これは今回限りの事業ということではなく、何年かの計画で事業を継続していくものということでしょうか。

 

(団体)そうです。

 

(委員)予算書に動画製作費とありますが、どのようなことを目的としたものなのでしょうか。また、外部調理補助(アルバイト費)ですが、外部に依頼しなければならないものなのでしょうか。団体の会員で賄えないのでしょうか。この経費を削れば他の経費に使えるのではないでしょうか。

(団体)外部調理補助については、安全管理ということで、補助していただきます。動画製作費は、周知活動に使うため、プロにお願いしております。通常依頼した場合は、30万円かかるところが、6万円というほとんど無償に等しい額でお引き受けいただいております。

 

 

 

【あおぞら自主保育 狛江おひさまの会】

団体プレゼンテーション・事業内容要旨

就学前に外遊びをすることは子どもの発達に重要です。しかし、保護者の外遊び経験が少ないこと、外遊びに関する情報が少ないことが外遊びのハードルとなっています。

本事業では、外遊びの重要性に関する啓発、狛江市内の外遊びに関する情報共有、外遊び体験の場を提供します。また、参加者同士が交流する場をつくり、日常的な繋がりづくりも目指します。

質疑応答

(委員)予算書で講演費5万円とありますが、もう少し安めに設定できないのでしょうか。

 

(団体)プレ-パークの事業を継続していくためには、この程度の予算設定にしていかないと、団体として事業の継続が難しくなってしまうということです。そうならないために、この予算設定とさせていただいております。

 

(委員)託児保育料が計上されていますが、保育をされるのは資格のある方なのでしょうか。

 

(団体)無資格者ですが、子育て経験者ということです。

 

 

 

【子育ての輪】

団体プレゼンテーション・事業内容要旨

本会は0歳の保護者の居場所づくりを中心とし、地域子育て支援拠点事業の実施を目指します。子育てを始めたばかりの保護者の不安や孤独感を解消し、生き生きと子育て、自分らしい子育てができる環境をつくります。地域で子どもを育て、成長を見守る環境をつくり。「子どもと過ごすことが心地よい」と感じる保護者を増やします。

 

質疑応答

(委員)昨年度は2回の事業実施でしたが、今回は実施回数を増やすということで、大変良いことだと思います。この事業はとても大切な事業だと思いますので、ぜひ事業を継続していってください。

(委員)乳幼児期の子育て中の人で、閉じこもりがちな人をいかにこのような事業に参加させるか、その点はどのように考えているのでしょうか。母子手帳をもらうときに周知するとかできないのでしょうか。また、事業を継続する場合、講師料は正当な金額を支払うべきと思います。安ければ良いというものではありません。

(団体)団体としては、一人でも来れる居場所を作りたいと思っています。できれば自主的に来て欲しいと思っています。講師料ですが、講師の方が無償でよいとのことでしたが、まったく無償というのも申し訳ないので、この金額にしました。前年度の継続事業で、予算規模を大きくしていません。

 

 

 

 

【comaecolor】

団体プレゼンテーション・事業内容要旨

狛江のシンボルとなるような可能性を持つ「狛江駅前マルシェ」を開催します。狛江市内のさまざまな事業者出店や農産物の販売、住民交流友好都市の小菅村の特産物販売、狛江市以外の特色あるコンテンツを組み合わせていくことで、狛江市民に新たな魅力を感じてもらうほか、狛江市外へもPRし狛江市の魅力を訴求しシティセールスの一助となることを目的とします。

 

質疑応答

(委員)このような事業は、毎年、同様のものを実施していくのでしょうか。それとも継続的に実施していくのでしょうか。

 

(団体)イベントを実施するにあたっての目的は、コミュニケーションをつくっていくことです。    そのため、今回この選考会に参加した団体とも、今後、コラボレーションしながらイベントを実施していきたいと思っています。事業については、毎月1回くらいのペースで定期的に実施していく予定です。

 

 

 

 

【狛江CSAle実行委員会】

団体プレゼンテーション・事業内容要旨

狛江市民の育てたホップを使ってビールを作る取り組みです。市民参加型の新しい都市農業で、ホップを育成することでコミュニティを造成し、出来上がったビールで市内の飲食振興を図ります。また、グリーンカーテンによる温暖化の抑制効果もあります。

 

質疑応答

(委員)予算書の支出の部で、デザイン費謝礼と印刷代が多く見積もられていると感じましたが、ビールといえば、大人の嗜好品ということになりますが、子どもやお年寄りにもアピールできるようなものはありますでしょうか。

 

(団体)デザイン費は広く市民にアピールするため、力を入れています。昨年、一昨年はほぼ無償で協力していただいていたので、今回はきちんと謝礼を支払うようにしたいため、多めに見積もっています。印刷代はビールラベル代として多く費用がかかります。

子どもやお年寄りにもアピールできるようなものですが、当団体の事業収入は個人と企業の協賛金で賄っていますが、以前、この実行委員会を設立する前に、国の協賛金をいただいていたことがありました。そのときの事業内容は、小学校でホップを育てるというものでした。ホップのつたで、アートを創ったり、てんぷらにして食べたりもできます。今後はそういった事業も実施していきたいと思います。

 

(委員)収入の部ですが、ビールの販売利益5%とありますが、代金はどうなっているのでしょうか。

 

(団体)酒屋で卸値を1本490円と決めています。その5%で約25円です。店頭での金額については、飲食店の任意となります。

(委員)飲食店の販売価格に関係なく5%ということですね。

(委員)ホップが狛江市内の生産量で賄えるのかということがポイントだと思います。ホップを育てた人には、きちんと謝礼をお支払することが、事業を継続させるための秘訣だと思います。

(団体)こちらの申請書には記載しておりませんが、ホップを育ててもらった方には、ビールを1本、謝礼代わりにお渡ししていました。記載しなかったのは、個人の会計からの支出であったためですが、今後は、当団体でも、謝礼をお支払できるようにしていきたいと思います。

 

 

 

 

【狛江視覚障害者の会】

 

団体プレゼンテーション・事業内容要旨

障がい者が持つ様々な障がいを体験し理解を深めることにより、全ての人が支え合い、共に暮らせる社会の実現を目指します。

2017年にスタートした「この街で障がい者と共に暮らすために!」プロジェクト3か年計画の集大成として取り組みます。市民公益活動事業補助金のご支援を受けて、2年間の活動で培った事業ノウハウを活かし、今後の安定的な開催と自立できる運営体制を確立します。

 

質疑応答

 

(委員)プレゼンテーションでおっしゃっていた、「組織基盤をつくることが大切」ということですが、この事業からそれが見えてこないです。組織基盤をつくるためには、事業を実施することで、団体の会員が増えたりして、事業収入が増え、財政が安定していくことが大切です。この事業では、それがないように思います。例えば、近隣の大学生にボランティアを呼びかけることはできないのでしょうか。

(団体)確かに、今までは顔見知りの人から徐々に増やしていくというような広げ方でしたが、今後はそのような呼びかけもしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

(2) 選考会・講評

 

<石田委員>

全ての団体が、狛江を盛り立てるために活動していただいており、その芽をつぶさないように、全団体に補助金を交付させていただくこととしました。満額交付でない団体もありますが、来年度、良い報告ができるようがんばってください。

 

<宍戸委員>

本日参加いただいた団体全てが、狛江のために尽力していただいているので、今後もがんばってください。

 

<大塚委員>

選考会の順位は気にせず、それぞれの活動に取り組んでいただければと思います。

今後の活動に期待しています。ここで知り合った団体さん同士協力して活動に取り組めればと思います。

 

<安藤委員>

一番厳しく審査させていただきました。

このような活動は色々な視点から取り組むことが大事です。

狛江CSAle実行委員会については、地域の町おこし的な要素はあるが、プログラムの組み方が良くなく、期待がありながらも点数が低かったところがあります。点数が全てではなく、課題がありながらも、補助金がなくてもやっていけるような団体として確立してください。その過程での補助金の交付となります。

 

<内海委員>

これから10箇月間の活動をがんばってください。来年の良い報告を楽しみにしています。

 

<愛甲委員>

減額された団体もあり、順位もありますが、補助金をいかに有効に使っていただくかが大事だと思います。

 

<石田委員長>

「狛江市将棋愛好会」ですが、将棋文化を伝承し、広げていくためにはとても重要な事業です。自信をもって進めていってください。「こまえアレルギーの会」ですが、新規団体のため、実施してみないとわからないと思いましたが、先駆的でニーズはあるので、今後につなげていければと思います。「あおぞら自主保育 狛江おひさまの会」ですが、小さいお子さんを連れて色々な場所に行くのはむずかしいため、このような事業は市内にたくさんあったほうが良いと思います。団体として自立できる可能性が高いと思います。「子育ての輪」ですが、事業計画書もしっかりできていて、わかりやすく、堅実な印象でした。先駆的で将来性があると思います。また、輪が広がっていくのではないかと思いました。「comaecolor」ですが、狛江市の魅力をアピールするのに役立つのではないかと思います。駅前のひろばを活用するにあたって、狛江市と十分に調整して事業を実施してください。「狛江CSAle」ですが、日本でも先駆的です。公益性の課題はあるように思いますが、狛江でも事業を広げていければと思います。「狛江視覚障害者の会」ですが、補助金の交付は今回が最後ということで、よくがんばってやってこられたという印象です。学校での実施など、新しい分野での事業実施をされておられるので、今後の活動にも期待しております。

全団体に対してですが、今回交付された補助金を有効に使っていただければと思います。良い報告を期待しております。