環境省と気象庁が連携し、熱中症予防対策や、暑さへの「気づき」を呼びかけるための効果的な情報発信として、関東甲信地方の1都8県で熱中症警戒アラート(試行)を10月28日(水曜日)まで先行的に実施しています。
 熱中症警戒アラートは、従来の高温注意情報にかわり、熱中症の発生と相関が高い暑さ指数(WBGT)を用いた新たな情報として、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境が予測される前日の午後5時ごろ、あるいは当日の午前5時ごろに、対象都県に対して発表されます。
 熱中症警戒アラートが発表された際には、日頃から実施している熱中症予防対策を普段以上に徹底しましょう。
〔問い合わせ〕健康推進課(あいとぴあセンター) 電話(3488)1181

暑さ指数(WBGT)33℃以上のときに熱中症警戒アラートが発表されます

■暑さ指数(WBGT)による運動に関する指針

気温

(参考)

暑さ指数

(WBGT)

熱中症予防運動指針
35℃以上 31℃以上 運動は原則中止 特別の場合以外は運動を中止する。
特に子どもの場合には中止すべき。
31~35℃ 28~31℃ 厳重警戒
(激しい運動は中止)
熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。
10~20分おきに休憩をとり水分・塩分の補給を行う。
暑さに弱い人(※)は運動を軽減または中止。
28~31℃ 25~28℃ 警戒
(積極的に休憩)
熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。
激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。
24~28℃ 21~25℃ 注意
(積極的に水分補給)
熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。
熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。
24℃未満 21℃未満 ほぼ安全
(適宜水分補給)
通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。
市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。

(※)暑さに弱い人:体力の低い人、肥満の人や暑さに慣れていない人など
引用:公益財団法人日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2019)より