PFOS※1・PFOA※2は、耐熱性や耐薬品性に優れ、半導体製造、泡消火剤、フライパンの表面加工等で使用されていた有機フッ素化合物です。環境中で分解されにくく生物への蓄積性があることから、現在は、国内での使用・製造が禁止されています。

環境省により、令和2年に水環境に係る「指針値(暫定)」として、「PFOSおよびPFOAの合計値が50ng/L以下3」が設定されました。
その後、令和6年6月に内閣府食品安全委員会が「有機フッ素化合物(PFAS)に係る食品健康影響評価」 を取りまとめたことを踏まえ、令和7年6月に「指針値(暫定)」は「指針値」へ見直されました。

※1 ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)
※2 ペルフルオロオクタン酸(PFOA)
※3 人(平均体重50kg)が生涯にわたり、毎日2L飲用したとしても健康に影響がない値

水道水について(東京都水道局により、適切な対応がとられています)

水道水は、東京都水道局が定期的に検査を行い、給水栓(蛇口)における濃度が指針値を下回るよう管理されています。
狛江市内に供給されている水道水についても、PFOSおよびPFOAの合計値が上記の指針値を下回っていることが確認されています。

調査の詳細は、東京都水道局ホームページをご覧ください。

また、測定に関すること、水道水における有機フッ素化合物への対応については、下記へお問い合わせください。

  • 多摩水道改革推進本部調整部技術指導課
    電話:042-527-6782

地下水・井戸水について

市の地下水は、主に東京都環境局によって調査されています。
調査は、市が推薦する地点と、過去に指針値である「PFOSおよびPFOAの合計値が50ng/L」を超過した地点で毎年度実施されています。
なお、地下水が指針値を超過した井戸は、いずれも飲用ではなく、結果は使用者に通知されています。

調査の詳細は、東京都環境局ホームページをご覧ください。

市では、引き続き環境省・東京都が実施する調査結果を注視し、安心安全の確保に取り組んでいきます。

参考情報