「市長への手紙」回答(令和3年9月分)
No.1
〔回答日〕
9月2日
〔内容〕
広報こまえ8月15日号の市長コラムで、デルタ株を甘く見るなと記載がありますが、同じ面の記事に、スポーツ大会のお知らせが載っていました。狛江でも、1,000人を越える感染者が出ている状況の中で、スポーツ大会を実施することは、甘く見てる結果につながらないかと心配です。中止をご検討いただきたいと思います。
〔回答〕
広報こまえ8月15日号では、市民の皆様に新型コロナウイルス感染症から自身を守っていただきたいという趣旨で、ワクチンの接種に加え、マスクの着用や手洗い、手指消毒、不要不急の外出・移動の自粛等を徹底していただきたいとお伝えしました。
一方で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、市民が体を動かす機会が少なくなっており、感染対策を十分に行うことを前提として、スポーツ等の自主的健康維持行動を支援をしてほしいというご意見も頂いています。
教育委員会に市民スポーツ大会実施の考え方を確認したところ、市民スポーツ大会は、各競技の市民大会、健康の維持や体力増進、余暇時間の有効活用等、健康的な生活を送るためのスポーツ・レクリエーションを組み合わせた大会で、今回で32回目となる市民の皆様が楽しみにしている大会でもあり、教育委員会としては、スポーツ庁が示している「スポーツ関係の新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」や、市の体育施設の利用ルール等を踏まえ、必要な感染症対策を徹底した上で、可能な限り実施する方向で進めています。ただし、今後の感染状況によっては、個々に延期または中止の判断もあり得るとのことです。
こうしたことから、私としても、まずは感染症対策を徹底した上で、市民スポーツ大会を実施していきたいと考えています。ご理解、ご協力の程お願いいたします。
〔担当〕
社会教育課 社会教育係
No.2
〔回答日〕
9月2日
〔内容〕
市内の小・中学校に通う子どもの母親です。
この感染状況の中、もうすぐ新学期が始まろうとしています。地方では感染状況を踏まえ、夏休みを延長する自治体も増える中で、なぜか一番の感染爆発地域である東京都では新学期について何もアナウンスされず、とても不安に感じています。
狛江市では全児童にタブレット端末が配布済で、5月に試験的にオンライン授業をしました。万が一のためにそのようなことをしたなら、そして感染しても医療にアクセスできないような事態であるなら、使うのは今なのではないでしょうか。なぜ登校一択なのでしょうか。
この状況で1学期と同じような対策のみで学校再開は非常に厳しいと思います。感染拡大期だけでも選択登校制にする等の対応を至急お願いします。
〔回答〕
各学校においては、感染リスクを踏まえた上で、登校時における検温や健康観察、手指消毒、個人用パーテーションの設置、教職員や児童間の一定のソーシャルディスタンスの確保等、さまざまな感染対策を講じながら工夫した教育活動を行っています。
このことを踏まえた上で、以下の通り教育委員会へ確認をしました。
「感染不安などを理由とした地域一斉の臨時休業については、子供の学びの保障や心身への影響、学齢期の子供がいる医療従事者等の負担等の観点を考慮し、慎重に検討する必要があること。特に、小学校及び中学校については、現時点で家庭内感染が大部分であることも踏まえれば、子供の健やかな学びの保障や心身への影響等の観点からも、地域一斉の臨時休業は避けるべきであること」という文部科学省の基本的な方針を踏まえるとともに、現在の市内小・中学生および市民全体の感染状況等を総合的に勘案し、小学校は9月1日より、中学校は8月25日より既に2学期が始まっています。
その上で、今後は一層の感染対策の徹底を図っていきますが、万が一、学校内で濃厚接触者等が増加した場合には、学級閉鎖、学年閉鎖等、学校医や学校薬剤師の助言を頂きながら、一定範囲での閉鎖措置等の対策を整えていくともに、閉鎖措置等を行った場合には、オンラインの学習等も想定をしているとのことです。
これまで感染等の不安から登校を差し控えさせるご家庭もあり、そうした場合は、当然ながら欠席扱いとはなりません。また、登校できないということでタブレット端末を活用した授業の配信(授業の様子を固定したタブレットでの配信)を行った学校もあるとのことです。
なお、今後の新型コロナウイルス感染症拡大の状況により、何らかの登校の仕方を考えざるを得ない状況も想定されますが、ご意見を頂いた選択登校制については、本来的な学校教育の目的、義務教育段階にある子どもたちの健全育成等を充分に考慮し、慎重に判断をしていかなくてはいけないと考えているとのことです。
2学期始業の延期については、さまざまなご意見を頂いているところですが、ご理解をいただきますようお願いいたします。
〔担当〕
指導室
No.3
〔回答日〕
9月6日
〔内容〕
愛の手帳4度を持つ息子が現在失業中です。ハローワークに通い、履歴書を送付したり面接を受けても職場が決まらず心配です。障がい者にとって、働くことが社会参加の場であり、働く場を守ってあげなければいけないと思います。障がい者への働く場の提供をお願いいたします。
〔回答〕
障がいのある方が働く場についての法整備は整ってきており、国や東京都でも雇用施策と併せてさまざまな事業が行われています。
狛江市では、障がいのある方の就労を支援するため、社会福祉協議会が運営する障害者就労支援センターサポートに事業を委託しており、サポートの担当者から、ご本人の特性に応じたエントリー先の企業説明会やハローワークへの同行の他、履歴書の作成支援や、日中活動の場の情報提供を行っていると伺いました。
現在は、新規募集も含めた求人自体が少ない状況であるため、就労は決まっていないということですが、今後も引き続きご本人の就労に向けた支援を行っていきます。
〔担当〕
高齢障がい課 障がい者支援係
No.4
〔回答日〕
9月6日
〔内容〕
市民プールを利用しました。「距離をとって静かに遊びましょう」とアナウンスがあったにもかかわらず、監視員が水道のホースでプールに向かって放水して、密と大騒ぎをあおっていました。市民プールからクラスターを発生させたいとしか思えません。
〔回答〕
今年度の市民プールは、例年より遅い8月1日からの開始となりましたが、利用期間の短縮、整理券による人数制限や消毒等の感染症対策を行い、皆様のご理解とご協力をいただいた結果、9月3日現在で新型コロナウイルス感染症の陽性者を出さず、8月末までの営業を終えることができました。
今回の件について、教育委員会に状況を確認したところ、市民プールでは、以前はレクリエーションの意味でプールへの放水を行うこともありましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、現在は行っていないとのことでした。監視員に事情を聞いたところ、日光で熱くなったコンクリートを冷やすために水まきを行おうとした際に、誤って子どもに水が掛かり、それをきっかけとして騒ぎとなってしまったとのことでした。該当の監視員は、現在は深く反省しているとのことです。
感染症の拡大防止のためには、感染を防ぐ意識と対策の徹底が必要です。皆様に安心してご利用していただくためには、社会情勢に即した運営をするべきであり、今後こうしたことがないように改めて指導を徹底していきます。
〔担当〕
社会教育課 社会教育係
No.5
〔回答日〕
9月9日
〔内容〕
保育料は毎年4月分と9月分支払いのタイミングで、収入に応じてそれ以降の保育料が決定され、通知されるかと思います。しかし、市役所に問い合わせをしたところ、9月に支払う保育料の通知が、本日8月31日発送とのことでした。
私の子どもが通う保育園では毎月5日までに当月分の保育料を振り込むこととなっており、保育料の通知から支払いまで期間が短く、非常に不便ですので、どうか改善をしていただきたく思います。
〔回答〕
日頃より、狛江市の保育行政にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。
このたびは、利用者負担額決定通知の送付時期がお振り込み期日間近となったために、ご不便をお掛けし申し訳なく思います。
利用者負担額は、4月から8月分までは前年度住民税所得割額を、9月から翌年3月分までは当該年度住民税所得割額を基準に算定しています。算定時には、税申告をされていない方に対する申告依頼を行ったり、他自治体に居住されていた方の税額確認やひとり親等世帯構成の確認を行う等、算定処理は複雑なものとなっています。しかしながら、今回のご意見を伺い、今後は改定月からある程度余裕をもった日取りにてお手元に通知が届くよう、迅速な算定処理に努めていきます。
〔担当〕
児童育成課 幼児教育・保育係
No.6
〔回答日〕
9月7日
〔内容〕
市内小学校に子どもが通っています。新型コロナウイルス感染症対策として、手指消毒のスプレーやジェルが校内にあると思っていましたが、全く設置されていないと聞き驚いています。これでは万全な対策を取っているとは到底思えません。せめて給食の前だけでも、全児童が消毒できるような環境をつくっていただけないでしょうか。
また、1学期の音楽の授業の際には、布マスクではなく、不織布マスクを着用するよう指示をされていますが、2学期からは登校時から常に不織布マスクのみ着用するよう統一していただけないでしょうか。まだ布マスク着用の児童も多く、中にはほとんど飛沫防止の効果のないウレタンマスクを着用している児童も見かけます。
10代以下の子どもの感染者も増えている状況の中、分散登校やオンライン授業も行わないということですので、狛江市全体の取り組みとして、感染予防を徹底していただきたいと強く願っています。
〔回答〕
各学校においては、感染リスクを踏まえた上で、登校時における検温や健康観察、手指消毒、個人用パーテーションの設置、教職員や児童間の一定のソーシャルディスタンスの確保等、さまざまな感染対策を講じながら工夫した教育活動を行っています。
このことを踏まえた上で、以下の通り教育委員会へ確認をしました。
学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理については、文部科学省から発出されているマニュアルや通達に基づき、各学校において対策を行っています。その中で手洗いについては、「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」の中で、接触感染を避ける方法として手洗いの徹底が求められ、外から教室等に入る時やトイレの後、給食の前後等、水と石けんで小まめに手を洗うことが重要であり、登校したらまず手洗いを行うよう指導し、手指の消毒液は流水での手洗いができない際に補助的に用いるもので、基本的には流水と石けんでの手洗いを指導するとされています。それを受け、該当する市内小学校においては、流水と石けんにおける手洗い指導を徹底し、各教室への手指消毒用のスプレー設置は行わず、保護者会や個人面談、授業参観等、外部からの来校者があるときに玄関に消毒用スプレーを設置する対応を取っているとのことでした。流水と石けんでの手洗いの徹底が行われていますので、衛生管理マニュアルにのっとった適切な対応と考えます。
不織布マスクのみ着用するよう統一することについては、報道等においても、布マスクやウレタンマスク等と比較した際、不織布マスクの方が感染予防効果が高いといった内容が取り上げられていることは事実です。しかしながら、不織布マスクに限らず一般的なマスクは、基本的な感染予防に効果があるとして認知されているところであり、どのようなマスクを着けるかについては、さまざまなご意見をお持ちのご家庭もございます。そうしたことからも、学校からご家庭に対して、一律に不織布マスクのみを着けるよう徹底することは困難な状況にあるとのことです。
感染対策につきましては、さまざまなご意見を頂いているところではありますが、ご理解をいただきますようお願いいたします。
〔担当〕
指導室
No.7
〔回答日〕
9月9日
〔内容〕
4年ほど前から狛江市高齢者配食サービス事業に興味があり、調布市では参入していたのですが、狛江市においては調布市の事業所では参入できないと窓口の担当者にお断わりされました。その後、狛江市に拠点を移し、高齢者と障がい者の方への安否確認をしっかりと行う配食サービスを展開しています。
ところが現在、狛江市の配食事業を調布市に拠点がある業者が行っていると知りました。狛江市の発展につながるように移転までしてきたのに、当時採用できないとお断わりを受けたのにもかかわらず、現在調布市の業者が請け負っているとのことで残念に思います。
なぜこのようなことになったのか、教えてください。
〔回答〕
当市における配食サービスに対して、高い関心をお持ちいただいているとのことで、感謝申し上げます。
市が行う委託事業については、市が参加している東京電子自治体共同運営電子調達サービスにおいて業者登録している事業者であれば、事業所の所在場所に関係なく一般競争入札等に参加していただくことが可能です。
高齢者配食サービスについては、配食と安否確認を行うという事業形態から、これまで市内事業者1社が対応していたところですが、食は生命維持のための基本的な行動であるとともに、日々の生活に彩りを与える楽しみであるべきであり、高齢者が増加の一途をたどるという実情において、対象となる高齢者に対して選択肢を用意することを目的として、令和2年度からはより多くの事業者の参入を実現するために、事業の運用方法を改めたところです。このため、現時点でも参入していただけるお考えがあれば、お申し込みいただければ幸いです。
〔担当〕
高齢障がい課 高齢者支援係
No.8
〔回答日〕
9月9日
〔内容〕
狛江駅南口歩道の道路占用物について、何も改善されていません。なぜ改善されないのでしょうか。早急に改善してください。
〔回答〕
狛江駅南口歩道の道路占用物については、令和3年2月に調布警察署と合同で歩道上に設置された飲食店のテーブルについて指導し、撤去しています。また、令和3年6月には、ロータリー付近の歩道に置かれた植木鉢について指導し、撤去しています。
今後は、現在検討を進めているルールと関連して、視覚的に説得力あるチラシの作成を検討し、対象となる商店会に直接訪問および指導を行い、目に見えるような対応を粘り強く進めていきたいと考えています。
〔担当〕
道路交通課 道路管理係
No.9
〔回答日〕
9月17日
〔内容〕
8月31日付の市長からのメッセージを拝見しました。文中に「教育関係者へのワクチン接種を実施」とありますが、子どもの話を聞く限り、学校の先生方についてはまだ接種できていない先生もいらっしゃるようです。
おかげさまで狛江市は予約枠に空きも出てきたようです。手続き上難しいこともあるかもしれませんが、接種対象を市民限定から、市内在勤まで含めていただければ、より安心して生活できると思います。また、さらに空きの埋まらない予約枠については、近隣の市区町村在住でも可能にするなど、地域全体の接種率向上に努めていただければと思います。
〔回答〕
市内小・中学校に勤務する教職員へのワクチン接種については、7月8日から予約を順次実施し、現在は希望する教職員に対する接種は完了しています。
このたび頂いたご提案についてですが、在勤者全体となると、範囲がかなり広くなり、在勤か非在勤かの判断基準や、在勤者であることの確認が難しいこと等、解消すべき課題が多くあることから現時点で予定はしていません。なお、すべての在勤者には至りませんが、現在は先述の教職員の他、保育園・幼稚園の保育士やバス運転士等のエッセンシャルワーカーへの接種を優先して実施し、既に終えています。空きの埋まらない予約枠については、8月中旬から実施している世田谷区民の方への接種枠の提供の他、9月には集団接種会場において、事前の予約をせずに接種いただける施策を実施し、できる限り枠を無駄にしないように努めています。
また、今回の予約なし接種を通じて、これまでご都合が合わなかった方や接種を迷っていた方への接種につながることが分かりましたので、狛江市としては、さらなる市民の皆様の接種率向上に主軸を置いて取り組んでいきます。
〔担当〕
新型コロナ予防接種室 新型コロナ予防接種担当
No.10
〔回答日〕
9月14日
〔内容〕
子ども向けのワークショップを増やしてほしいです。近隣の世田谷区や調布市に比べて機会がかなり少ないと思います。現在も魅力的な企画がありますが、その母数が少なく、抽選が当たりません。子ども議会のワークショップ企画があり、とても良いと思いましたが、定員15名のみで6回通して受講する内容となっています。現状では、単発でも多くの人数が参加できる企画を優先してほしいです。地域や各団体の協力を得ながら、子どもへの機会の提供を増やせるようにお願いします。
〔回答〕
なるべく多くの方に参加していただくといった観点からは、単発の企画が望ましいことは、ご意見の通りかと思います。
狛江市では、例えば未就学のお子さま向けであれば、市役所の他にも市内の児童館や児童センターで、小学生以上のお子さま向けであれば、児童館や児童センターに加えて公民館や環境政策課、各中学校区の青少年育成委員会等でも、それぞれ子ども向けの単発のワークショップやイベントを随時開催していますので、広報こまえや市ホームページ等をご確認いただければと思います。
また、子ども議会のワークショップについては、これまで単発で行っていましたが、単発の開催では子どもたちの議論を深めていくことができないという課題を解消するために、今回より全5回のワークショップとして企画したものです。
今回頂いたご意見は、今後の子ども向け事業の参考とさせていただきます。
〔担当〕
子ども政策課 企画支援係
No.11
〔回答日〕
9月24日
〔内容〕
本日、こまえ安心安全情報メールが届き、市内で野生の猿の目撃情報が寄せられていることを知りました。このところ全国的に市街地での目撃が報道されており、マスコミの過度な取材で必要以上に猿を追い詰めて捕獲したり、最悪の場合、駆除など人間の都合であっけなく死に追いやるむごいニュースに胸を痛めています。
どうか狛江市ではそのような理不尽な対処をされませんようにお願いします。多摩川には野生の動物が共生、共存できる自然があり、それが狛江市民の誇るべき憩いの場です。無事に傷つけることなく捕獲でなく保護されますように心から願っています。
〔回答〕
市内での猿の目撃情報については、9月13日にこまえ安心安全情報メール等でお知らせしました。野生の猿が市内に出没し、猿の姿に不安を感じた市民の皆様から通報を頂きましたが、目撃された猿は、狛江市から世田谷区の方向へ移動しており、13日の目撃情報を最後に市内での目撃情報は届いていません。
目撃情報があった場合の対応については、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」の観点から、まずは野生動物として見守ることとなります。ただし、被害状況によっては、警察や東京都等との連携により追い払い等の対応を検討していくこととなります。
今後も、やみくもに捕獲を行うことなどはせず、頂いたご意見も考慮しながら対応していきます。
〔担当〕
環境政策課 環境係