令和6年度予算案をお知らせします

この予算案は、現在、市議会で審議中のものです。詳細は、予算概要をご覧ください。

令和6年度予算案の概要

 令和6年度一般会計予算案は、339億2,000万円、前年度比23億円、7.3%増となり、下水道事業会計を除いた特別会計の総額は176億6,905万円となりました。

歳入

 市税は、定額減税の影響により減額していますが、税収減となった分が補填される地方特例交付金が増額しており、影響額を除いた市税全体では、過去最大を見込んでいます。普通交付税は、子ども・子育て政策の強化などさまざまな行政課題に対応できるよう、令和5年度を上回る額が確保されていることなどにより増額しています。臨時財政対策債は、財源不足が改善したことなどにより、制度創設以来、最少額を更新しています。

歳出

 多摩川の堤防決壊という大水害から50年の節目の年であり、改めて、災害対策の重要性を訴えていきます。次世代を担う子どもへの支援施策では、子どもたちの権利の保障や心も体も健やかに育つ環境整備のために、「(仮称)子ども条例」を制定します。妊娠・出産支援ではプレコンセプションケア事業として、妊活オンライン相談を実施します。また、令和6年1月から実施している市立小中学校児童・生徒の学校給食費の無償化や、義務教育就学児医療費助成の所得制限の撤廃など、子育て支援の充実を図る予算としました。

令和6年度会計別予算規模

区分

令和6年度
当初予算額

令和5年度
当初予算額
 前年度比
増減額 増減率

一般会計

339億2,000万円

316億2,000万円

23億円

7.3%

特別会計

176億6,905万円

179億5,719万円

△2億8,814万円

△1.6%

  国民健康保険

74億815万円

81億34万円

△6億9,219万円

△8.5%

後期高齢者医療

24億7,134万円

23億4,590万円

1億2,544万円

5.3%

介護保険

77億3,151万円

74億5,309万円

2億7,842万円

3.7%

駐車場事業

5,805万円

5,786万円

19万円

0.3%

総額

515億8,905万円

495億7,719万円

20億1,186万円

 4.1%

 

区分 令和6年度
当初予算額
令和5年度
当初予算額
前年度比
増減額 増減率

下水道事業会計

収益的収支

収入

14億9,885万円

15億2,075万円

△2,190万円

△1.4%

支出

13億5,389万円

13億9,033万円

△3,644万円

△2.6%

資本的収支

収入

4億2,280万円

2億1,809万円

2億471万円

93.9%

支出

5億8,320万円

3億9,001万円

1億9,319万円

49.5%

 

一般会計歳入 一般会計歳出

一般会計歳入 円グラフ

一般会計歳出 円グラフ

 

市民1人当たり換算額

市民:82,102人(令和6年1月1日現在)

一般会計予算額339億2,000万円を市民1人当たりに換算すると、予算額は41万3,000円になります。

民生費

21万9,000円
社会福祉や高齢者福祉、児童福祉などに関する経費

教育費

5万円
学校教育や文化・スポーツ振興などの社会教育に関する経費

総務費

4万3,000円
総務管理、税務、戸籍、選挙、統計などに関する経費

衛生費

3万2,000円
予防接種や健康診査などの保健衛生や清掃に関する経費

土木費

2万9,000円
道路や公園などの整備や維持管理に関する経費

公債費

1万9,000円
借り入れた市債の返済に関する経費

消防費

1万5,000円
消防や災害対策などに関する経費

その他支出

6,000円
議会運営や商工農業振興、消費者行政などに関する経費

令和6年度 新たな取り組み等

人権・平和、参加・協働
平和
  • 平和への願いや想いを込めた絵手紙を募集する絵手紙メッセージ事業を実施します。
人権尊重
  • 人権に関する啓発活動等に対する補助制度を創設します。
防災・防犯
防災
  • 多摩川決壊から50年の節目を契機として、自助・共助の重要性等を伝えるシンポジウムや、多摩川河川敷で関係機関と連携した総合水防訓練を実施する他、多摩川決壊の碑をリニューアルします。
  • 「分譲マンション耐震補強改修助成金」を創設するとともに、「木造住宅耐震診断・改修助成金」に、新耐震基準(昭和56年~平成12年)で建設された住宅を対象に拡充します。
  • 狛江市消防団の消防ポンプ車5台を更新します。
  • 3D都市モデルで実施した延焼シミュレーションをワークショップ等で活用し、災害対策の理解促進を図ります。
  • 令和元年東日本台風による浸水被害の再度災害防止のため、猪方排水樋管の基本設計および六郷排水樋管の詳細設計等に着手します。
防犯
  • 防犯協会による青色防犯パトロールのさらなる推進のため、インセンティブ制度を設けるとともに、パトロール車を小型に更新します。
地域振興
にぎわい創出
  • 小田急狛江マルシェのリニューアルと併せて、ほこみちオープニングイベントを実施します。
  • 一般社団法人狛江まちみらいラボが事務局となる「エリアプラットフォーム」で狛江駅北口周辺エリアの将来像や課題解決に向けた議論の場を創出し、エリア周辺の活性化を図ります。
農業
  • 「(仮称)ひがしのがわ農園」を新たに開設します。
  • 農業の担い手や後継者不足を補う多様な担い手の確保・育成のため、援農ボランティア育成講座を実施します。
子育て、学校教育
子育て支援
  • 子どもたちの権利の保障や心も体も健やかに育つ環境整備のため、理念を市全体で共有する「(仮称)子ども条例」を制定します。
  • 妊産婦、子育て世帯、子どもへの一体的な相談支援を行う「こども家庭センター」を開設します。
  • 義務教育就学児医療費助成の所得制限を撤廃します。
学校教育
  • 市立小中学校児童・生徒の学校給食費無償化を継続します。
  • 一部児童を対象として、民間屋内プール施設を活用した水泳指導の試行事業を実施します。
保健・福祉
妊娠・出産
  • 将来の妊娠を考える方へのセミナーや、妊娠を望む女性やカップルに対して妊活オンライン相談を行うプレコンセプションケア事業を実施します。
  • おたふくかぜワクチンの接種費の助成制度を創設します。
社会福祉
  • 障がい者等の重度化・高齢化や「親亡き後」に備え、地域生活支援拠点を設置します。
  • 障がい者の権利を守り、地域で安心して暮らし続けられるよう、基幹相談支援センターを設置します。
  • ふらっとなんぶの世代間交流や地域づくりに向けた事業を充実させるため、担当職員を増員します。
高齢者福祉
  • 聴覚機能の衰えの早期発見・予防を図るため、ヒアリングフレイル予防事業を実施します。
社会教育、芸術文化、歴史
社会教育・芸術文化
  • 「(仮称)小池邦夫 没後展」等を実施するとともに、市の文化資源である絵手紙の魅力を市内外に発信します。
  • 「音楽の街-狛江」のシンボルコンサートを市民まつりと一体的に実施します。
歴史
  • 文化財や発掘された歴史資料等の保管・活用に向けて、文化財等保管施設の新築工事に向けた設計に着手します。
自然環境・都市基盤
ゼロカーボンシティの実現
  • 長野県茅野市に続き、長野県小諸市との連携によるカーボンオフセットの取り組みを実施します。
  • 木材利用と脱炭素を促進するため、「長野県茅野市の間伐材を活用した婚姻・出産お祝い品贈呈事業」を実施します。
  • 再生可能エネルギー導入拡充に向けたデータ基盤を整備するため、太陽光発電設備の設置ポテンシャル分析を実施します。
まちづくり
  • 狛江駅周辺の快適な歩行空間の創出のため、歩行者利便増進道路の第2期工事(噴水前・泉の森付近)を実施します。
  • 「狛江駅南口周辺地区市街地総合再生基本計画」のアンケート調査やワークショップ等を行い、素案を作成します。
  • 多摩川の市場性や利用ニーズ等を検証する社会実験を実施します。
  • 狛江団地建て替えに関する東京都との調整や創出用地の活用等について検討を行います。
行財政運営・その他
DXの推進
  • 基幹20業務について、ガバメントクラウドへの円滑な移行のため、基盤となる環境を構築・整備します。
  • 複数課にまたがる手続きに対し、自動窓口受付システムを更新することで待たない窓口を導入します。
デジタルデバイド対策
  • スマホ相談所等を開設・実施します。

問い合わせ

財政課