小池邦夫のうちあけ話9 絵手紙のひと

失意と再起 妻の急死でどん底 再婚し気力甦る

《季刊「銀花」に挟み込む6万枚の絵手紙をかき終えた日に、妻の芙美子さんが急死する》
 1978年11月17日でした。夕方、書道講師をしている高校から狛江市の自宅に戻った芙美子は、「頭が痛い」と言っていました。それでも、僕がかき終えたことを伝えると、「あなた、とうとうやったわね」「よかった」とほっとしていた。
 その夜、小学3年生の長男と保育園児の長女と家族4人ですき焼き鍋を囲み、お祝いをした2時間ぐらい後でした。芙美子が「頭がズキズキする」と訴え、僕も隣に寝たのですが、息づかいが変で、僕の呼びかけにも反応しない。すぐに救急車を呼び、人工呼吸もしましたが、すでに息が絶えていました。死因はくも膜下出血。36歳でした。
 芙美子は6万枚の仕事を喜び、3つの高校の講師を掛け持ちして支えてくれた。でも、僕はよく弱音を吐くんですよ。右手が痛くなってかけなくなった時に「できそうもない」と話すと、「男なんだから、腕の1本ぐらい切ってもやりきらねば」。僕を世に送り出そうと叱咤激励してくれた。だから、こんなうれしい日になぜ?悔しくてつらくてね。

《ボツになった1万枚を追加でかくことに》
 子ども2人は高円寺の芙美子の両親に預け、自宅に置いた遺骨のそばで泣きながらかいたな。見守ってくれよ、という気持ちでした。
 芙美子は僕と11年連れ添い、手紙書き「前期」の土台を作ってくれた。婦人雑誌の追悼手記でも「これからも、僕は手紙にしがみつき、書き続けるよ」と誓った。でも、失意のどん底。赤坂見附での個展に出す絵手紙がかけたのは、半年かけてたった31枚。これが限界でした。

《芙美子さんの死から約1年半後。芙美子さんの教え子でもある26歳の恭子さんと再婚する》
 恭子は、銀座の画廊で開いた一周忌の個展で、1週間受付を手伝ってくれた。個展の帰路に毎日、話をすると意気投合し、僕の書や絵に対する考え方をわかってくれた。聡明で、この人なら茨の道でも子連れの僕と歩いてくれると思った。新たな伴侶を迎えて気力が甦りましたね。以来40年余り。恭子は手紙書き「後期」のいわば「戦友」です。

 次回は「絵手紙文学」を紹介した「銀花」が巻き起こす波紋を。

(聞き手 元新聞記者・佐藤清孝)
 


新潟県長岡市川口地域の陶芸と自然を楽しむお茶会ツアー~「ふるさと友好都市」へ遊びに行きませんか~

新潟県長岡市川口地域の大自然の中で、穏やかな時間を過ごしませんか。
※行き帰りはバスを使用します。

日程

9月27日(水曜日)~28日(木曜日)(1泊2日)

対象

市内在住の方

定員

先着15人
※家族・グループでの参加も可

内容

  • 1日目
    特産の木沢焼き陶芸体験、ホテルサンローラ宿泊(温泉付き)
  • 2日目
    圓柳寺で自然を楽しむお茶会体験、道の駅ながおか花火館

費用

1人1万3,350円(宿泊費・食費・体験費・保険代込み)
※2~4人同室の場合、1人1万1,300円

申し込み・問い合わせ

8月18日(金曜日)(定員に達し次第受付終了)までに、地域活性課コミュニティ文化係へ。

 


中秋の富士 小池邦夫絵手紙美術館バスツアー

日程

9月29日(金曜日)午前8時~午後5時(予定)

会場

四季の杜おしの公園小池邦夫絵手紙美術館(山梨県南都留郡忍野村)、他

対象

18歳以上の市内在住・在学・在勤の方および市内絵手紙団体所属の方

定員

41人(多数抽選)
※家族・グループでの参加も可

内容

小池邦夫さんが手掛けた約300点の作品、これまでに収集した敬愛する作家の作品、全国絵手紙公募展を鑑賞。山梨名物ほうとうや忍野八海散策も満喫できます。

費用

1人3,000円(美術館入館料・昼食代・保険代込み)

申し込み・問い合わせ

8月2日(水曜日)午前9時から16日(水曜日)午後7時までに、住所・氏名・年齢・電話番号、在学・在勤・絵手紙団体所属の方はその名称を、持参・電話・ファクスまたは電子メールinfo-ecorma@bi.wakwak.comで、
「絵手紙発祥の地-狛江」実行委員会事務局(一般財団法人狛江市文化振興事業団) 電話(3430)4106・FAX(3430)4110(火曜日休館)へ。
 


8月の市民相談

相談名 開催日・時間 相談員 申し込み等
法律相談 毎週月・木曜日
午前9時~午後0時10分
弁護士 事前予約制
(相談日の2週間前から秘書広報室で受け付け)
※夜間相談は相談当日の午後4時まで受け付け。
相続相談 1日(火曜日)・15日(火曜日)
午後1時~4時10分
行政書士会調布支部
夜間相談 8日(火曜日)
午後6時~7時50分
行政相談 18日(金曜日)
午後1時~4時10分
行政相談委員 事前予約制
(1日(火曜日)から秘書広報室で受け付け。
空きがあれば当日も受け付けます)
※夜間相談は相談当日の午後4時まで受け付け。
※行政相談は16日(水曜日)午後4時まで受け付け。
※通訳を希望する方はご相談ください。
交通事故相談 15日(火曜日)
午前9時30分~正午
弁護士
土地家屋調査
測量表示登記相談
24日(木曜日)
午後1時~4時10分
土地家屋調査士会
不動産取引相談 8日(火曜日)
午後1時~4時10分
宅地建物取引業協会
登記相談 14日(月曜日)午後1時~4時10分 司法書士会調布支部
夜間相談 28日(月曜日)
午後6時~7時50分
労働相談 18日(金曜日)
午前9時~午後0時10分
社会保険労務士会
武蔵野統括支部
税務相談 10日(木曜日)午後1時~4時10分 東京税理士会武蔵府中支部
毎週木曜日
午前10時~正午
午後1時~4時
事前予約制
電話042(319)2825
人権身の上相談 17日(木曜日)
午後1時~4時
人権擁護委員 事前予約制
(市ホームページから専用フォームまたは電話で政策室へ)
女性のための
カウンセリング
2日(水曜日)・9日(水曜日)・23日(水曜日)
午前9時~正午
カウンセラー
こころの
カウンセリング
16日(水曜日)
午前9時~正午
カウンセラー
消費生活相談 月~金曜日
午前9時~正午
午後1時~4時
消費生活相談員 地域活性課へ(午後3時まで受け付け)
更生保護相談 22日(火曜日)
午前10時~正午
午後1時~3時
保護司 第一市民相談室へ
難病者相談 18日(金曜日)
午後1時~4時
難病相談員 福祉総合相談窓口へ
介護保険苦情相談 2日(水曜日)・16日(水曜日)
午後1時~4時
介護保険苦情相談員
生活困窮の相談 月~金曜日
午前8時30分~午後5時
生活困窮者自立支援相談員 福祉総合相談窓口こまYELLへ
こころの健康相談室 24日(木曜日)
午後1時30分~4時30分
精神科医師 事前予約制
(福祉相談課で受け付け)
住まい探しの相談 1日(火曜日)午前10時~正午
※次回は9月5日(火曜日)(受付中)
日本地主家主協会 事前予約制
(福祉政策課で受け付け)
ひとり親相談 月~金曜日
午前8時30分~正午
午後1時~5時
ひとり親家庭等専門相談員等 事前予約制
(子ども政策課で受け付け)
婦人相談 婦人相談員
若者相談 8日(火曜日)午前9時~正午 公認心理師等
23日(水曜日)午後2時~5時
教育相談
(電話相談)
月~金曜日
午前9時30分~午後5時15分
教育相談員へ 教育支援センター
電話(3430)1411へ
健康相談 10日(木曜日)・24日(木曜日)
午前10時~正午
保健師、栄養士 直接2階フロアーへ
年金相談 毎週月・水・金曜日
午前9時~正午
午後1時~4時
社会保険労務士 保険年金課へ
(午後3時30分まで受け付け)
シルバー人材センター入会相談 14日(月曜日)
午後1時~4時30分
狛江市シルバー人材センター
電話(3488)6735※電話予約制