小池邦夫のうちあけ話 7 絵手紙のひと

不退転 あえて大学を中退 背水の陣

《入学した東京学芸大学は単位不足で4年で卒業できず、留年する》
 この時に僕は家出騒ぎを起こします。両親の期待を裏切り、いてもたってもいられない。ふと北海道行の列車に飛び乗り、終点だった北見の周辺をさまよいました。下宿からの連絡で松山から上京した両親は泣いていましたね。親不孝でした。
 大学5年目からはアパートを借り、生活費を稼ぐために、大学の先輩の紹介で、進学塾の国語講師のアルバイトをしました。中学受験の小学5~6年生を20~30人教え、その後二つの塾を掛け持ちしました。
 大学にはほとんど行かない代わり、他の大学で「もぐり聴講」しました。法政、早稲田、中央……。各大学の生協で買った校章を襟元に付けて授業を受けました。一度もバレませんでしたよ。特に、明治は作家・船橋聖一や文芸評論家・中村光男、唐木順三ら教授陣がそろっていて魅力的でしたね。ひとかどの人物から生き方を学ぼうと必死でした。

《結局、大学8年目に2単位を残して中退する》
 このまま大学にいても書道家として一流にはなれない。卒業して教員になれば安全な道を歩むことになる。退路を断ちたかった。両親には手紙で知らせましたが、落胆して泣いている姿が目に浮かびました。
 中退後、僕が26歳の時に大学の後輩で1歳下の芙美子と結婚しました。芙美子はすでに、都立高校で書道の講師をしていました。

《親友の正岡千年さんに手紙を書き続ける一方、「わしゃあ、女房が勤めている間にこんなことをしていてええんじゃろうか」と尋ねた》
 そしたら、正岡が「お前は詐欺や泥棒をしている訳じゃない。手紙で人を元気づけている。だから、やれ」と。24歳ごろからは、俑(人や動物をかたどった古代中国の墓の副葬品)の線描画を添えた「絵入りの手紙」もかき始めていたけど、まだ僕の個性は打ち立てていなかった。
 キャッチャーは正岡1人でも、講演などで聴いた話を伝えたいと、書くことで救われた。「お前の失敗作にこそ飾らぬものが出る」。こう励ましてくれた。絵手紙のモットー「ヘタでいい、ヘタがいい」の底流になる。助言はいつも鋭く的確。正岡は僕の「羅針盤」なのです。

 次回は、季刊「銀花」の企画として6万枚の絵手紙をかく話を。
(聞き手 元新聞記者・佐藤清孝)
 


「狛江水辺の楽校」7月行事予定

ヤンマ池の路づくり清掃

日程

2日(日曜日)

内容

草刈りをしながらカメやカエルの観察をします。

講師

江成洋一さん(市民ボランティア)

オイカワの産卵床づくりと川の安全教室

日程

9日(日曜日)

内容

川に入って魚の産卵床づくりと川流れ体験を行います。

講師

中本賢さん(俳優・予定)

持ち物

川に入れる服装と着替え、履き替え靴等

湧き水池の路づくり清掃

日程

16日(日曜日)

内容

草刈りをしながら水生昆虫やトンボの観察をします。

講師

千葉清さん(市民ボランティア)

メダカ池の路づくり清掃

日程

23日(日曜日)

内容

草刈りをしながらメダカやザリガニの観察をします。

講師

遠藤悟さん(市民ボランティア)

カワセミ水路の路づくり清掃

日程

30日(日曜日)

内容

草刈りをしながらクチボソや水生昆虫の観察をします。

講師

池田龍也さん(市民ボランティア)

時間

各日午前10時~正午
※クルミ村集合(雨天中止)

持ち物

草地を歩ける服装、軍手、タオル、水筒、のこぎり、草刈り鎌等

問い合わせ

竹本 電話090(3525)8506

 


アレチウリの駆除と水辺の安全教室 ~ライフジャケットを着用して川流れを体験しよう~

日程

7月30日(日曜日)午前9時30分~11時15分
(雨天時は8月5日(土曜日)に延期)

受付

午前9時15分

集合

狛江水辺の楽校入口

対象

市内在住の小学生以上の方(小学校低学年は保護者同伴)

定員

先着30人

内容

外来植物であるアレチウリを駆除した後、ライフジャケットを着用し、川に流されそうになった場合の対処法を学びます。
※河川の状況により、内容を変更する場合あり。

講師

竹本久志さん(狛江ほたる村)

持ち物

川に入れる服装・靴(長袖・長ズボン・滑りにくい靴等。サンダル・長靴は不可)、帽子、軍手、タオル、飲み物、必要な方は着替えや履き替え靴等

申し込み・問い合わせ

7月3日(月曜日)から、環境政策課水と緑の係へ。

 


7月の市民相談

相談名 開催日・時間 相談員 申し込み等
法律相談 毎週月・木曜日
午前9時~午後0時10分
弁護士 事前予約制
(相談日の2週間前から秘書広報室で受け付け)
※夜間相談は相談当日の午後4時まで受け付け。
相続相談 4日(火曜日)・18日(火曜日)
午後1時~4時10分
行政書士会
調布支部
夜間相談 11日(火曜日)
午後6時~7時50分
行政相談 21日(金曜日)
午後1時~4時10分
行政相談委員 事前予約制
(3日(月曜日)から秘書広報室で受け付け。
空きがあれば当日も受け付けます)

 

※夜間相談は相談当日の午後4時まで受け付け。
※行政相談は19日(水曜日)午後4時まで受け付け。
※通訳を希望する方はご相談ください。
交通事故相談 18日(火曜日)
午前9時30分~正午
弁護士
土地家屋調査
測量表示登記相談
27日(木曜日)
午後1時~4時10分 
土地家屋
調査士会
不動産取引相談 11日(火曜日)
午後1時~4時10分
宅地建物
取引業協会
登記相談 10日(月曜日)
午後1時~4時10分
司法書士会
調布支部
夜間相談 24日(月曜日)
午後6時~7時50分
労働相談 21日(金曜日)
午前9時~午後0時10分
社会保険労務士会
武蔵野支部
税務相談 13日(木曜日)
午後1時~4時10分
東京税理士会
武蔵府中支部
※会場は東京税理士会武蔵府中支部
毎週木曜日
午前10時~正午
午後1時~4時
事前予約制
電話042(319)2825
人権身の上相談 20日(木曜日)
午後1時~4時
人権擁護委員 事前予約制
(市ホームページから専用フォーム
または電話で政策室へ)
女性のための
カウンセリング
5日(水曜日)・12日(水曜日)・26日(水曜日)
午前9時~正午
カウンセラー
こころの
カウンセリング
19日(水曜日)
午前9時~正午
カウンセラー
消費生活相談 月~金曜日
午前9時~正午
午後1時~4時
消費生活相談員 地域活性課へ
(午後3時まで受け付け)
更生保護相談 25日(火曜日)
午前10時~正午
午後1時~3時
保護司 第一市民相談室へ
介護保険
苦情相談
5日(水曜日)・19日(水曜日)
午後1時~4時
介護保険苦情相談員 福祉総合相談窓口へ
生活困窮の相談 月~金曜日
午前8時30分~午後5時
生活困窮者
自立支援相談員
福祉総合相談窓口
こまYELLへ
こころの
健康相談室
27日(木曜日)
午後1時30分~4時30分
精神科医師 事前予約制
(福祉相談課で受け付け)
ひとり親相談 月~金曜日
午前8時30分~正午
午後1時~5時
ひとり親家庭等専門相談員、
母子・父子自立支援員
事前予約制
(子ども政策課で受け付け)
婦人相談 婦人相談員
若者相談 11日(火曜日)
午前9時~正午
公認心理士等
26日(水曜日)
午後2時~5時
教育相談
(電話相談) 
月~金曜日
午前9時30分~午後5時15分
教育相談員 教育支援センター
電話(3430)1411へ
健康相談 13日(木曜日)・27日(木曜日)
午前10時~正午
保健師、栄養士 直接2階フロアーへ
年金相談 毎週月・水・金曜日
午前9時~正午
午後1時~4時
社会保険労務士 保険年金課へ
(午後3時30分まで受け付け)
シルバー人材センター
入会相談
10日(月曜日)
午後1時~4時30分
狛江市シルバー人材センター
電話(3488)6735※電話予約制