こまえ生きもの探検隊にご協力いただき、ありがとうございました!

令和5年6月1日~9月15日まで、市民の皆さんから市内の生きもの情報を集める「こまえ生きもの探検隊」を実施しました。
参加者は958人、寄せられた情報件数は946件でした。

結果の詳細は、令和5年度 公開データ [3826KB pdfファイル] をご覧ください。

生きもの報告数ランキング

  • 1位 昆虫類
    546件(1位 モンシロチョウ、2位 シジミチョウ(ヤマトシジミ)、3位 ショウリョウバッタ)
  • 2位 植物
    119件(2位 セイヨウタンポポ、2位 アカツメクサ、3位 アレチウリ)
  • 3位 鳥類
    118件(1位 ムクドリ、2位 ツバメ、3位 カモ(カルガモ))

参加者が見つけた貴重な生きもの(ニホンヤモリ)

ニホンヤモリは主に民家やその周辺に生息しています。都市部では個体数が多く郊外では少なくなり、日本の原生林には生息していません。昆虫やクモ、ワラジムシなどの節足動物を捕食しますが、天敵はネコなどの哺乳類、鳥類やヘビをはじめとする爬虫類になります。捕まりそうになると、尾を自切することがあります。
切れた尾は10分程度くねくねと動いたり跳ねたりして、外敵の注意を引きます。東京都のレッドデータブックで留意種に選定されています。

現時点では準絶滅危惧のレベルではないが、相対的に数が少ない種であり、容易に個体数が減少することがあり得るため、その動向に留意する必要があるもの(東京都独自のカテゴリー)。

外来種も市内で多種類発見

今回の調査で確認された外来種は8種でした。
鳥類ではガビチョウ、昆虫類ではアオマツムシ、アカボシゴマダラ、キボシカミキリ、セイヨウミツバチ、甲殻類ではアメリカザリガニ、植物ではアレチウリ、オオキンケイギクでした。
多摩川に多く生息するアレチウリは、生育速度が非常に速いつる性植物で、他の植物に覆いかぶさることで日光を遮り、弱らせたり枯らせたりします。市では、市民のご協力のもと年2回アレチウリ駆除を行っています。
外来生物問題は人間の活動によって生じたものです。外来生物による被害を予防し、生物多様性を守るために下記の3つの原則を守りましょう。

  1. 入れない
    悪影響を及ぼすかもしれない外来生物をむやみに日本に入れない
  2. 捨てない
    飼っている外来生物を野外に捨てない
  3. 拡げない
    野外にすでにいる外来生物を他の地域に拡げない

外来種とは、もともとその地域にはいない、何かのきっかけで他の地域から入ってきた生きもの。
生物多様性とは、生きものたちがお互いにつながりあい、支えあいながら生きていること。

アカミミガメ、アメリカザリガニが条件付特定外来生物に指定されました。

※詳細な規制の内容等については、「アカミミガメ、アメリカザリガニが条件付特定外来生物に指定されました」のページをご参照ください。

参加者から報告された生きものの写真

ヒルガオ アキアカネ ヒガシニホントカゲ

クサギカメムシ ハグロトンボ

過去の公開データ