相談事例

 携帯電話会社名で重要という件名のメールが届き「不正利用の恐れがあるので、IDとパスワードの変更を」と書かれていました。メール文面のURLをクリックしてサイトにアクセスし変更しました。その後携帯電話会社から「スマホゲームでの課金で9万円支払い完了」との確認メールが届きました。身に覚えがないので携帯電話会社とゲーム会社に連絡しましたが、取り消しはできないと取り合ってくれず、納得できません。

アドバイス

 携帯電話会社やクレジットカード会社をかたった偽のメールからIDやパスワードが流出して、身に覚えがない請求を受けたとの相談が入っています。これらはフィッシングメールと言われるもので、偽サイト(フィッシングサイト)に誘導して個人情報をだまし取る手口です。事例は携帯電話会社のID・パスワードを悪用し、ゲーム課金料金をキャリア決済(ネット通販等の代金と携帯電話料金をまとめて支払う方法)にしたと考えられます。本人が身に覚えがないと主張しても、本人しか知りえないID等の個人情報を入力しているとの理由で、取り消しには応じてもらえないケースもあります。今回も経緯書を提出し調査を依頼していますが、未解決です。
 実在する業者名でメールが届いても、URLを安易にクリックせず、業者の公式ホームページや問い合わせ窓口に確認するようにしましょう。
 また、キャリア決済等の新しい決済方法についても、自分の契約内容や設定を確認して、不明な点がないように、情報収集しましょう。
 心配なことがあれば、消費生活センターへ。

〔問い合わせ〕地域活性課地域振興係