狛江駅南口ロータリーにオブジェを設置しました

 狛江駅南口の活性化と新たな魅力を創出するため、狛江駅南口ロータリー内に、東京狛江ロータリークラブから寄贈を受けたオブジェを設置しました。
 オブジェの製作にあたっては、昨年度の狛江市制施行50周年記念事業の一環で、企画段階から市と東京狛江ロータリークラブと協議を重ね、検討を進めてきました。
 オブジェのデザインは、市内在住の空間デザイナーのもちきちかこさんによるもので、作品名は「こもれびの泉」と名付けられています。
 オブジェのイメージは、泉を表すガラス玉を中心に8つの輪が狛江市の成り立ちを表し、1本の樹は狛江の豊かな自然を表しています。幸せな狛江の風景がいつまでも続きますようにという願いが込められています。
 なお、夜間には照明装置によりオブジェを七色に照らし、幻想的な雰囲気を演出しています。
※ロータリー内には入らず、歩道側からご覧ください。
〔問い合わせ〕未来戦略室

 

集まれ!狛江探検隊!デジタルスタンプラリー

〔日程〕7月22日(祝日)~8月15日(日曜日)
〔時間〕午前9時~午後5時
〔内容〕狛江青年会議所が選定した市内の魅力的なスポットを楽しみながら巡るスタンプラリーを実施します。協力店舗でのさまざまな参加特典もあります。ぜひ参加して市内の魅力を再発見してみませんか。
〔参加方法〕
(1)スマートフォンで専用アプリをダウンロード
(2)ラリースポットに行き、アプリ上でスタンプを入手
(3)スタンプが8つ集まったら、アプリ上でアンケートや必要事項を入力して応募
※アプリやラリースポットは狛江青年会議所ホームページに掲載します。
〔賞品〕狛江産野菜の詰め合わせなど(多数抽選)
※当選の結果は賞品の発送をもってかえさせていただきます。
※新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、内容を変更する場合があります。詳細は狛江青年会議所ホームページをご覧ください。
〔問い合わせ〕狛江青年会議所 電子メールstrkomaejc@gmail.com

狛江青年会議所ホームページ
 

受験生チャレンジ支援貸付のご案内

 中学校3年生・高等学校3年生等の受験生がいる世帯を対象に、学習塾費用や高等学校・大学等の受験料の貸し付けを無利子で行っています(表1参照)。貸付対象となる学校へ入学した場合、申請により返済が免除されます。
※貸し付けには審査があり、初回相談後、申請される方が書類を準備するのに1カ月程かかるため早めにご相談ください。来所での相談は予約制です。
〔対象〕次のすべてに該当する方

  • 世帯の生計中心者であること
  • 世帯(父母等養育者)の総収入または合計所得金額が基準以下であること(表2・3参照)
  • 預貯金等資産の保有額が600万円以下(世帯)であること
  • 不動産所得が生じる土地・建物を所有していないこと(詳細は要相談)
  • 都内に引き続き1年以上居住(住民登録)していること
  • 生活保護受給世帯の世帯主または世帯員でないこと
  • 暴力団員が属する世帯の世帯員でないこと
  • 連帯保証人がいること(困難な場合は要相談)

※詳細はお問い合わせください。
〔問い合わせ〕狛江市社会福祉協議会 電話(3488)0294

  学習塾等受講料貸付金  受験料貸付金
表1 貸付限度額
中学校3年生  20万円(上限)
(家庭教師は対象外)
 2万7,400円(上限)
高等学校3年生等(※)  8万円(上限)

 (※)高等学校・大学等中途退学者、高等学校卒業程度認定試験合格者、定時制高等学校4年生、浪人生等の進学を目指す方も対象です。ただし、20歳未満(4月1日現在)であること。

世帯人数  2人  3人  4人 5人

表2 年間総収入基準額(給与収入の場合)
一般世帯 271万7,000円  334万3,000円  386万4,000円 441万5,000円
ひとり親世帯 301万8,000円 378万8,000円 441万5,000円 483万2,000円

※賃貸物件に住んでいる方は、月額7万円(年額84万円)を限度に、家賃支払額を給与収入から控除できる場合があります。

世帯人数 2人 3人  4人 5人
表3 年間総所得基準額(事業所得等の場合)
一般世帯 172万2,000円 216万円 255万1,000円  299万2,000円
ひとり親世帯  193万3,000円 285万円  299万2,000円  332万5,000円

※世帯人数とは、貸付対象の子どもとその父母等養育者および18歳未満(就学中の場合は除く)または就学中の子どもの人数を指します。

 


今はむかし-その327-

昭和12年 農繁期託児所

 昭和9年の狛江村の人口4,246人。戸数711戸のうち農家が370戸と全戸数の52%。田の面積も1,046反と有租地全体の22%を占め、その多くは多摩川や野川流域の低地にあって二毛作を行っていた。
 だから6月になると麦を刈り土を起こし、水を入れて、畦づくりをする。苗作りや刈り取った麦の処理もしなければならない。雨が降ると収穫した麦に芽が出てしまう。農家にとって最も忙しいのは田植時である。
 整地された水田に、縦横に揃えて苗を植えるには大勢の労力が必要だし、苗運びもしなければならない。だから田植えの日には近所同士で助け合い、親戚縁者も集まって大勢で植えていくので、小学校は休みになり、小学生も子守りなどできる限りの手伝いをする。そこで始まったのが農繁期託児所である。
 農繁期託児所は昭和9年から始まったというが、12年の記録があるので眺めてみよう。
 昭和12年4月、農繁期託児所保母指導講習会が5日間、玉翠園で開かれた。参加資格は女性教員、女子青年団員、婦人会員、17歳以上の篤志婦人。案内状には「寝具・食器あり。ノート・鉛筆・手技用ハサミ、遊戯用草履か運動靴、エプロン持参のこと」とあって、講習会では「起床、洗面、掃除、整頓、朝礼、体操、救急法、音楽、遊戯、手技、保育上の諸問題、入浴、就寝」を行うとある。指導内容の事前学習である。
 5月には東京都の講習会に参加。6月になるといよいよ会場準備である。「11日から26日までの16日間参加願いたい」と、それまで準備をしてきた人に通知が届く。また、「9日午前9時までに学校に来るように」とのこと。狛江小学校長吉岡順助氏からの通知である。
 期間中どんなことをしたのか。日課表によると、「食事の仕方、返事の仕方、おじぎの仕方、手の洗い方、お行儀くらべ。お話、唱歌(ハトポッポ、むすんでひらいて、おにさんこちら、ホタル、チューリップ、夕焼け小焼けなど)、絵本観察、室内遊び(遊戯、折り紙、ママゴト、手ぬぐい落とし)。外遊び(砂場では目に入らないようにとの注意、花壇まわり、野外散歩)、自由遊び、ラジオ体操など」
 最終日の2日前には向ヶ丘遊園に遠足をしている。保護者への通知には「毎日80名から100名くらい楽しく通って来ている子どもたちを楽しませるために、万事学校で責任をもって行います。保母と手伝いで10名ほど付き添います。弁当とお菓子は学校から運びます。費用は一切不要です。朝9時に狛江駅乗車出発、午後2時15分帰校します」とある。この通知は狛江村託児所主任吉岡順助名で出している。田植時は小学校長も村人とともに大忙しだった。

 井上 孝
(狛江市文化財専門委員)