安心で安全なまちづくりを目指して

 市では、市・市民・事業者等が一丸となり、安心で安全なまちづくりを進めています。
 昨年1年間の結果を踏まえ、令和3年も安心で安全なまちづくりをさらに推進していきましょう。
※各件数は、調布警察署、狛江消防署および警視庁「交通事故統計表」による数値です。
〔問い合わせ〕安心安全課

防犯

 令和2年の市内での刑法犯認知件数は308件(前年比53件減)でした。
 市では、調布警察署管内(狛江市・調布市)で被害の多い特殊詐欺防止対策として、高齢者を対象に自動通話録音機の貸与を行ったほか、防災行政無線やこまえ安心安全情報メール等を活用した啓発を行っています。
 また、町会・自治会や商店街等を対象に、犯罪抑止に効果的な防犯カメラの設置および維持管理費用に対する補助を行っています。
 防犯には地域の見守りが大変効果的です。市内に地域の目を行き届かせる取り組みとして、町会・自治会を中心とした安心安全パトロール、調布地区防犯協会狛江支部連合会の協力による、青色回転灯装備車による市内巡回(平日夜間・休日)も実施しています。
 地域の目をさらに増やすために、狛江市安心で安全なまちづくり地域協議会と協働で見守りマークを作成し、各種イベント等で配布しています。見守り協定を締結している事業者にはマーク入りステッカーを車両に貼って、業務の際に見守り活動をしていただいています。マークを見掛けたら互いにあいさつをする、周囲に気を配るなど、取り組みにご協力ください。

消防

 昨年の市内での火災発生件数は7件で、おととし記録した最少火災件数19件を更新(12件減)しました。一部焼損が生じた火災はあったものの、延焼するような大きな火災に至ったケースはありませんでした。
 7件のうち5件が住宅(共同住宅含む)からの火災で、主な出火原因は、ガス機器、電気器具、たばこなどとなっています。

ガスこんろ火災に注意

 昨年の東京消防庁管内での住宅火災は1,550件(前年比7件増)で、特にガスこんろに起因する火災が384件で前年より63件増加しました。これは、昨年4月に新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言が発令され、自宅での勤務や外出自粛により自宅で調理する機会が増えたためと推測されます。引き続き、ガスこんろなどの調理器具の取り扱いに注意してください。

交通安全

 昨年の市内での交通事故発生件数は、77件(前年比22件減)で、内訳は死亡0件、重傷2件、軽傷75件でした。自転車での事故が49件(前年比7件減)起きています。交通ルールを守った安全運転を心掛けるとともに、定期的に自転車の点検整備を行いましょう。

被害に遭わないために

特殊詐欺

 昨年の市内での特殊詐欺被害件数は27件、合計約4,040万円の被害が発生しました。27件中21件は還付金詐欺被害で、特殊詐欺被害件数全体の約78%を占めています。
 還付金詐欺とは、市役所などの公的機関の職員をかたり、「医療費(または年金)の還付金(払い戻し)があります」「お金が戻ってきます」「今日中にATMで手続きをすれば間に合います」などと言ってATMに誘導し、携帯電話で指示をしながら被害者にATMを操作させ、犯人側の口座に現金を振り込ませる手口です。
 特殊詐欺は年々手口が巧妙になっています。詐欺犯人は市役所の職員や警察官などの公的機関を名乗る場合や、家族や親族の名前等を知っている場合もあります。被害防止のため、通話の前に相手方に警告が流れる自動通話録音機を自宅の固定電話に取り付ける、または在宅中でも常に留守番電話にするなどの対策をし、犯人と直接会話をしないようにしましょう。
 不審な電話があったら、ひとりで悩まず警察に相談しましょう。お金の話が出たら、必ず身近な人や警察に相談するように心掛けましょう。

侵入盗

 侵入盗は昨年には市内で7件発生しています。家の中に人がいるときやマンションの高層階でも被害に遭うことがあります。玄関や2階以上の部屋の窓も含め、しっかりと施錠しましょう。また、犯人は顔を覚えられることを嫌うので、普段から近隣の方とあいさつをするなど地域のつながりで防犯力を向上させましょう。

自転車盗

 自転車盗は昨年には市内で112件発生しており、市内の刑法犯認知件数の約36%を占めています。買い物等のわずかな時間でも絶対に路上に放置せず、駐輪場に止め、必ず鍵を掛けましょう。元々ついている鍵にプラスして二重に鍵をつける、ツーロックも有効です。
 また、住宅敷地内からの盗難被害も発生しています。複数の鍵を掛ける、持ち去りやすい場所に自転車を置かない、といった工夫で自転車の盗難を防ぎましょう。

  侵入盗 ひったくり 特殊詐欺 車上荒らし 自転車盗 バイク盗 合計
■令和2年 狛江市内の主要犯罪発生件数
合計 7 (18) 0 (0) 27 (28) 6 (5) 112 (129) 2 (5) 154 (185)
前年比 △11 0 △1 △17 △3 △31

※(  )内は平成31年・令和元年の件数