市は、平成24年11月に平成25年度から平成31(令和元)年度までを計画期間とする狛江市公共施設整備計画を策定しました。
 計画では、個別施設の整備計画の内容、規模、時期、費用等を見直し、効率的かつ効果的な公共サービスの提供に向けて実効性のある整備プログラムとしました。この計画の中で狛江市民センター(以下「市民センター」という。)については、限られたスペースの中で部屋の配置等を検討し平成27年度に耐震改修を含めた改修工事を行うこととしました。
 その後、「3 これまでの経過」にあるとおり、教育委員会において検討委員会を設置し改修案を検討したものの計画を凍結し、「市民センターを考える市民の会(以下「市民の会」という。)」発足および「狛江市民センター(中央公民館・中央図書館)増改築に関する市民提案書」の提出を受け、市において提案書をもとに改築・増築等のパターン毎に整備費用や将来必要な費用を明らかにして実現可能性の調査を実施し、令和2年2月に広く市民の意見を伺うために市民アンケートを実施しました。

 市民センターは、老朽化が激しく、これまで根本的な改修を行っていないため、早急な対応が必要となっていますが、その一方で充実を求める声もあります。市はこれまでの経過を踏まえ、市民の会の提案のほか広く市民の意見も参考にするとともに、市の財政状況および今後の財政見通しのほか、人生100年時代を見据えて、市民センターだけではなく、市全体の施設利用の観点を踏まえた、市民センターの改修等に向けた基本方針をまとめました。