平成31年度市民協働事業提案制度の結果(令和2年度に行う協働事業)
平成31年度市民協働事業提案制度審査の結果、令和2年度に市と協働で行う事業が選ばれました。
平成31年度市民協働事業提案制度について、市民提案型市民協働事業の公開プレゼンテーション・審査会を令和元年7月27日に開催しました。当日は、狛江市市民参加と市民協働に関する審議会委員が審査委員を務め、審査状況は8月23日に開催された第3回狛江市市民参加と市民協働に関する審議会に報告・審議されました。審議会における審議結果を踏まえ、市において令和2年度協働事業を決定しました。なお、行政提案型市民協働事業につきましては、該当事業はありませんでした。
提案事業:審議の結果
●市民提案型市民協働事業 4件
事業名 | 提案団体(事業実施団体) | 担当部署 | 審議会の結論 | 市の判断 |
---|---|---|---|---|
狛江市における乳がんの早期発見・早期治療を広め、乳がん検診率向上を目的とする事業 | 狛江市乳がん患者会 | 健康推進課 | 本事業については、乳がんの検診率の向上、予防を目的とした事業であり、患者会の方との協働による事業として大変意味があり、公益性も高いものと感じる。事業内容については、患者会という強みを活かせる相談の機会の設定や、野菜ジュースに特化せず、市の野菜の活用等広く検討していただきたい。 団体の能力については、会員数が少ないと感じる部分があるが、賛同者等を増やすことにより団体力を上げるとともに、医療関係者、農業関係者等の協力者を巻き込みながら進めていくことを期待する。 |
実施にあたっては課題があるため、事業内容の見直しを行うことを条件に、市と協働で実施する団体として決定いたします。 |
東京オリンピック・パラリンピック本番の年にバリアフリー着物を通じた日本伝統文化伝承とパラリンピック応援にチャレンジ | 元気なパラリンピック応援団 in こまえ | 政策室 | 本事業については、東京パラリンピックに絡めて、着物という日本伝統文化を伝承するという視点等は素晴らしいと感じる。しかしながら、今回の提案の目玉となる「パラリンピック観戦ツアー」については、大会主催者(受け入れ側)等の意向や方針に大きく左右されるため、席やバスの確保等未定な部分が多く、実現性に疑問が残る。また、公益性の観点から、バリアフリー意識の向上や、パラスポーツ観戦を通して、障がい者の余暇や社会参加に繋げるという趣旨であると思うので、広く、公正に実践して頂きたい。 実施能力については、団体の実績も多く、サポーターも増加していることから高いと感じるとともに、日本伝統文化の伝承という点では、団体での活動により発展性が期待できる。 |
協働事業として課題があるため、採択に至りませんでした。 |
東京五輪7人制ラグビーパブリックビューイングとウォーキングタグラグビーで婚活 | 狛江市ラグビーフットボール協会 | 政策室 | 本団体は、多くの実績を残していることからも、事業を独自に実施する能力を十分備えている。また、本事業については、今年度のワールドカップに続き、東京オリンピックに合わせ、パブリックビューイングを実施することで、ラグビーを幅広い世代に普及したいという趣旨は理解できる。しかしながら、提案事業にある「婚活」については、ラグビーとの関連性が結びつかず、唐突な感じがする。大人向けのラグビー普及という点からは婚活を絡める必要性は薄く、他にやり方があるように感じる。 パブリックビューイングについては、今年度のワールドカップでの実績が見えないので、実績を踏まえ再検討をお願いしたいが、収支予算において、謝礼金が高い一方、参加費を徴収しない予定となっているなど、市の予算を要望予定である点からも精査が必要である。 発展性については、大会を通しての子どもたちへの普及、運動不足解消への寄与が期待できるウォーキングタグラグビーの普及等によりラグビーを広めることは期待できると感じる。この事業を通じて、子どもの親たちにもラグビーの楽しさを知ってもらうことや、高齢者等大人も対象にすることで、大人に向けた普及にも繋がると感じる。 |
協働事業として課題があるため、採択に至りませんでした。 |
新しい時代の『参加型 防災セミナー』アレルギー防災編 | こまえ親子防災部 | 安心安全課 | 本事業については、防災という重要なテーマにおける避難所の安全性、アレルギー問題等防災意識を高めることを目的としており、市も取組むべき内容であることから、市との協働による事業実施は有効であると考える。提案内容であるアレルギーマーク缶バッチの作成については、デリケートな問題も多く、配布後の活用方法といった課題もあり、缶バッチに限らず効果的な方法を改めて検討して頂きたい。また、防犯ブザーの配布による避難所の安全確保という点については、もう少し広い視点から、より安全な方法を市と協働することにより検討していただきたい。 まだ発足して間もない団体ではあるが、多くの可能性があると感じられることから、他の団体、関係機関との連携により、発展することを期待する一方で、今後どのような展開を目指しているのかという点を明確にして活動を進めていただきたい。 |
実施にあたっては課題があるため、事業内容の見直しを行うことを条件に、市と協働で実施する団体として決定いたします。 |
登録日: 2018年1月11日 /
更新日: 2020年4月8日