ごみで火の車!?

 「ごみで火の車!?」と見ると、ごみが多くて家計が苦しいなどと思うかもしれませんが、ごみ収集車が火災にあって、本当の火の車になるという事件が起きるのです。

 燃えている車両(イラスト)

 平成27年5月26日火曜日午前9時40分ごろ、岩戸北3丁目付近でごみを収集している最中にごみ収集車が燃えました。

 燃えた車両  消化の風景

 

燃えた内容物 選別された発火物 

 

ごみ収集車がなぜ燃える?

 一般家庭ごみを収集する収集車には、なるべく多くのごみを積載するために、回転板などで体積が大きいごみを圧縮しながら荷台に詰め込む仕組み「強力な圧縮機能」があります。

  ごみ収集車の仕組み

可燃性ガスが残ったままのボンベやライターがごみに混じっていると、それらが収集車で圧縮される際に破損し、ガスが漏れて回転板の駆動時に飛び散る火花で引火したり、回転板の圧力や回転によって点火装置が働いたりと、火災を引き起こす原因になります。 ライター・スプレー・卓上ガスボンベ等が原因で発火するごみ収集車(イラスト)

 

つまり、ごみで出される

 

  • 中身の残った使い捨てライター 
  • 可燃性ガスの残った卓上ガスボンベやスプレー缶
  • 自動発火装置付の灯油ストーブや電化製品
    などが火災の原因なのです。

ごみ収集車は高級車!!

 ごみ収集車は1台で約700万円もする特殊車両です。
 家庭ごみの収集は委託業者が行っていますが、皆さんの税金から費用の支払いをしています。たったひとつの使い捨てライターやガスボンベ、電池の抜き忘れによって、皆さんの大切な税金を無駄にすることになりかねません。

 

大惨事になることも!!

 想像してみてください。もし、住宅密集地や人通りの多い地域、学校の通学路などで車両火災が起きて火のついた車が走り回れば、大惨事になる可能性があることを・・・・・・。  発火していることを気付かずに、児童の近くを走るごみ収集車(イラスト)

 

 ごみ収集作業員が、収集時に袋越しに見える位置にライターなどがあれば、注意を促す紙を貼るなどの対応ができますが、全てのごみの中まで確認はできません。ですから、適切な分別とごみの出し方にご協力をお願いします。

ごみの分別(ぶんべつ)は 
みなさんの分別(ふんべつ)にかかっています!!

ご協力をお願いします。