令和4年度上半期の財政状況

 市の財政の実態を広く正しく理解していただくため、年2回(6月・12月)財政状況を公表しています。
 今回は、令和4年度上半期(9月30日現在)の執行状況についてお知らせします。

 令和4年度一般会計の当初予算額は313億2,000万円でした。その後、2回の補正により35億833万9千円を増額して、繰越事業分の12億7,930万4千円を含めた予算現額は361億764万3千円となっています。
 収入済額は177億2,729万6千円で、予算現額に対し49.1%の収入率となっています。
 支出済額は141億6,157万2千円で、予算現額に対し39.2%の執行率になっています。
 なお、一般会計予算、各特別会計予算および下水道事業会計予算の執行状況は下表の通りです。

表1 一般会計予算および特別会計予算の執行状況(9月30日現在)

区分 歳入・歳出予算現額 収入済額 支出済額 収入率
(%)
執行率
(%)
会計 当初予算 補正額 繰越分 合計

一般会計

313億2,000万円

35億833万9千円

12億7,930万4千円

361億764万3千円

177億2,729万6千円

141億6,157万2千円

49.1

39.2

特別会計合計

176億2,229万9千円

3億331万1千円

0円

179億2,561万円

79億6,320万4千円

67億1,109万7千円

44.4

37.4

国民健康保険
特別会計

79億4,013万6千円

9,586万4千円

0円

80億3,600万円

33億7,588万5千円

28億6,007万6千円

42.0

35.6

後期高齢者医療
特別会計

22億4,831万8千円

233万9千円

0円

22億5,065万7千円

10億1,814万3千円

7億3,356万6千円

45.2

32.6

介護保険
特別会計

71億3,039万7千円

2億110万8千円

0円

73億3,150万5千円

35億5,641万8千円

28億5,825万6千円

48.5

39.0

駐車場事業
特別会計

3億344万8千円

400万円

0円

3億744万8千円

1,275万8千円

2億5,919万9千円

4.1

84.3

合計

489億4,229万9千円

38億1,165万円

12億7,930万4千円

540億3,325万3千円

256億9,050万円

208億7,266万9千円

47.5

38.6

表2 公営企業会計予算の執行状況(9月30日現在)

下水道
事業会計
区分 収入 支出
予算現額 執行額 執行率(%) 予算現額 執行額 執行率(%)

収益的収支

15億882万7千円

5億9,309万3千円

39.3

13億7,573万9千円

2億8,554万5千円

20.8

資本的収支

4億9,914万5千円

8,638万9千円

17.3

6億5,897万9千円

1億8,945万8千円

28.8

問い合わせ

  • 一般会計予算、各特別会計予算について
    財政課
  • 下水道事業会計について
    下水道課

 

中期財政計画(令和4年度ローリング版)を策定しました

 中期財政計画は、財政の健全性を確保するとともに、財政運営等の目標・指針とするために策定したものです。計画期間は3カ年ですが、策定後の状況の変化に対応するため、毎年度見直しを行い、計画期間を1年延伸することとしています。令和3年度決算等の結果を踏まえて見直しを行い、令和5年度から令和7年度までを計画期間とする中期財政計画(令和4年度ローリング版)を策定しました。
 「中期財政計画(令和4年度ローリング版)」は、財政課窓口で1部20円で頒布している他、市ホームページからもご覧になれます。

今後3カ年の財政見通し

 令和5年度から令和7年度までの財政見通しは、市税収入は微増としていますが、原油価格の高騰や原材料・資材価格の上昇等により、景気の見通しは不透明感が増しています。高齢化の進展や新型コロナウイルス感染症の影響等による社会保障費の増、物価の高騰等による物件費の増、小・中学校、市民センター等の大規模改修や新図書館の整備等による投資的経費の増加により、3年間で累計8億4,900万円の収支不足が見込まれます。この収支不足を解消するためには、各事業において見直しを行い、歳出を抑制しなければなりません。

財政規律(基準)と令和3年度の結果

 規律ある財政運営を行うため、3つの財政規律(基準)を設定しています。令和3年度は、設定した3つの財政規律(基準)に基づいた財政運営を行っています。

(1)決算剰余金の2分の1以上を積み立て

 一般会計決算の実質収支額の2分の1以上を翌年度までに基金に積み立てるよう努めます。

令和2年度実質収支×2分の1

7億9,481万1千円

令和3年度基金積立額合計

10億5,505万8千円

財政調整基金等への積み立てで、実質収支額(決算剰余金)の2分の1以上の積み立てを行っています。
(2)連結負債残高を維持

 連結ベースでの負債残高について、前年度数値を上回らないように努めます。

令和2年度連結負債残高

271億7,375万9千円

令和3年度連結負債残高

265億9,204万2千円

財政調整基金等への積み立てで、実質収支額(決算剰余金)の2分の1以上の積み立てを行っています。

市債の借入額を元金償還額以内に抑制したこと等により、前年度比で5億8,171万7千円(2.1%)減少しました。

※連結ベースでの負債とは、一般会計、特別会計および一部事務組合等の負債を合計したものとします。

(3)市債発行額(事業債・臨時財政対策債)の基準

 事業債発行額は3カ年平均で8億円以内にするとともに、臨時財政対策債は発行の抑制に努め、各年度の市債発行額は元金償還額以内とするように努めます。

事業債 発行額 3カ年平均

6億826万7千円

平成31年度

7億6,210万円

令和2年度

4億7,160万円

令和3年度

5億9,110万円

元金償還額

7億540万円

事業債は、3カ年平均で8億円以内の発行となっています。

臨時財政対策債 発行額

5億円

発行可能額

15億2,292万4千円

臨時財政対策債は、発行可能額から10億2,292万4千円減額し、発行抑制に努めました。

市債 発行額

10億9,110万円

元金償還額

16億1,425万4千円

事業債・臨時財政対策債等を合わせた市債発行額は、市債元金償還額以内となっています。

※臨時財政対策債は、普通交付税の算定を通して自治体ごとに発行可能額が決められ、発行可能額以内であれば、財政状況に応じて発行額を独自に決めることができます。なお、令和3年度は、臨時財政対策債償還基金費として、4億1,728万1千円が普通交付税で追加交付されています。

問い合わせ

財政課