熱中症にご注意ください(1295号4面)
熱中症は、室温や気温が高い中で体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなるもので、けいれんや意識の異常など、さまざまな症状を引き起こします。また、症状が重くなると命に危険が及びます。
新型コロナウイルス感染症対策でマスクを着けて過ごすことが多くなると思いますが、体内に熱がこもりやすくなるため、今年はより一層注意が必要です。
熱中症になりやすい人
体調不良の人、高齢者、小児、肥満の人、普段から運動をしていない人など
症状
体温上昇、目まい、体のだるさ、こむら返り、大量の発汗、失神、けいれん、意識の異常等
対処方法
- 風通しのいい日陰や冷房が利いている室内など、涼しい場所に移る。
- 衣服を緩め、うちわをあおいだり、扇風機にあたることで、体を冷やし、熱を放散させる。
- 水分・塩分を補給する。
※自分で水を飲めない、意識がない、けいれん等の症状がみられる方がいた場合は、すぐに救急車等で病院に運んでください。
熱中症の予防法
- 暑さを避ける 日陰を選んで歩いたり、日傘を差したり帽子をかぶる。
- 服装を工夫する 汗を吸収してくれる吸水性に優れた素材の服や下着を着る。
- 水分を補給する 水筒を持って外出するなどし、喉が渇く前に水分を補給する。
※特にマスクをしていると喉の渇きに気付きにくくなるため、例年以上に意識して水分を摂取するようにしましょう。 - 無理な節電をしない 適度に扇風機やエアコンを使用する。
- 暑くなり始めや急に暑くなる日、熱帯夜の翌日に特に気を付ける 体が暑さに慣れ、上手に発汗できるようになるためには時間が必要です。
- 体調の悪いときは安静にする 暑熱環境下では、健康な人でも熱中症になることがあるため、特に体調不良の人は、体調が回復するまで安静にする。
- 暑い場所での作業や運動に注意する 小まめに人を交代させ、一人ひとりがなるべく短時間で済むようお互い配慮する。
※「熱中症予防スポット」は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、設置を見合わせます。
〔問い合わせ〕健康推進課(あいとぴあセンター) 電話(3488)1181
登録日: 2020年3月27日 /
更新日: 2020年3月27日