令和6年度決算の概要

 狛江市の令和6年度一般会計の決算は、歳入総額379億3,811万6千円、歳出総額364億1,985万4千円、歳入歳出差引額15億1,826万2千円となり、そのうち、翌年度への繰越財源が3億5,246万1千円、実質収支は11億6,580万1千円の黒字となりました。

 歳入については、定額減税の影響で、過去最大を更新してきた市税が減となりましたが、普通交付税や各種交付金が大きく増となったため、経常一般財源として、過去最大となりました。

 歳出については、物価高に伴う市民生活支援として、新たな経済に向けた、低所得者支援及び定額減税補足給付金や、中小企業者緊急対策応援事業の実施、市立小・中学校の給食費無償化を通年化しました。また、子育てしやすいまちづくりとして、学童クラブの待機児対策では、猪方学童保育所の増築や和泉小学校学童クラブの新築により、定員を拡大しており、放課後の居場所の確保として、緑野小学校放課後子ども教室の新築工事に着手し、令和7年8月から供用を開始しました。安心で安全なまちとして、防災カタログギフト事業を実施し、防災に対する意識の醸成や対策の強化を図り、ゼロカーボンシティの推進として、3D都市モデルを活用した、太陽光発電設備の設置ポテンシャル分析を行いました。DXの推進では、基幹20業務の標準化とガバメントクラウドへの円滑な移行に向けて、基盤となる環境を構築・整備しました。まちのにぎわい創出として、狛江駅周辺を快適な空間とするための、歩行者利便増進道路制度 通称ほこみちの道路整備工事が完了し、駅前ステージなどの利活用が始まったほか、市民センターの大規模改修にも着手し、令和7年11月に供用開始を予定しています。

令和6年度財政のあらまし

令和6年度決算の概要を紹介します。