令和5年度決算の概要

 狛江市の令和5年度一般会計の決算は、歳入総額364億7,712万7千円、歳出総額344億8,974万円、歳入歳出差引額19億8,738万7千円となり、そのうち、翌年度への繰越財源が2億109万7千円、実質収支は17億8,629万円の黒字となりました。

 歳入については、市税が、これまで過去最大だった前年度を超え、過去最大を更新したほか、普通交付税や各種交付金も伸びたため、経常一般財源としても過去最大となりました。

 歳出については、物価高騰に伴う市民生活支援として、住民税非課税世帯向け、子育て世帯向けなどの給付金や事業者向けの支援金など、各種支援を実施したほか、新たな経済に向けた、給付金・定額減税一体措置に関連した低所得者の子育て世帯への給付を実施しました。

 また、市立小・中学校給食の食材料費高騰分への支援に加え、3学期分の給食費を無償化しました。学童クラブの待機児対策では、猪方こどもクラブの新規開設や和泉小学校放課後クラブの定員を拡大しています。先に発生した、安心で安全なまちを揺るがす強盗殺人事件に対しては、新たな補助制度を創設し、防犯対策の強化を図りました。ゼロカーボンシティの推進として、プラスチック類ごみをリサイクルするための分別収集を令和5年4月から開始し、DXの推進では、公開型・統合型GIS(地理情報システム)を導入し、各部署が扱っている都市計画図などの地理情報を一元化し、ホームページで公開することで、事業者や市民の皆様の利便性の向上を図りました。

 まちのにぎわいの創出としては、狛江駅周辺を快適な空間とするため、ほこみちを導入し、地域まちづくり法人となる「(一社)狛江まちみらいラボ」を設立いたしました。

 コロナ禍からの社会正常化に向けた大きな節目の年となりましたが、物価高騰対策、子育て支援の充実、脱炭素やDXの推進、まちのにぎわいの創出を図ることができました。 

令和5年度財政のあらまし

令和5年度決算の概要を紹介します。