令和5年11月15日号5面(1378号)
個人情報および特定個人情報保護制度~令和4年度の運用状況~
狛江市個人情報の保護に関する法律施行条例および狛江市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律施行条例は、市が保有する個人情報または特定個人情報についての取り扱いのルールを定めるとともに、皆さんが自己の個人情報または特定個人情報について、開示・訂正等を求める権利を保障しています。
ここでは、狛江市個人情報の保護に関する法律施行規則第10条、狛江市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律施行規則第9条の規定により、市の個人情報および特定個人情報の運用状況をお知らせします。
1 保有個人情報に関する開示請求等
令和4年度は、26件の保有個人情報の開示請求がありました。これらに対し、全部を開示したものが20件、一部を開示したものが1件、非開示にしたものが5件でした。
2 保有特定個人情報に関する開示請求等
令和4年度は、保有特定個人情報の開示請求等は0件でした。
3 狛江市個人情報保護審議会
令和4年度は2回開催し、5件の諮問事項に対し審議の上、市長に答申しました。
いずれの場合にも、慎重な審議を行った上、個人情報の適切な取り扱いと適正な管理を徹底させることを条件に目的外利用、外部提供等を承認しました(表1参照)。
狛江市個人情報保護審議会諮問事項(表1)
担当課 | 諮問事項 |
---|---|
政策室 |
|
福祉政策課 |
(仮称)こまほっとみんなの家事業の実施に伴う電子計算機処理による記録項目の設定について |
高齢障がい課 |
令和4年度狛江市高齢者物価高騰対策給付金の給付事業の実施に伴う保有個人情報の目的外利用、外部提供、目的外利用および外部提供に伴う通知の要否並びに電子計算機処理による記録項目の設定について |
子ども政策課 |
狛江市家事支援用品購入助成事業の対象者抽出に伴う目的外利用および目的外利用に係る通知の要否について |
4 個人情報取扱事務・特定個人情報取扱事務
新規の個人情報取扱事務は1件です(表2参照)。
個人情報取扱事務(表2)
担当課 | 届出件数 | 個人情報を取り扱う事務の名称 |
---|---|---|
福祉政策課 |
1 |
多世代・多機能型交流拠点事業に係る事務 |
個人情報に関する相談窓口
市役所へのご相談は
- 市の個人情報保護制度については政策室政策法制担当へ。
- 事業者に個人情報を不正に利用された等でお困りのときは狛江市消費生活センター(毎週月~金曜日、午前9時~正午・午後1時~3時)へ。
東京都へのご相談は
- 東京都総務局情報公開課 電話(5388)3160
- 東京都消費生活総合センター 電話(3235)1155
(新宿区神楽河岸1-1セントラルプラザ15~17階)
個人情報保護法の解釈や個人情報保護制度についての一般的な質問に関して
- 個人情報保護委員会 個人情報保護法相談ダイヤル 電話(6457)9849
特定個人情報等のマイナンバーに関する総合窓口
マイナンバー制度に関して
- デジタル庁マイナンバー総合フリーダイヤル 0120(95)0178
問い合わせ
政策室政策法制担当
情報公開制度~令和4年度情報公開の実施状況~
狛江市情報公開条例第25条第1項の規定により、情報公開制度の実施状況を毎年公表しています。
決定内容別請求件数
令和4年度の決定内容別請求件数と過去4年間の実績は、次の通りです。
平成30年度 | 31年度 | 令和2年度 | 3年度 | 4年度 | |
---|---|---|---|---|---|
全部公開 |
140件 |
92件 |
75件 |
76件 |
76件(42.7%) |
一部公開 |
78件 |
53件 |
48件 |
35件 |
68件(38.2%) |
その他 |
16件 |
23件 |
16件 |
11件 |
34件(19.1%) |
合計 |
234件 |
168件 |
139件 |
122件 |
178件(100%) |
公開方法別件数
令和4年度の公開方法別件数と過去4年間の実績は、次の通りです。
平成30年度 | 31年度 | 令和2年度 | 3年度 | 4年度 | |
---|---|---|---|---|---|
写しの交付 |
168件 |
164件 |
127件 |
93件 |
150件(84.3%) |
閲覧 |
0件 |
0件 |
0件 |
0件 |
0件(0%) |
視聴 |
0件 |
0件 |
0件 |
0件 |
0件(0%) |
ホームページ |
7件 |
4件 |
1件 |
29件 |
28件(15.7%) |
合計 |
234件 |
168件 |
139件 |
122件 |
178件(100%) |
公開請求を受けた主な文書
令和4年度に公開請求を受けた主な文書の内容と件数は、次の通りです。
内容 | 件数 |
---|---|
排水施設計画確認申請書 |
25 |
定例会資料 |
14 |
|
6 |
問い合わせ
政策室政策法制担当
今はむかし(その354)
児童の減少と小学校の併合
学校の統廃合とは地域全体(学区域全体)の大きな問題である。学校名がなくなるだけでない。在校生、卒業生、保護者や地域に関わりのある多くの人が思い出のすべてを失う。それだけ大きな問題を抱えている。だから多くの場合地域の住人による協議会を設置し、地域の状況を取り入れながらさまざまな場面で対応しようというのである。
狛江の児童数は昭和53年を最高に年を経るごとに減少し、平成13年に狛江第四小学校と狛江第八小学校を併合することになり和泉小学校が設立された。
校名は、旧四小、旧八小の児童、保護者、一般市民から募集し273人の応募から95の校名が候補に上がったが、1番多かった「和泉小学校」を統合協議会が取り上げ、地域の方々と協議して決めた。
校章は、二つの学校の思い出を末永く残そうと、多摩川のほとりにある草木の若芽が成長して大樹となり、12個の実(四小+八小)を結ぶ。児童が良い環境のもとで成長して、将来たくさんの実を結ぶことを表わすことにした。
校歌も地域の方々から寄せていただいた「好きな言葉」を加味しながら和泉小学校の校名を加えて作詞した。和泉小学校の学区域には「万葉歌碑」をはじめ、たくさんの史跡・遺跡があるのでそれらも取り入れられた。
平成17年には狛江第二小学校と狛江第七小学校が併合して緑野小学校ができた。
校名は、児童や保護者、一般市民から募集したら「緑」や「野」を使った言葉が多かったので「緑野」にした。新校舎がケヤキや桜、旧二小のシンボルの木ヒマラヤスギ、旧七小から移植したシンボルの木「エノキ」など緑に恵まれていること。学区域に前原公園、のびのび公園、野川緑地公園など自然が豊かであることから緑野小学校と名付けられた。
校章は児童や保護者、市民の意見の中で「統合する」というイメージがかなりあったので、みんなの意見をデザイン化して決められた。
「緑」のへんの部分は杉の木を、つくりの部分はエノキを表現している。また、2個のだいだい色の円形は二小を表わし、7個の青いひし形は七小を表わしている。新校舎の壁面には大きくカラーで校章が張り付けられている。
井上 孝(元狛江市文化財専門委員)