令和4年10月15日号5面(1352号)
「おしチャリ」キャンペーン
10月22日(土曜日)~30日(日曜日)~狛江駅前は自転車は降りて、押し歩きしましょう~
駅前放置自転車クリーンキャンペーンの実施に合わせて、狛江駅周辺において「おしチャリ」キャンペーンを実施します。
歩行者・自転車ともに通行量が多い狛江駅周辺では、自転車を降りて押して歩く「おしチャリ」が安全です。
快適で歩きやすい道路空間づくりを目指し、キャンペーン期間中、「おしチャリ」の徹底を目的に看板等を設置します。自転車を利用の皆さんのご協力をお願いします。
問い合わせ
未来戦略室
消費生活センターから 179
フィッシング詐欺にご注意ください!
相談事例
通販サイトから「あなたのアカウントがリセットされようとしています。情報を入力し直してください」とメールが届きました。慌てて、メールに記載されたURLにアクセスしました。クレジットカード情報を求められた箇所で、不審に思い入力をやめ、発信者のメールアドレスを確認したところ、通販サイトのものではありませんでした。どうしたらよいでしょうか。
アドバイス
フィッシングとは、実在する事業者に成り済まして詐欺メールを送り、アカウント情報(ユーザーID・パスワード等)を盗み取る詐欺の手口です。メールのURLにアクセスすると、本物そっくりの偽サイトへ誘導され、本人確認のためにと個人情報を入力させられます。大手通販サイトの他、携帯電話会社、クレジット会社、金融機関、宅配便業者等をかたる例が報告されています。クレジットカード情報を入力するとカードの不正利用の危険性が生じます。詐取した携帯電話会社のID・パスワードを使ってキャリア決済(携帯電話の月額料金とネット通販等の商品代金を合わせて支払う決済サービス)で利用限度額いっぱいまで不正利用された例もあります。「緊急」「重要」等の表現が使われていても、メールのURLにはアクセスせず、公開されている差出人の問い合わせ窓口に確認し、個人情報は安易に入力しないことが大切です。
事例では、不正アクセスを防ぐため、今後サイトに登録する際には、ログイン時にパスワードとセキュリティコードの両方を入力する二段階認証で登録するよう助言しました。
心配なことがあれば、消費生活センターへ。
問い合わせ
地域活性課地域振興係
健康と衛生
教室
高次脳機能障がい相談茶話会「トーク&トーク」
日程
10月30日(日曜日)午前10時~正午
受付
午前11時まで
会場
防災センター4階会議室
対象
高次脳機能障がい当事者、家族、支援者等
講師
東京慈恵会医科大学附属第三病院リハビリテーション科医師、スタッフ
申し込み・問い合わせ
福祉相談課相談支援係へ。
あいとぴあ地域包括支援センター「グッドさんの健康体操」
日程
11月4日(金曜日)午後2時~3時
定員
15人(多数抽選)
講師
川上茉利恵さん(理学療法士)
持ち物
飲み物、タオル
会場・申し込み・問い合わせ
10月17日(月曜日)から21日(金曜日)までに、あいとぴあ地域包括支援センター 電話(5438)3565へ。
介護されているご家族のおしゃべり会「グループホームってどんなところ?」
日程
11月18日(金曜日)午後1時30分~3時30分
会場
共生の家多麻
対象
介護をされている方、介護をしていた方
定員
10人程度(リモートでの参加も可能です)
講師
菊地克夫さん(グループホームわらくホーム長)
申し込み・問い合わせ
地域包括支援センターこまえ苑 電話(3489)2422へ。
肝臓病教室「知っておきたい!糖尿病と肝臓病の関係」
日程
11月1日(火曜日)午後2時30分~4時
会場
武蔵野赤十字病院またはオンライン(ビデオ会議アプリ「Zoom」を使用)
定員
先着20人(武蔵野赤十字病院)
講師
富野祐希さん(内分泌代謝科医師)、森裕司さん(管理栄養士)
申し込み・問い合わせ
武蔵野赤十字病院肝疾患相談センター 電話0422(32)3135(土・日曜日、祝日を除く午前9時30分~午後4時)または肝疾患相談センターホームページへ。
お知らせ
慈恵健康推進センターを開設しました
東京慈恵会医科大学附属第三病院は、「慈恵健康推進センター」を新たに開設しました。狛江市・調布市と連携しながら、健康推進に向けての取り組みを実践し、「調布市・狛江市いきいき未病予防まちづくり」を目指します。
慈恵健康推進センターでは、「慈恵ガジュまる教室」として、各種教室の開催や健康相談窓口の設置等、市民の皆さんも参加できる事業を展開していきます。
問い合わせ
慈恵医大第三病院管理課 電話(3480)1151
今はむかし(その341)
平成11年 西河原日本語教室
広報紙「てらこや」より
平成6年、狛江市在住の外国人と交流を深めようと国際交流協会が中心になって西河原公民館で日本語教室が始まった。
平成11年のこと。毎週土曜日の夜7時になると「仕事や勉強のため日本に来ている外国人」「日本人と結婚して日本に移り住んだ外国出身者」「中国東北部からの帰国者」等が集まってきた。先生はみんなボランティアの一般市民である。若い人や高齢者等、人さまざまだ。
日本語が分からなければ困ることが多い。そこで毎月1回広報紙「てらこや」を発行して、副教材として使った。急病の時はどうするか。特に日曜・休日や、救急車の利用の仕方。あいとぴあセンターには日曜・休日でも医師がいることを教えた。
日本は地震の多い国。「もしもの時はどうするか」等を文章化して、読み仮名も付けて配布したり、「暑さ寒さも彼岸まで」とか、「壁に耳あり障子に目あり」「嘘つきは泥棒の始まり」等よく使うことわざや、「床の間」「茶室」等日本文化も紹介した。
せっかく日本に来たのだ。世界のみんなと仲良くしようと料理実習室でお国自慢の料理講習会。日頃の生徒が先生になって楽しみながら会話も弾む。本場中国の水餃子づくりではたくさん食べて、お土産にもなった。
年末懇談会も月見の会もみんなが持参した各国料理を食べながらの親睦会。壁には子どもたちが描いた絵が飾られていた。
夏の夜は盆踊りに参加。ボランティアが浴衣を用意し、着付けも手伝う。月見のうたげでは日本舞踊や津軽三味線が演じられれば、韓国舞踊や中国舞踊が民族衣装で扇等小道具を携えて演じられた。最後は「北国の春」の斉唱で心は一つ。
楽しかったのはバス旅行。その頃、狛江市には専用のバスがあったから、みんなで富士山五合目に行った。Tさんは「先生とたくさんの友達と行って楽しかった……。富士山は本当に高いです。私が行った地方の中では富士山が一番高かったです」と。これは感想文の一部だが「てらこや」に掲載して、書く力を競い合った。日ごろ多摩川の岸辺に立って見ている富士の高根。五合目はどのへんだろう。あそこに立ったのだと、感激は一生忘れないだろう。
市民センターの地下ホールでは弁論大会を実施。みんなで話す力をたたえあった。
子どもたちは教科書持参で参加して、読み書きを中心に理科や社会科の話を楽しむ。予習や復習に力を入れていたから学校の授業が良く分かったという。休憩時間には、けん玉等を楽しみながら出身国の話が弾む。片言でも日本語でなければ話が通じない。だから子どもの上達は早い。これも日本語教室の大切な役割であった。
井上 孝
(狛江市文化財専門委員)