第16回狛江市地域公共交通会議議事録要旨(平成31年2月26日)
1 日時 |
平成31年2月26日(火曜日)午後2時~2時55分 |
2 場所 | 狛江市第一委員会室 |
3 出席者 | 杉浦会長、松沢委員、石川委員代理、堂下委員、依田委員、古谷委員、南波委員代理、本多委員、宮崎委員、石橋委員、小俣委員 【事務局】遠藤道路交通課長、上村交通対策係長、田村(道路交通課) |
4 欠席者 | 吉野委員、岡田委員、藤田委員 |
5 議題 |
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6 提出資料 | 1 狛江市地域公共交通会議設置要綱
2 狛江市地域公共交通会議委員名簿(平成30年度) 3 会議及び会議録の取扱いについて(案) 4 「傍聴される皆様へ(案)」 5 こまバス運行内容 6 こまバス時刻表(「こまバスをご利用ください」) 7 こまバス運行事業関連の経緯 8 こまバス運行実績(乗車人数)(~平成30年度) 9 実績報告(狛江市コミュニティバス記念事業) 配布資料 市内路線バスへの要望内容 |
7 会議の結果 議題1 委員委嘱状交付 2会長等の選任について 【委員、事務局の紹介】 委員に委嘱 委員Aより、会長を推薦【承認】 会長より、委員Aを代理するものとして指名【承認】 議題3 会議の進め方等について 前回の任期と同内容のとおり【承認】 議題4 こまバスについて 【事務局より資料5から資料9について説明】
-委員からの主な意見・質問等- ○I委員 資料5の福祉バス利用者への対応というのは、資料6に記載してある運賃助成の対象者のことなのでしょうか。 ●事務局 平成20年に福祉バスから一般乗合事業のこまバスに移行したのですが、移行によるサービスの低下にならないように、それまで福祉バスの利用者に対して、福祉施設等で乗車証を発行しており、こまバスを利用する際に、対象者はそれぞれに見合った助成を受けることができます。 ○I委員 乗車証は後で事業者から回収するのでしょうか。そのあと運賃を渡しているということでしょうか。 ●事務局 おっしゃるとおり、回収いただいた乗車証に基づき市で請求を受け付け、事業者に対して支払います。 ○L委員 利用者のシルバーパスなどの利用種別は把握されているかと思いますが、運賃が200円で、以前の消費税の増による際の運賃は据え置いたとのことですが、来年度予定されている増税に対する対応はいかがでしょうか。 ●事務局 来年度の予算にかかる内容ですので、検討中とさせていただきたいと思います。その上で、所管部署としては、据え置く方向での検討をしております。 ○会長 悩ましい内容かと思います。前回据え置いた経緯もある中で、更に据え置くのか、運賃改正を行うのか、予算特別委員会にて審議される事項かと思いますので、ここまででよろしいかと思います。 ○J委員 資料5に運行経費について記載がありますが、これまで、黒字になったことはあるのでしょうか。また、補助については上限金額までと記載がありますが、一定の金額以上は払わないということでしょうか。運転士不足もあり、嘱託運転士以外での対応をとることもあり、その分の人件費を市で支出をしていただいているのでしょうか。 ●事務局 まず1点目ですが、こまバス事業において、残念ながらこれまで運行経費に対し、運賃等による収入で黒字になったことはありません。今の乗客数では賄いきれていない状況です。 ○J委員 運行当初の記憶ですが、1便あたり14人以上で黒字になるような試算だったと思いますが。実際は、現金の方はあまり乗っていないということでしょうか。 ●事務局 シルバーパスでの利用者が約6割程度となっており、現金・ICの方は約3割程度となっており、運賃200円ベースからの試算だと賄いきれない人数かと思います。現状1便あたり約24人ですが、これでも賄いきれていない状況です。補助金については、定額の上限を定めているわけではなく、運行事業者よりいただいた収支から算定された補助額を上限と定めております。市の予算もその上限額をもって計上しています。先ほどの運転士の正規運転士分についてですが、算定の考え方として運行開始前のプロポーザルでの事業者からの提案を基にしています。そのことから、正規運転士分での補填分は計上していません。 ○会長 経営上は厳しいところがありますが、市民サービスとして要求度が高いものとして負担も仕方ないところもあるということでしょうか。 ○G委員 こまバスを利用する際、便ごとで利用者の人数にムラがあるがあるように感じます。少ないときもあれば、イベントなどがあり多いときもあります。また、 到着がだいたい5分は遅れることが多いと思います。ダイヤよりも先にでることはできないでしょうから、仕方ないのでしょうか。 ○会長 ダイヤの遅れについては、以前からの課題かと思います。技術的なことよりも狛江市の置かれている道路事情などもあると思います。一部道路事業も進むとのことですから、それを機会に改善が期待できるというところでしょうか。市の考えですが、運行10年経ったところで、課題はあるもののこのまま継続していきたいというところでしょうか。 ●事務局 会長のおっしゃるとおり、利用者の結果からも周知・理解が進んでいると考えております。伸びについては、もう少し伸びるのでは考えていますので、サービス向上をすることで、利用を伸ばしていきたいと思います。
議題5 その他 -委員からの主な意見・質問等- ○C委員 こまバスの運行について、報告させていただきます。始発については、現行、2台が狛江営業所を出発しまして、狛江駅から運行事業としておりますが、昨年のこちらの協議会において、サービスの向上のために2台のうち1台について、回送をしないで、狛江営業所から狛江駅まで運行事業として実施するところで決議いただいたところかと思います。実施にあたり、市と協議を継続していたところですが、運転士の不足が深刻化しており、現状では解消の見通しが立たないことから、今年度中での実施については、見送りとさせていただきたいと思います。なお、今後については、十分な運転士の確保ができた際に、改めて協議をさせていただきたいと思います。 ○会長 昨年に協議した内容かと思いますが、近年の状況からもやむを得ない内容になるかと思います。 ○A委員 昨年の委員から市民からの要望としてお伝えしたと思いますが、改めて他の件も含めてお伝えいたします。1点目は、小田急線「和泉多摩川駅」からの京王線に繋がる路線バスの新設についてです。経路については、運行事業者のご判断によるところですが、狛江駅を介さず、和泉多摩川駅周辺から直接京王線方面に移動したいという要望かと思います。経路によっては運行事業者間の調整等もあるかと思いますが、近隣地区のたっての強い希望としてお伝えいたします。2点目となりますが、市民から「和泉多摩川駅停留所におけるこまバスと路線バスのダイヤの近接の解消」についてです。恐らく、シルバーパスなどのどちらの路線も利用できる方で、こまバスと喜多見住宅行きの路線バスのダイヤをずらすことで待ち時間を減らしたいという趣旨かと思います。現行ダイヤを確認させていただくと、こまバスと路線バスが発車する間隔が5分以内の本数が、平日1日12本、土日1日8本となっているようです。こまバスが、8の字の2台運行になっていることから変更が困難かと思いますので、喜多見住宅行きの路線バスのダイヤ改正になるかと思います。なお、実施にあたっては、車両の配車及び運転士の確保などの調整事項があるかと思いますが、市民の利便性の向上になるかと思いますので、ご検討いただけるよう市民からの声としてお伝えさせていただきます。3点目です。和泉多摩川地域の喜多見住宅行きの路線バスにかかることですが、花火大会などで設置される仮設停留所を「和泉多摩川郵便局前」として常設にして欲しいという要望が市民から寄せられています。恐らく、仮設ができるのであれば、常設も可能であろうとの市民感覚からの要望かと思います。もちろん警察協議など調整が必要になるかと思いますが、市民の利便性の向上に繋がる内容になりますので実現に向けたご検討をお願いしたいと思います。4点目としては、こまバスの停留所の新設についてです。配布資料に記載させていただいておりますが、以前から何度か寄せられていた内容で、北側の「野川地域センター東」「都営東野川二丁目アパート前」間、南側の「狛江みずほ幼稚園」「岩戸児童センター」間に停留所を新設して欲しいという内容です。どちらも買い物や通院などの市民生活に密着した利便性の向上に繋がる内容ですので、調整事項は多いと思いますが、民地の活用なども含め、ご検討いただけたらと思います。5点目としては、狛江駅を経由する調布駅-渋谷駅間の系統渋26についてです。この路線は関東中央病院や国立成育医療研究センターなどを経由する路線ですが、以前より便数が減り、現状は、平日午前6時から10時、午後3時から7時の間は1時間あたり1本です。採算性を鑑みる必要はあるかと思いますが、高齢の方や体調が悪い方が利用する状況から、もう少し利便性の向上の検討いただけたらと思います。最後になりますが、以前の委員の方から発言があったと思いますが、市内の南地域の方は、世田谷区の二子玉川へ移動される方がいらっしゃるとのことです。宇奈根行きのバスの延伸の検討や、東急バス株式会社など他の事業者がいる区域であるため、調整等も必要かと思いますが、市民の利便性の向上に寄与するかと思いますので、お伝えいたします。多くなりましたが、少しでも実現に向けて検討いただきたいと思います。いくつかは以前もお話したことなので、進展事項等あれば、ご報告いただけたらと思います。 ○C委員 別途協議をさせていただけたらと思います。特別新しい進展はありません。運行面で難しいところもあるように思いますが、引き続き、検討したいと思います。停留所については、地先の地権者様のご了解も必要のほか、交通管理者との協議も必要です。可能であれば地権者協議については、市のほうから交渉いただけると良いと思います。路線バスが止められないような箇所もあるように見受けましたので、そちらについては、運行事業者側で調整したいと思います。 ○会長 運行事業者と市で、継続して協議事項ということになるかと思います。 ○I委員 先ほどの要望は、市から事業者への要望ということでしょうか。それとも協議会としての要望ということでしょうか。 ○A委員 市からの要望と考えていただいてよいかと思います。 ○会長 協議会と市からの両方と考えてもよいかと思います。 ○I委員 こまバスの停留所の新設が先ほどありましたが、路線バスの要望と一緒に挙げるべきかどうか考えるべきかと思います。 ○会長 地域公共交通会議自体は、こまバスに限定したものではありませんから、ここで提案されたもので、この場で協議が調うのであれば、申請等の処理を進めてよいかと考えます。 ○A委員 今後、資料など正式なものができてくるものとして、今回は、あくまでも検討しているということでよいでしょうか。 ○会長 おっしゃるとおりかと思います。議題ではなく、意見としていただいたことかと思います。 ○A委員 次回以降に、協議事項として資料を準備しておきたいと思います。 ○C委員 先ほどの件については、この会議で要望を受けたと理解しています。当社の路線バスの件については、こちらの協議会で決定いただく内容とは考えておりません。そうなった場合、他の路線バスも今後諮らなければならないことになってしまうため、別途、当社の路線バスについては協議をさせていただきたいと思います。 |