狛江市まちづくり委員会議事録要旨(平成31年1月25日)
1 日時 |
平成31年1月25日(金曜日) 午後6時30分~7時15分 |
2 場所 | 狛江市役所 特別会議室 |
3 出席者 |
卯月委員長、井上副委員長、澤野副委員長、加藤委員、寺内委員、津田委員、平野委員、荒山委員、五十嵐委員、栗山委員、小川委員、惣川委員、三浦委員、三宅まちづくり推進課長、松野都市計画担当副主幹、富永まちづくり推進担当主査、富岡主任 |
4 欠席者 | 佐藤委員 |
5 議題 |
1 狛江市まちづくり条例の改正について(報告) 2 自主管理公園の規定について(狛江市開発等事業まちづくり要綱) 3 (仮称)狛江市東和泉一丁目マンション計画について 4 その他 |
委員長 :まちづくり委員会を開催する。最初に本日の議題について事務局より一括して説明いただき、その後ご意見ご質問を受ける形としたい。 事務局 :議題1の、狛江市まちづくり条例の改正について報告する。条例は、平成30年10月11日に改正された。新年度の平成31年4月1日から、新条例が施行となる。指導基準等の関連例規の改正も順次進めている。歩道状空地の規定については、各課との調整が終わらず、4月1日の施行には間に合わない。引き続き検討を重ね、改めて委員会に諮るので、その際にご意見をいただきたい。 委員 :議題1の報告先はどこか。 事務局 :まちづくり委員会に対してである。10月11日に議会で議決されたが、特に意見は無かった。関連例規の改正も順次進めている。歩道状空地の規定については、関係部署との調整が終わらないため課題として持ち越しとなる。決められるものについては先行して整理しておきたい。自主管理公園についても、10%以上の用地を確保して自主管理していただくほうが、地域のためにもより有益であると考え、4月の改正に向けて盛り込みたい。法令担当からも、まちづくり委員の意見を伺うよう指摘された。 副委員長:議題2自主管理公園については条例改正では触れられていないようだが、どの部分が改正されるのか。 事務局 :自主管理公園についてはまちづくり指導基準を改正する。 副委員長:議会には諮らないのか。 事務局 :議会には諮らない。 委員長 :自主管理公園の土地は、誰のものか。 事務局 :事業者の土地である。 委員長 :敷地面積には算入されるのか。 事務局 :算入されることから、建ぺい率及び容積率には反映される。 委員長 :マンションの場合区分所有だから、市が管理する公園が選択されるか、自主管理公園が選択されるか分からない。 事務局 :選択されない可能性も有る。区分所有地として管理組合が自主管理していくというのであれば、選択されるだろうが、選択されなければ、市に帰属させたり、緑のまちづくり協力金を選択することもありうる。 委員 :マンションの場合、敷地面積に算入して建ぺい率及び容積率に反映できるのなら、メリットが有るのだから、共有地として事業者は検討するのではないか。 事務局 :自主管理公園の土地をどのような所有形態をとるのか、市は規則で縛るつもりはない。事業者がきちんと整理してくれれば良いと考えている。 副委員長:市としての意図は、敷地面積に算入されたとしても、公園及び緑地の面積が増えたほうが良いということか。 事務局 :6%の公園を寄付されるよりは、効果的に利用できる10%の公園が作られるほうが、より良いと考える。その敷地を近隣との緩衝空間として使うとか、街に溶け込むような事業計画が立てられることを期待している。 副委員長:接道した部分から直接利用できるような条件は設けるのか。 事務局 :地域に開かれた空間であるとか、条件は必要であると考える。公園を管理する環境政策課が、整備する方針を今後策定する予定である。誰でも利用できるような空間にしてもらえるようにしたい。 副委員長:我が家の近所のマンションは、10%以上の中庭形式の空間を設置しているが、部外者は入れない。そういう形式はどうなのか。 事務局 :中庭の設置は制限しないが、今回の自主管理公園の趣旨とは違う。原則は、誰でも使える市民に開放した自主管理公園でなければならない。多摩建築指導事務所からは、マンションと一体の敷地として自主管理公園を持ってもらうので、マンションの居住者も使えて一般の市民にも開放された設えにしないと、建ぺい率及び容積率に反映できないと指摘されている。 委員 :自主管理公園の基準が現状では明確ではないのではないか。 事務局 :公園を管理する環境政策課が、設置の基準について検討する。 委員 :設置した遊具が劣化した場合の費用負担について知りたい。負担が発生すると、事業者や区分所有者となる住民も多分嫌がるであろう。事業者が自主管理公園を選択し、区分所有者に引き継がれた場合、総会が紛糾することが予想される。 副委員長:自主管理ということは、公園の設定は事業者が行うのか。 事務局 :そうである。 副委員長:つまらない遊具を置くとは思えないが、設定の基準を知りたい。 事務局 :環境政策課がどのような基準を設定するか、現時点では分からない。 委員 :自宅近くで、マンションを少しでも小さくしてもらうため、自主管理公園ではなく区立の公園を設置してもらった事例がある。緑地の大事さも分かるが、近隣住民には他の考え方も有る。区立の公園なので、剪定等の管理は区が行っている。区役所は公園の管理が大変なので、自主管理公園でも良いと言ったのであろう。 委員長 :確かに小さい公園は管理が難しいだろうし、使い勝手も良くないのだろう。実際には管理組合が管理するとしても、地域の中で、地元管理という考え方もあるのではないか。自主管理という言葉に、地域に開放していないイメージが残る。地域開放公園という名前など、名称も工夫が必要ではないか。 副委員長:結果的には建物のボリュームが増えるのは確かである。そちらを問題視する住民からの反発はあるのではないかと考える。 委員長 :議題3については、無事に終わった報告である。2つの班に分かれて対応したので、結果報告をお願いする。 事務局 :(仮称)デュオステージ狛江については、最終的に自転車置場の問題が提起され、配置を工夫しながら、いちょう通り側に人や自転車が飛び出さないための手法について議論した。いくつかの案が出されたが、事業者からは実施できないと回答され、議論が平行線に至ったため、調整会が終了され、調整会報告書が提出された。その結果、自転車置場からいちょう通りにストレートに出るのではなく、出口で迂回させるような設えに変更された。当初全室が単身者用住戸だったため、風紀が乱れるとの意見があり、一部ファミリー向けの住戸に変更があった。住戸数減少に伴い、駐輪台数も減少した。まちづくり条例の手続きとしては、現在は協定書を締結して、工事着手については2月末か3月初めの予定と聞いている。 委員 :近隣住民は大きな建設反対看板を設置していたが、現在も残っている。 事務局 :駐輪場の件が近隣住民の思い通りにはならなかったため、事業者から近隣住民に対して話をしていただいた。その結果大きな摩擦はなかったと聞いている。 委員 :近隣住民から、バルコニーが近すぎるので、圧迫感を感じるという指摘があったが、どのようになったのか。 事務局 :西側バルコニーについては離隔を確保し、該当部分に目隠しを設置してもらった。自転車置場からの通路については、迂回させて通路幅が広がった。管理人の常駐については、合意に至らなかった。(仮称)狛江市東和泉一丁目マンション計画については、プライバシー問題と、北側の草が生えた市道の処理及び今後の管理について議論した。北側市道の使用については、通用門を設置するが通常は施錠し、居住者は使用しないと事業者から申し出があったので、合意できている。ルーフバルコニーについては、近隣住民を見下ろせないよう、プライバシーに配慮するということで合意できている。風害についてシミュレーションを示してほしいという意見に対して、その検討もしていくと事業者から回答があった。戸建て住宅が並ぶ西側境界線近くに自転車置場が計画されていたが、植栽等を設置して防音に配慮すると回答があった。防災井戸を市と協議して設置してほしいとの意見がったが、今後の各課協議会で市の防災部門と協議できると考えられる。そのような形で構想検討会は終了し、まちづくり委員会から1月18日付けで構想検討会報告書が提出された。 委員 :構想検討会の当日は何名の近隣住民が出席したのか。 事務局 :第1回は5名、第2回は15名の近隣住民が出席した。第1回と第2回の間に副委員長提案の住民説明会を開催していただき、第2回構想検討会を周知した。構想検討会報告書についてだが、従来同様ホームページには公開するが、ホームページの見方が分からないとの指摘があったので、構想検討会の出席者には、構想検討会報告書を郵送する予定で考えているがどうか。 副委員長:良いと思う。構想検討会の議論の中で、議事録についても、出席者に配布してほしいと意見があった。 事務局 :今までも議事録は配布していない。広く周知するためにホームページに公開している。同じ会議が複数回開催されるなら、前回の議事の要旨を配布したほうが、当日から参加した方には良いと考えている。毎回不特定の方に議事録を配布するのはなかなか難しいため、今後も従来通りホームページへの公開といたしたい。 委員長 :これで本日のまちづくり委員会を終了する。 |