第2回狛江市緑の基本計画改定検討委員会(平成30年11月7日会議録要旨)
1 日時 | 平成30年11月17日(水曜日) 午後2時~4時30分 |
2 場所 | 第二委員会室 |
3 出席者 |
委員長 宮林 茂幸 副委員長 下嶋 聖 荒井 悟 |
4 欠席者 | なし |
5 議題 |
1 現地視察 2 視察場所振り返り 3 その他 |
6 資料 |
資料1 狛江市緑の基本計画改定検討委員会視察 参考資料 第1回狛江市緑の基本計画改定検討委員会の主な意見 視察メモ |
7 会議の結果 | |
(1) 現地視察 ○西河原自然公園 → 前原公園 → 西野川二丁目 → 西野川せせらぎ → 野川緑地公園 → 西野川樹林地 → 清水川公園隣接樹林地の順に視察。 ※岩戸北三丁目及び駒井町二丁目については第3回委員会において写真で確認することなる。
(2)視察場所振り返り ○事務局 各委員に視察メモは、後日提出していただき、取りまとめた結果を次回委員会で報告することを説明 ○委員長 本日の感想を一言ずついただき、視察メモは後日事務局に提出いただくということでお願いする。 ○委員 時間もなく隅々まで見れなかった気もするが、やはり緑の多い市内であったと思う。造園という職業に携わっている者として視察中にも言ったが、メンテナンスや管理などをきちんとやっていただきたい。先日の台風の被害で木が倒れており、樹林地もただあればよいというわけではないと思う。 ○委員 樹林地内に管理が必要な樹木がたくさんあることが改めてわかった。清水川公園隣接樹林地だが、個人で管理するとなると、整備、税制面で色々な苦労があると思うので、残していくためには税制面も検討する必要があるのではないかと思う。 ○委員長 個人の方が大きな土地を持っていると維持管理が大変なので、どこまでできるかわからないが、対応も考えていかなければならないと思う。 ○委員 狛江らしい緑で第一に思い浮かぶのは、駅前の弁財天池特別緑地地区というまとまった緑が駅前にあることだと思う。また、市の至る所で緑が目に入ることも狛江の自然の特徴だと思う。中でも野川緑道は2㎞にわたって多くの緑があり、狛江の売りになる。だが一方で先日の台風で民地付近の木が倒れるなどの被害もあり、リスクもある。適正な維持管理をしながら、みんなが楽しめる緑を目指していければと思った。 ○委員 一般市民として、狛江にはこんなにも多くの緑があるということに驚いた。管理運営やメンテナンスを強化していけば、利用者の方や市民の方の意識も高まってくるのではないか。 ○委員 西河原自然公園を活性化させるための改善策を今回の緑の基本計画の中でも取り上げていただけたらと思う。周りの道路との境目のつくりをもう少し工夫すればもっと魅力的になるのではないか。西河原自然公園をとんぼ池公園のように人があふれる、活用される公園にしたい。清水川公園隣接樹林地は税制など色々な問題があると思うが、後世に残すということを踏まえ私たちも知恵を絞って残していけたらと思う。 ○委員 改めて市内を見させていただいて、狛江市は水と緑のまちだと思った。ただ後世まで水と緑を守っていくためには、管理や税制の面でしっかりした仕組みを作っていかなければ、いつか切り売りされたり開発で変わってしまうと思う。そのためにも税制などを含め、市民が知恵を出し合って守っていかなければならない。 ○委員長 狛江の緑の特徴はまとまった樹林地として、古くから連続して存在するということである。学術的な意味でも良い樹林地があり、樹林地から歴史を学ぶというコンセプトができるのではないか。 また、緑を市民レベルで管理している所とそうでない所がはっきりしていると感じた。市民の関わり方の違いが変化をもたらしていると思うので、どういう所で違いが出てくるのかを調査しながら、今後緑を皆で守っていく方法を考えていく必要がある。 また市内には意外と農地が多くあったが、農地は狛江市民のグリーンとしての宝になると思う。ここで狛江独自の地産地消の仕組みをつくれば、緑地法の平成34年(2022年)の改正があっても簡単に農地を手放さず生活していくことができる。その場合には森林から資材をいただく、例えば農業資材として枯れ葉や小さな杭といったものをいただくなどして有機農業を狛江の中に位置付けることができれば、狛江の緑の管理に結び付くと思う。 管理問題というのはなかなか手がつけられずにいる。現在、東京都もどうやって森林、街路樹を管理していくかということの検討に入っており、ある程度の管理は必要になるという段階になっている。特にオリンピックまでに無電柱化の取組みを進めると思うが、そうなった場合は電柱との関わりはどうするのか、風が吹いた場合にはどうなるのかといったシミュレーションをしながら危ないところは整備するという、安全安心面から取り組む必要があると思った。また、緑の保全との関わりの中に学校教育を取り入れ、環境教育や生涯教育といった側面でも活用できるような仕組みをつくったらよいかと思う。いずれにしても、街中にあれだけの農地があるというのはあまりないと思うので、オープンスペースにしたり、市民の憩いの場にしたらどうかと思う。それが国連で言っている所のSDGsの一つのモデルになって、狛江が宣言都市になれば、東京都で一番早い都市になると思う。SDGsというのは、平成27年(2015年)に全世界の国連協議会の中で「Sustainable Development Goals」として定めているもので、平成42年(2030年)までに誰も落ちこぼれないような社会をみんなで作ろうという決意したものである。日本では安倍総理大臣が推進本部長となって推進している。SDGsのゴールに向けて、SDGs都市、あるいはSDGs自治体、あるいはSDGs企業という形ですべて紐付いた取組みができるので、その取組み結果がこれから評価されるだろう。狛江がSDGs都市のようになれると面白い。最初にあまり大風呂敷を広げてもいけないが、そういう感想を持った。今後とも、第3回、4回と重ねながらこの中身を埋めたいと思う。
(3)その他 ○事務局 次回の検討委員会は12月19日(水曜日)午後2時から開催する。場所は改めて文書でご案内させていただく。 ○委員長 本日は以上で閉会とする。 |