1 日時 平成30年6月25日(月曜日)午後7時~8時10分
2 場所 防災センター303会議室
3 出席者(書記)

委員長 原 章彦
委員 片山 隆司、吉川 哲矢、名古屋 浩章、花井 浩、津江 明伸、伊東 伸夫

   山村 拓郎、大塚 洋

         危機管理担当理事兼安心安全課長 鈴木 実、健康推進課長 浅井 信治
事務局 健康推進課主任 小口 隼人

4 欠席者 なし
5 議題

1 委員長及び副委員長の選出

2 狛江市災害医療コーディネーター運営委員会について

3 狛江市災害薬事コーディネーター設置について

4 狛江市災害医療コーディネーター行動指針の改定について

5 東京慈恵会医科大学附属第三病院緊急医療救護所設置訓練について

6 提出資料

 

平成30年度狛江市災害医療コーディネーター運営委員会次第

資料1 狛江市災害医療コーディネーター運営委員会名簿

資料2 狛江市災害医療コーディネーター運営委員会の設置及び運営に関する要綱

資料3 狛江市災害薬事コーディネーターについて

資料4 狛江市災害薬事コーディネーター設置規則(案)

資料5 狛江市災害医療コーディネーター設置規則(案)

資料6 狛江市災害医療・薬事コーディネーター行動指針

7 会議の結果

 

 1 委員長及び副委員長の選出
(資料1の順で自己紹介を実施)

 

 委員の互選により以下のとおりに決定。

 委員長:原 章彦 委員

 副委員長:伊東 伸夫 委員 

 

 

 狛江市災害医療コーディネーター運営委員会について

(資料2 事務局より説明)

 

 特に意見なし

 

 
 3.狛江市災害薬事コーディネーター設置について

(委員長)

 当議題のポイントとしては、災害医療コーディネーターと災害薬事コーディネーターの位置づけである。現在は、薬剤師会から災害医療コーディネーター3名、災害薬事コーディネーター3名を選出するのは難しいという話が、前年度開催されていた狛江市災害医療コーディネーター創設検討委員会(以下、「創設検討委員会」という。)にて挙がっていた。これらをどのように改定していくかが問題かと思う。それでは、事務局より説明をお願いします。

 

(資料3、資料4 事務局より説明)

 

(委員)

 災害薬事コーディネーターの参集場所について、資料4には、医療救護拠点に集合と記載されているが、狛江市災害医療コーディネーター行動指針には、あいとぴあセンター又は防災センターと記載されている。

 

(事務局)

 ご指摘のとおり、集合場所の記載はどちらかに合わせなくてはならないと考える。

 

(委員長)

 集合場所については、議論していかなければならない点である。意思統一できていないと有事の際に対応できない。この部分については、後ほど狛江市災害医療コーディネーター行動指針について議論するので、そちらで話題に挙げたいと思う。

 

(委員)

 資料5の職務の記載部分に、医療資器材等とあるが、これは具体的にどういうものを想定しているか。

 

(事務局)

 都から示されている医療資器材は、医療用の手袋や聴診器等が記載されていた。

 

(委員長)

 それは、災害薬事コーディネーターの職務というよりは、災害医療の分野になるのではないか。

 

(委員)

 医療資器材という表現だと、様々な医療外科資器材等も含まれてしまうので、表現を見直す必要がある。

 

(委員長)

 災害薬事コーディネーターの選出についてだが、薬剤師会から災害医療コーディネーターと災害薬事コーディネーターを3名ずつ選出するのは合理的ではないと感じる。よって、案のような大きな括りで、災害医療・薬事コーディネーターというものがあり、その中に災害医療コーディネーター、災害薬事コーディネーターがあるというような形でも薬剤師会としては大丈夫か。

 

(委員)

 単に、2つのコーディネーターを分けて表現する方法もあるのではないか。一つの概念のもとにまとめる意図は何かあるのか。

 

(事務局)

 地域災害医療コーディネーターの森川氏がおっしゃっていたが、有事の際には、災害医療コーディネーターと災害薬事コーディネーターとの間で、連携をとらなくてはならない場面が多くあることや、2つに分けた場合、全コーディネーターが集まっている当委員会も分かれて開催するような形になってしまうのではないかと考えている。

 

(委員長)

 規定上、災害医療コーディネーターと災害薬事コーディネーターは分かれており、職務もそれぞれ記載されているので、災害薬事コーディネーターが患者の診察を行うというようなことは起きない。前回の規定や行動指針上だと、それらが混合していたが、今回のような記載の形であれば、特に問題はない印象を受ける。

 

(委員)

 災害医療コーディネーターと災害薬事コーディネーターは、やることが全く異なるので、医療は医療、薬事は薬事で分けたとしても、両コーディネーター間で意思疎通に影響が出ることは起こりにくいと思う。ただ、そうした場合、事務局の言うように、薬事コーディネーターは薬事コーディネーターで別の委員会を作らなければならないということも一理あるので、当委員会の中で、話していけばよいのではないか。

 

(委員長)

 定義の問題だと考える。薬剤師会から災害医療と災害薬事に3名ずつ選出することはできないけれど、一つの括りのもとで、災害医療コーディネーター6名と災害薬事コーディネーター3名という形でやるのは問題ないということと思う。命名の仕方等については、事務局にて検討してほしい。

 

 

4.狛江市災害医療コーディネーター行動指針の改訂について 

(委員長)

 前年度開催された創設検討委員会の中で、検討され作成されたものだが、その段階では災害医療コーディネーターと災害薬事コーディネーターの違いや時系列化ができていなかった。そこで、今回それらの修正を行った改訂版を事務局が作成しました。それでは、説明をお願いする。

 

(資料6 事務局より説明)

 

(委員長)

 何かご意見・ご質問等ありますか。

 

(委員長)

 それでは私からですが、7ページの表題の番号について4ではなく6が正しい。また、27ページだが、現時点では、要綱改正していないので狛江市災害コーディネーターという文言が正しいということでよろしいか。

 

(事務局)

 番号を修正する。ご指摘のとおり27ページは、現時点では正しい。最終的には、要綱改正したものに差し替える。

 

(委員)

 1ページ目について、新しく図が挿入されているが、名称が「災害コーディネーター」になっている。これは、災害医療・薬事コーディネーターが正しい形である。

 

(委員長)

 2ページ目の参集のところだが、(1)が大規模災害発生時で、(2)が発生した場合になっているが、これは分ける必要がなく、まとめてしまってよいのではないか。

 

(事務局)

 まとめた形に修正する。

 

(委員長)

 先ほど、山村委員から話があった参集場所について、あいとぴあセンターなのか又は防災センターなのかについて、前の委員会でも話題になっていたが、これに関しては早急に決めていかなければならないと考える。

 

(委員)

 このことについては我々もよく話すが、やはり災害があった場合にまず向かうのは慈恵第三病院の緊急医療救護所ではないのか。

 

(委員長)

 応援の医師は慈恵第三病院に集まることになると思うが、統率をとる災害医療コーディネーターは、あいとぴあセンターか防災センターに集まることになると考える。ただ、6ページを見ると、防災センターとあいとぴあセンターに分かれているので、これでは有事の際、どちらに行くべきか判断がつかない。このフローを下まで見てみると、あいとぴあセンターと防災センターのやりとりは、無線で行うことと記載されているが、実際、前年度の慈恵第三病院の緊急医療救護所訓練のときに、無線でのやりとりができない場面があった。災害対策本部がある防災センターに統一したほうがよいのではないかと個人的には思う。

 

(委員)

 あいとぴあセンターは、医療救護活動拠点として、急性期以降に集まる場所と地域防災計画には書いてある。超急性期の場合は、どうするかという話だと考える。

 

(委員)

 災害時は情報が錯綜しており、情報がつかめない状況が続く。三師会への連絡は、福祉保健部長より行うところであるが、福祉保健部長も余裕はないと思う。時間的余裕等も考慮し、先生方には防災センターに来ていただいたほうが状況等も掴みやすいと思う。安心安全課の立場からすると、防災センターのほうがありがたいと考える。

 

(委員)

 防災センターの中に情報が収集される機械のようなものはないのか。また、市長をはじめ幹部が集まるような部屋はあるのか。

 

(委員)

 それはこの防災センターの301会議室である。部屋にはモニターがあるが、システム機器的なものはほとんどない。組織体制としては、2階の安心安全課が情報の集約を行い、それを災害対策本部に上げて、市としての方針を決定していくというのが、基本の流れである。その中で、ある地点にけが人が多くいる等の情報が災害対策本部に入るので、そのような場合に、先生方に医療救護班を派遣できますかという調整をさせていただくことになる。そこで、仮に現場へ行くことができない場合は、東京都に依頼する方向に話しが進んでいくものと考えている。情報集約については、安心安全課で行わないと情報が錯綜し混乱してしまう。

 

(委員長)

 そうであれば、まずは、防災センターに参集でよいと考える。今まで、あいとぴあセンターになっていたが、何かしらの利点等があったのか。

 

(委員)

 大分前よりこのような話しをしてきている中では、あいとぴあセンターに集まったほうがいいという意見も上がっていたものと思われる。あいとぴあセンターから慈恵第三病院に医師が移動するというような考えが以前よりあったが、今話題になっている災害医療コーディネーターの側面からいえば、無線も使えなくなる可能性があるし、伝令にも限りがあるということを鑑みれば、防災センターのほうが理にかなっている。

 

(委員)

 ちなみに、あいとぴあセンターというのは、超急性期の時点では活動しているのか。

 

(委員)

 活動はしているが、避難所としての側面が強い。

 

(委員)

 今の話しから考えると、超急性期は防災センターに参集し、急性期以降、状況が落ちついてきたら、あいとぴあセンターに移動するということになろうかと思う。

 

 (委員長)

 これらを統合すると、行動指針の中であいとぴあセンター又は防災センターという記載が複数あるが、それらが防災センターに統一されるので、内容がわかりやすくなる。あとは、いつまでが防災センターでいつからがあいとぴあセンターか等も考えていく必要がある。期間については、事務局で検討してみてほしい。

 

(委員長)

 なお、この件とは別だが、コーディネーターが仕事をする期間がいつまでかというのも定義したほうがいい。目安としてでも構わないので、明記したほうがよい。

 

(事務局)

 都から示されている内容だと、亜急性期以降の場合、災害医療コーディネーターがやることはあまりない。なので、そこは各市で決めてよいところだと考える。

 

(委員)

 体力的なことから災害医療コーディネーターは、3名で回すということを聞いたことがある。

 

(委員長)

 地域災害医療コーディネーターの森川氏も同じことをおっしゃっていて、当市はそれを参考にし、各師会より災害医療コーディネーターを3名ずつ選出した。

 

(委員長)

 行動指針の亜急性期の箇所に、時期をみて閉鎖するという内容の一文を記載してもよいと思う。

 

(事務局)

 情報を集めて検討する。

 

(委員)

 災害医療コーディネーターが指揮命令機能を果たしたのちに、災害医療コーディネーター3名が現場に行くというのは可能か。薬剤師会は、現場で働く人員が少ない。これから決めていくことかと思うが、各3名が何をやるか等の内訳は何かあったりするのか。

 

(委員)

 災害薬事コーディネーターでいえば、災害薬事センターの設置等が主軸の職務になるかと思う。この会議の中で話していければと思う。

 

(委員長)

 その部分を行動指針に入れるのは、更なる検討が必要だと感じる。

 

(委員)

 細かいところは、これから更に検討していく必要がある。

 

(委員)

 基本的なことではあるが、各コーディネーターへは福祉保健部長から連絡があるのか。

 

(委員)

 連絡なしで、震度6等の地震が発生した場合に集まれるものなのか。また、災害は地震だけでなく昨今様々なものが考えられる。狛江市内に住んでいない先生については、狛江の状況がわからない。

 

(委員長)

 有事の際に、各コーディネーターに連絡を入れるのは、福祉保健部長ということでよいのか。

 

(事務局)

 そのように考えている。

 

(委員長)

 具体的な部分については、事務局で検討してほしい。

 

(委員)

 参集の連絡が来ることはわかりやすいのでいいと思うが、逆に、我々から確認したい場合、なんらかの形でここに参集しなければならないのかどうかを判断したいときの連絡先を伝えておいてほしい。連絡先が通常の市役所外線電話だと、恐らく有事の際に機能しない。各コーディネーターが連絡する先は確保しておいてほしい。

 

(委員長)

 各コーディネーター同士の連絡簿のようなものがあれば、なお連絡がとりやすい。色々意見が出ているが、これらをよく検討して行動指針の改訂等に入れてほしい。

 

 

議題5 東京慈恵会医科大学附属第三病院緊急医療救護所設置訓練について

(資料7 事務局より説明)

 

(委員長)

 調布市医師会があまり人を派遣することができないという連絡を受けている。緊急医療救護所の対応は、狛江市が中心になるかと思う。忙しくなるかと思うが、皆で何とか乗り切りたい。それに先立ち、9月8日にトリアージ講習会を医師会で予定している。地域災害医療コーディネーターの森川氏に講師をお願いしている。緊急医療救護所設置訓練の予行練習と思って、歯科医師会、薬剤師会、市に参加いただきたい。なお、緊急医療救護所設置訓練については、慈恵第三病院の先生方等とも相談しながら決めていければと考えている。

 

(委員)

 9月8日は、何時ぐらいから始まるのか。

 

(委員長)

 午後1時30分から始めようと考えている。だいたい3時間ぐらいかと思う。

 

(委員長)

 次回の会議日程は決まっているのか。

 

(事務局)

 11月中を想定している。また、各先生に都合伺いを送付させていただく。

 

(委員長)

 それでは、本日はこれにて閉会させていただく。