1 日時 平成30年4月25日(水曜日) 午後7時~8時
2 場所 防災センター302会議室
3 出席者

会長 井口 眞美
委員 西岡 邦子、阿部 洋平、蒲 直裕、石森 準一
事務局 鈴木 弘貴(児童青少年課長)、矢野 裕之(児童青少年課主幹(兼)保育係長)、井上 真 (児童青少年課保育係主事)

4 欠席者 なし
5 議題 1.委嘱状の交付

2.委員紹介・事務局紹介

3.正副委員長の選出

4.議事

(1)民営化の経緯について

(2)今後の日程調整について

(3)その他
6 提出資料 資料1 委員名簿

資料2 平成30年度狛江市立保育園民営化検証委員会について

7 会議の結果

事務局:

 定刻になりましたので、第1回狛江市立保育園民営化検証委員会を開会します。

 

議題1.委嘱状の交付

事務局:

 委嘱状は略式による机上交付とします。

 

事務局:

 本日は欠席なし、全員参加です。今後もこのメンバーで委員会を進めます。

 

議題2.委員紹介・事務局紹介

事務局:

 それでは、各委員及び事務局より自己紹介をお願いします。

  <各委員・事務局より自己紹介>

 

議題3.正副委員長の選出

事務局:

 続きまして、正副委員長の選出を行います。狛江市立保育園民営化検証委員会の設置及び運営に関する規則第5条に基づき委員の互選により定めますので、ご意見があればお願いします。また、ご意見がない場合は、事務局より推薦させていただきます。

 

委員:

 意見はありません。

 

事務局:

 それでは、事務局より委員長に井口委員、副委員長に西岡委員を推薦させていただきます。

 

委員:

 異議なし。

 

事務局:

 それでは、以降の進行につきまして、委員長よりお願いします。

 

委員長:

 よろしくお願いします。では次の議題に入る前に、本日の配布資料の説明をお願いします。

  <事務局より配布資料の説明>

 

委員長:

 ありがとうございます。それでは次の議題に移ります。

 

4.議事(1)民営化の経緯について及び(2)今後の日程調整について

委員長:

 では、事務局より民営化の経緯に関する説明をお願いします。

  <事務局より説明>

 

委員長:

 ありがとうございます。次の議題でもある今後の日程と併せて意見交換の時間とさせていただきたいので、先にそちらの説明も事務局よりお願いします。

  <事務局より説明>

 

委員長:

 ありがとうございます。民営化の経緯及び今後の日程について事務局より説明いただきましたが、何か質問又は意見がありましたらお願いします。

 

委員:

 日程は全員参加できる日をこの場で決めるということですか。

 

委員長:

 それがよろしいと思います。

 

委員:

 本筋から逸れた内容かもしれませんが質問させてください。民営化の説明を受けた時点で民営化を行うことは決定となっていた気がしますが、それは市長が決定したのか、議会が決定したのか。保護者から民営化の話は聞いていないという声が挙げられたので、どの段階で誰が決定したのか教えてください。

 

事務局:

 平成25年3月に策定した狛江市後期基本計画で民間活力の導入と記載しています。その後、平成25年6月に策定した狛江市立保育園民営化の指針の策定で具体的な計画などを明記しています。実際に当時の民営化アンケート調査でアンケート自体の意味を問われるような回答もあったと記憶しています。後期基本計画にて民間活力の導入を決定していますが、具体的に宮前保育園と和泉保育園を民営化することに関しては、狛江市立保育園民営化の指針にて決定したという経緯です。

 

委員:

 指針を策定することで、決定されたということですか。

 

事務局:

 そのとおりです。

 

委員:

 例えば議会の承認を受けているといったことはあるのでしょうか。

 

事務局:

 市の意思決定の最高機関である庁議にて承認されています。議員全員協議会にて説明を行なっています。後期基本計画及び狛江市立保育園民営化の指針を発表する前段階の狛江市第5次行財政改革推進計画の定員適正化編でも、保育園の職員定数を適正化するという理由で民営化に至ったという経緯もあります。

 

委員:

 狛江市で策定されている計画に基づき民営化が進められたと考えてよいのでしょうか。

 

委員:

 平成24年7月に市長が代わり、市全体の基本計画を見直そうという動きの中で、保育に関してもサービスの更なる充実や財源を生み出すという観点から民営化が必要だということを打ち出したことが最初だったかと思います。その後、民営化を進めるために指針が発表され、当時6園あった中で建物の老朽化による建替えも考慮に入れた結果2園が対象に決まりました。

 

委員:

 後期基本計画には民営化すると明言されているのでしょうか。

 

委員:

 民間活力の導入と記載されています。

 

委員:

 最初は耐震工事などを行うと聞いていたのですが、急に民営化という話が挙がり保護者として戸惑った記憶があります。

 

委員:

 この計画はどの程度の期間を想定されているのですか。

 

委員:

 平成25年から7年間の期間での計画になっています。当初10年間を想定したのですが、市長が代わるタイミングで残りの期間を後期基本計画と位置づけし、その7年でやるべきことのひとつとして民間活力の導入が打ち出されました。

 

委員長:

 保護者への説明は平成25年7月が1回目ということでしょうか。

 

事務局:

 そのとおりです。

 

委員:

 了解しました。

 

委員長:

 他に何かご意見やご質問がありましたらお願いします。

 

委員:

 今回の検証委員会に関して、何のために検証を行うのかということを明確にすべきではないでしょうか。最終的に報告書を作成し、市長に提出するという流れは事前に聞いています。

 

委員長:

 報告書を提出するにあたり、今後のスケジュールの中でどのような内容をどう検証するかということが必要になります。事務局のほうで何か説明などありましたらお願いします。

 

事務局:

 民営化は先ほど挙げました指針やガイドラインなどに沿って進めてきましたが、当初の規定どおりに進められたのか、保護者の意見を反映させることができていたのか、子どもには余計な不安を与えていなかったかなどを検証するものです。

 

委員:

 プロセスを検証するということでしょうか。

 

事務局:

 そのとおりです。

 

委員長:

 保育園運営法人のプロセスも検証が必要でしょう。また、預かっている子ども達に関する保育の内容や質に対する建設的な意見も今後必要になっていくかと思われます。

 

副委員長:

 最終的に委員会の最終報告書を作成しなければいけないと思うのですが、今までを振り返ってどうだったかという内容だけではいけないと思います。この報告書が次に活用されるものであるべきだと私は思いますが、事務局としてはどのようにお考えでしょうか。

 

事務局:

 あくまでも民営化を行なった2園に関して、そのプロセスを検証するという内容であり、今後の活用方法を踏まえるように委員会を進めていくということはないと考えています。

 

委員:

 民営化に移行するにあたって、指針やガイドラインに沿って適正にできていたかということを検証することが最優先だと思います。また、市が今後民営化を進めていくべきなのかという判断材料のひとつになるとは思います。今回の民営化において特徴的な点に建替えに関して一度仮園舎に移ってまた戻るということがありました。建物が変わると環境も変わりますので、そこで十分な保育ができていたのかといった内容の検証になるかと思います。狛江市としてこれ以上の民営化ということをどのように考えていくか、職員定数の観点などからもう1園くらい民営化が必要なのかもしれませんが、議会の中でもこれ以上の民営化は必要ないといった声も挙がっているようです。また、逆にすべて民営化すべきといった声もあるようです。そういった現状を考慮すると、実施された民営化の検証程度にとどめた方がよいのではないかと思います。

 

委員長:

 ガイドラインのあり方としての検証ということでよろしいでしょうか。

 

副委員長:

 最初、この委員会の話を聞いたときに、また民営化をするのかなと思いました。また、今後をはっきりさせるとさまざまな意見が出るとも思います。

 

委員:

 この委員会では今後の民営化に関する意見を報告書に記載することはできないと思います。記載するのであれば、例えば、今回の民営化についてこの点はこのように改めて進めるようにという提言程度にしか盛り込めないと思います。

 

委員:

 今回の民営化によって、保育サービスの質は維持されているのか。また、財政的に負担は軽減されたのか。そういった、後期基本計画に沿って事業を進めた結果、十分な成果を得られたのかということを検証できればよいかなと思っています。例えばアンケートの結果から読み解く、何かしら数値化ができればよいのではないでしょうか。基本計画の内容を十分に達成できたのかということを検証すべきだと思います。

 

委員:

 子ども・子育て会議の答申書というのを見たいのですが。

 

事務局:

 今回の資料にはありませんので、次回までに用意します。

 

委員:

 答申に対して十分に実行されたかという点も検証の要点になると思います。

 

委員長:

 今回は今後の話し合いの視点を洗い出すということで、今のご意見にもあった子ども・子育て会議での意見要望もあると思いますので、そこの発表内容や、発表の時期も検証の要点になると思います。また、建替えに関してもいくつか検証の項目が挙がると思いますので、次回は追加の資料も踏まえながら議論が進んでいけばと思います。民営化に関する最初の保護者会での様子などはどうでしたか。

 

委員:

 和泉保育園では結構揉めました。そんな話は聞いていない、それであればここを希望しなかったといった声が挙がり、長時間の保護者会になりました。

 

委員:

 宮前保育園では私が子どもを通わせるようになった頃にはすでに民営化が決まった後でしたが、過去にいろいろ揉めたという話は聞いていました。その後は大きな混乱もなかったと思います。

 

副委員長:

 今まであったものがなくなる、もしくは、先生が代わるということは子ども達にとって動揺する要因だと思います。また、民営化の是非に関する声はさまざまだと思いますが、公立の保育園にせよ私立の保育園にせよ、そのような意見を融合させてよりよいものを目指していくべきです。民営化が決まれば保護者は必ず動揺するので、その動揺を軽減させるためにはどうすればよいのかという次回に活用できるような委員会の検証結果になればと思います。

 

委員長:

 話がひとつにまとまる部分もあれば、それぞれの事例固有の特徴として残して引き継ぐという部分もあると思います。また、子ども達にとってもすぐにはよしあしの結論は出せないでしょうが、次の民営化の際には参考にできるような内容にしたいと思います。それでは今後の日程調整について本日決めたいと思いますので、事務局よりお願いします。

 

事務局:

 本委員会は毎月1回の開催を予定しています。次回以降も毎月のこのような時期がよろしいかと思いますが、いかがでしょうか。

 

委員:

 毎月最終週の水曜日などがよいかと思います。

 

事務局:

 他にご意見等ありますか。

 

一同:

 異議なし

 

事務局:

 では、毎月最終週の水曜日で予定を組みます。次回は5月30日の水曜日の19時からでよろしいでしょうか。

 

一同:

 異議なし

 

委員長:

 では、これで第1回狛江市立保育園民営化検証委員会を閉会します。本日は皆様ありがとうございました。
    
    


狛江市立保育園民営化検証委員会 名簿

肩書 選任の区分 氏名
委員長 識見者(学識) 井口 眞美
副委員長 識見者(施設) 西岡 邦子
委員 民営化園保護者
(めぐみの森)
阿部 洋平
委員 民営化園保護者
(いずみ)
蒲 直裕
委員 市職員 石森 準一