平成29年度第6回狛江市市民参加と市民協働に関する審議会会議録(平成30年2月22日開催)
1 日時 |
平成30年2月22日(木曜日) 午後7時~8時35分 |
2 場所 | 防災センター303会議室 |
3 出席者 |
委員: 奥村隆一 内海貴美 藤川隆司 関幸一 島本和彦 小川憲一郎 松本和美 平美和 宍戸泉 愛甲悦子 長谷川好道 石田琢智(12名) 事務局: 政策室長 田部井則人、政策室協働調整担当 大脇瑶子 |
4 欠席者 |
大塚隆人 松崎学 西家將善 |
5 提出資料 |
前回会議録 資料1 市民フォーラム実施報告書(案) 資料2 平成29年度市民協働事業提案制度の実施状況について [92KB pdfファイル] 資料3 市民協働事業提案制度マニュアル(案) |
6 会議の結果 | |
1.開会 (1)配布資料、前回会議録の確認
2.議題 (1)市民フォーラム実施報告 -資料1について、事務局から説明- -各委員から感想、課題等を報告- (委員)今回のサミットの目的は4団体の成功例を発表するというもので、スライドによる概要発表と、グループごとの団体メンバー交えたトークによって、参加者に対しても目的が十分に伝わったのではないだろうか。私自身も活動内容を知ることができ、非常に良かった。 (委員)各グループのプレゼンテーターがとても上手だった。発言もきちんと伝わった。 (委員)当日は参加できず申し訳なかった。資料拝見させていただき、非常に盛況に終わったようで安心した。若い方が中心となっているグループもあるため、これからもこういった機会をつくり、活発になっていったら良いと考える。 (委員)こういう場に参加される方はご自身の意見を話したい方が多く、皆さんに一言ずつでも話してもらうことが大事と感じた。何度か重ねている中では大変盛況に行われていたと思う。 (委員)特に問題なく形となったが、長い目で見れば課題もたくさんあった。一般で来てくれる方も半分くらいは関係者であり、普通の一般の方に興味を持っていただける内容というのが、審議会だからこそ分野を絞れないため難しいと思う。成功してきたフォーラムの良い点を取り上げながらも形を変え、もっと一般の方が来てくれるように変えていかなければいけないと思う。ただ、来場者は一様に楽しかったと言ってくださり、こうした狛江サミットの緩い輪の作り方は残しつつ続けていってほしい。 (委員)目的は達せられたと思うが、参加者のご意見を読むと新たな課題も見えてきたと感じる。また、グループトーク時のホワイトボードの効果を非常に感じた。今後も続けるべき。 (委員)当日受付を担当していたが、一部定刻より遅れて参加された方もおり、時間厳守が期待される。Dグループで國井会長のお話を聞いていて、老人クラブは18年の歴史があり参考になったと感じる。 (委員)Bグループにいて感じたことは、参加者の方が非常に会話がスムーズで馴れていらっしゃったということ。こういう場に来られる方は意識が高いと感じる。 (委員)意識の高い方が多く、話を繋ぐだけで大丈夫だった。そういった方は市内に多くいらっしゃると思うため、もっと発掘できると良い。 (委員)グループトークのメンバーをミックスしたことが良かった。例えば、周知の仕方をとってみても、若い方は最先端の方法で、老人クラブはまた違う方法でということがあり、それぞれのアイディアをもらったりやり方を聞きあったりと、アドバイスしあえたことが良かった。交流できたことで、お互いに得られるものがあったと見受けられた。 (会長)次年度、幅広い方々に声をかけられるよう周知の仕方を工夫していきたい。今の皆さんの意見を報告書に落とし込んで欲しい。 (事務局)報告書ができ次第お配りする。
(2)平成29年度市民協働事業提案制度の実施状況について -資料2に基づき、事務局から説明- ・報告書ができ次第お配りする。
(3)市民協働事業提案制度のマニュアル見直しについて -資料3に基づき、事務局から説明- ・審議会から、市民協働事業提案制度の見直しについて提言をいただいた。それに伴い、今年度は申請書類や行政提案型の募集時期について見直しを行ったが、来年度はマニュアルの見直しを行いたい。 ・今までの内容を大幅に変更し、「制度のメリット」、「審査のポイント」、「経費の考え方」、「提案のポイント」を新たに加えている。ご意見いただきたい。
(委員)あまり細かく書き過ぎるとチャレンジする人がいなくならないだろうか。審査のポイントを見るとすぐにいい悪いが判断できてしまうため、忖度して出さない人も出てしまう。 (委員)両方いると思う。書いてくれることによって進めやすいと思う人もいるだろう。 (委員)「NG」の内容が断定的な書き方のため、不採択になると感じやすい。 (委員)逆に書いてある方が、自分達が考えている案を修正しやすい。考える種にもなる。このページに、わからない点はお気軽にご相談ください、と加筆すると良いだろう。 (会長)訴求力のある提案を考える上ではヒントになる。 (委員)申請書類はこの審査ポイントに沿った内容になるのか。 (事務局)分量は増やさずに審査のポイントに沿う形への修正を想定している。 (委員)このマニュアルは今後も修正可能なのか。 (事務局)可能である。 (委員)可能ならば、反応を見るために一度こういった形で出してみても良いのではないか。 (会長)「NG」、「OK」という表現をやめて「ポイント」という表現にし、「OK」の文章はそのままに、「NG」の文章は否定の文章に変えれば良いのではないか。 (委員)「NG」、「OK」はあった方がチェック項目として使える。例文を柔らかい文章に変えれば良い。 (委員)公益性の具体的な事例としては、記載内容自体が「OK」の内容となっている。 (会長)「NG」、「OK」は、特に気になるところが入っていれば、全部の項目に必ずしも入っていなくて良いのではないか。 (会長)継続性について、これがスタートアップ事業補助金であれば、3年後には自立してくださいという意味で評価は妥当である。しかし、協働事業は行政と団体のそれぞれの強みを活かすことによって初めて実現するものであるため、事業終了後は団体だけで独立してやってもらうというのは違うのではないか。市と一緒に継続するという意味であれば問題ないだろう。 (委員)ドイツでは100年以上続くクラブ組織がいまだに補助金をもらっている。日本の行政は逆に言えば進んでいるのかもしれない。とは言え、協働でやっているのに独立しなさい、というのは疑問を感じる。 (会長)提案事業が全て続いてしまうと、財政の肥大化に繋がると考えてのこともあるだろう。 (委員)審査のポイントに関することで、審査員としては合格ラインがあると数字を気にしてしまうため、合格ラインはあえて示さず、何が問題点なのかが提案団体にしっかり伝わるような形での点数付けを考えた方が良いと思う。また、質問書の提出は郵送も可となっているが、プレゼンテーションの前に1回は直接話ができる機会があれば、お互いの疑問点などを調整しやすいのではないだろうか。 (会長)質問ではなく担当部局と打合せという形もありだと思う。合格ラインについては、団体としては審査のポイントや合格の目安がわかっていると戦略が練りやすいと考えるが、審査員側が気を使うこともあるため、別の方法で目安のようなものが示せると良いと思う。 (委員)点数ではなく、最終的に審査員個人としては合格だという意味で「○」をつけるといった評価もありではないだろうか。 (会長)条件付採択か不採択かが点数だけでは見えてこないため、わかるようになると良い。 (委員)合格ラインを示すと、不合格だった人は自分が何点か気になってしまうのでは。 (委員)審査が5段階評価のため、同じことを考えていても優しい人と厳しい人で審査員によって点数の付け方が異なるため、絶対評価したときに数字が変わってしまうところがある。例えば点数を3段階評価にすると、審査員間の差がなくなるのではないか。 (委員)これが狛江市にあったら面白いという評価も必要ではないだろうか。 (会長)評価の仕方ということで色々ご意見をいただいた。もしかすると点数ではない方が良いのかもしれない。次回の審議会の課題としたい。 (事務局)提案のポイントに「提案事業のその後を考える」と入れているがどうか。 (会長)協働事業として目指すべきゴールをどう考えるかだと思う。最終的には市の関与を外れて団体として自立していくことをゴールとするならば、そういった意味の継続性も良い。 (事務局)協働事業として市がずっと一緒にやっていけるか保証がないため、とっかかりとして市を使ってもらい、団体にノウハウや力をつけていただいて継続していただけると、地域や市民の団体の方がやっていただく意味もあると考えて継続性をいれてみた。しかし、協働事業の継続性という意味ならば市が判断するものと考えられるがいかがだろうか。 (委員)何年か前に青年会議所がBBQに関する会議をしたものが協働事業としてあったが、あれは継続性という意味では考えられない事業である。協働事業を起爆剤と考えて市と一緒にやりたいということも想定でき、その後のことはずっと継続しなければならないというものではないのではないか。継続性にはマッチしない提案もある。 (会長)市民協働事業は何でも毎年行っていくものなのか。1回で目的が達せられるものも良いとするならば、継続性は必要ない。 (委員)「計画性」などに言葉を変えるか。「NG」の文言は変えないといけない。 (委員)「発展性」があるため、この項目で十分な気がする。 (事務局)事業の継続は審査のポイントではなく、団体の継続性という意味と考えたほうが良いだろう。単発の実施も協働事業としては認められるものである。 (会長)提案のポイントについては、1が一番重要であるため、あとはなくても良い。また、こまえくぼの案内に、提案申請作りの相談ができるとあると利用がさらに膨らむと感じる。 (事務局)いただいた意見を踏まえて、修正を行う。
(4)市民モニター制度の活用について -資料4に基づき、事務局から説明- ・現時点では情報発信が23件、アンケート調査が4件。基本的にメールを配信するだけとなっているためモニターの意欲が低下してしまう。何かアイディアがあればいただきたい。 ・定数を50人としているが、増やしてはどうかと考えている。
(会長)アンケートやるのであれば、50人の倍は欲しいと感じる。 (委員)市が配信した情報をモニターからも拡散してくれると良い。 (委員)モニターの募集の際に、年令や性別、住所にばらつきは出るのか。 (事務局)2,500人に無作為で送り、希望される方を登録させてもらっている。送る際にはばらけるが、戻ってくるときにばらける保証はない。 (会長)イギリスの自治体が福祉の計画を考える際には、モニターに偏りが出ないよう、高齢者が少なければ老人クラブに行くなど、地域の分布に厳密にあわせている。しかし、そこまでやる必要はないのではないか。 (委員)10人程度しか回答がないのであれば、必要ないだろう。 (事務局)当初は説明会やパブコメに参加される方も多かったが、段々減ってきてしまった。モニターとしての機能がなかなかなく、アンケートのようなものがあれば、コンスタントに活動してもらえると思う。 (委員)任期が長すぎる。3ヶ月や半年であれば熱心にやってくれるだろう。長くても1年。 (委員)なるべく新しい意見が欲しいのではないか。 (会長)参加する側からすればモチベーションはなかなか持ちにくい。モニターの意見をどう反映したかまでは難しいが、市報のどこかに市民モニターのアンケート結果欄をつくって、1個でも2個でも載せられればフィードバックでき、モチベーションに繋がるのではないか。 (委員)題名だけを見ると専門的な単語が多いため、普通に暮らしている人にもわかりやすいように問いかけを工夫すると良いのではないか。また、幅広く問題意識を持ってもらうためにはこういったチャンスが多ければ多いほど良いため、無作為抽出を5,000人に増やすのも手かと。こういう事業があるのかと気付く人が増えてくれれば良いと考える。 (委員)情報発信が年間23件というのは多すぎる気がする。情報発信のメールは基本的に目を通して終わりだが、情報発信が多すぎると開封しない可能性も考えられる。費用はかかるかもしれないが、アンケートは郵送するようにすれば回収率も変わってくるのではないか。 (会長)返信しなければいけないメールと情報を得るだけのメールがあった時に、流されてしまう可能性はある。まずはどちらのタイプかわかる件名にすることが基本と思う。 (委員)アンケートの実施をもう少しばらけさせることはできないのか。 (事務局)役所の場合、年度始めにアンケート調査を行って年度内の事業に生かすということがあるため、満遍なくというのが難しい。 (会長)ある企業の広報は、年間の計画を立てて事業部門に広報内容を募集した後、バランスを見て広報時期を分散させている。最初に計画が決められるのであればそういった方法もある。 (委員)委員募集の情報配信は、ある程度時期が近いものは項目として1回にまとめられると良い。または、委員募集しているので詳細はこちらへ、だけにすると良いのでは。 (会長)皆様から色々なご意見をいただいた。参考にしてほしい。
3.その他 (会長)今年度で委員の任期が終了のため、本日が最後の審議会となる。 (事務局)次の審議会の委員募集については、委員の皆様にも別途ご案内させていただく。 (会長)皆様ありがとうございました。
-閉会- |