1 日時

平成29年8月24日(木曜日) 午後6時~8時

2 場所

狛江市防災センター 402会議室

3 出席者

委 員 長  後藤光蔵

副委員長 北沢俊春

委員   今安典子、本橋正美、谷田部英雄、栗原繁、谷田部正美、石倉誠司

事 務 局  片岡晋一、加藤裕之、小野将史

委託業者 株式会社地域計画研究所 井原満明、田中寛人

4 欠席者

今井由美子、天野泰子、榎本正樹

5 議題

1 開会

2 議題

(1)消費者アンケートについて

(2)農業者アンケートについて

(3)市農業の概況の修正について

(4)素案の検討について①(課題の検討・整理)

(5)その他

6 提出資料

東京農業のすがた

東京農業振興プラン

農業振興計画消費者アンケート集計結果

狛江市農業者アンケート調査票(案)

狛江市の農業の概況

素案の検討について①計画の骨子/施策の柱

7 会議の結果

1.開会

(委員長)

開会宣言。

出席者8名、欠席者3名である。

議題に入る前に、事務局より報告事項を求める。

(事務局)

 報告事項は3点である。1点目は、農業委員会委員の任期満了により、会長に本橋氏が就任した。それに伴い、農業委員会委員選出の枠が小川氏から本橋氏となった。

(本橋氏より自己紹介あり。)

報告事項2点目は、事前送付していた資料4について、訂正があったため、差し替え版を用意した。

3点目については、第2回の会議のなかで、都市の生産緑地制度などを説明する回を設けた方がよいという意見があった。資料1及び資料2を事前に送付していたが、市民委員が2名とも欠席のため、次回に延期とする。

 

2.議題

(1)消費者アンケートついて

(委員長)

配布資料について、事務局に説明を求める。

(事務局)

 消費者アンケートについて、資料3に基づき説明。最終的に590件の回答を得ており、回収率は39.3%となっている。資料3-1については、委託業者に説明を求める。

(委託業者)

資料3‐1に基づき説明。

(副委員長)

 資料3‐1の3ページ問12について、午後の利用を求める声が3割とあるが、別の調査があったのか。

(委託業者)

ヒアリングでも聞いている。

(委員長)

問21については、農家の手伝い関心があるという人は実数で174名、関心がない人は204名であり、問23については、市民農園を利用したいという人が121名、利用したくない人が231名である。市民農園を利用したいという人の割合や、ボランティアに関心がある人の割合は、他の市町村に比べてどうか。

(委託業者)

関わりたいという人の割合は高いと思う。

(委員長)

今分からなくても結構だが、アンケートの結果を見ていて気になったところである。

(委員)

資料3の自由意見のなかに、野焼きをやめてほしいとあるが、実態はあるのか。

(委員)

 若い方はほとんど無いが、高齢の方がやっていることもあるのではないかと思う。

(委員長)

 資料3の自由意見575番のえだまめ子育て支援カードとは何か。

(事務局)

市の施策で、子育て世帯を支援するために、商店での優遇を受けられる仕組みである。

(委員)

アンケートの結果については、都市型農業ならではの結果が出ていると思う。また、市民農園にこだわり過ぎていると思う。もっと他にやり方があると思う。市民農園を増やすことは厳しいと思う。

(委員)

ほとんどの方が、農業に対して関心のある回答が多かったと思う。その一方で、心が痛くなるような回答や、狛江の農業は必要ないという回答もあった。全ての人が認めてくれるような農業はできないと思うが、少しでも関心を持ってくれている方々に対してどうしていくかということに力を注いでいきたい。それについては、アンケートの回答にあったように、PRがほとんど足りないということが課題である。地域の方々に積極的にPRをしていくべきであると思う。

(委員長)

アンケートを回答している人たちの意見で欠けている部分は、単に農業が野菜を供給して、それを消費しているという関係だけではなく、地域を自分たちが望ましい街にしていくために農業が果たす役割もある。そのような中で、市の施策の中に入れることもたくさんある。消費者の農業への関わり方も重要であると思う。

(委員)

このアンケートの結果は、部外秘か。他の農家に見せてもいいのかを聞きたい。

(事務局)

 現段階では、振興計画の付属資料として掲載し公表する予定である。

 

(2)農業者アンケートについて

(委員長)

 配布資料について、事務局に説明を求める。

(事務局)

 農業者アンケートについて、資料4に基づき説明。第2回会議で出た意見を反映させ、アンケート修正版を作成した。

(委員)

 問6に専業農家とあるが、農業者が考えている定義とは違うと思う。いわゆる農業のみを営んでいる人が専業農家だと思う。副収入が少しでもあれば兼業農家である。

(委員長)

 農水省で定義している書き方は、問6のとおりである。分かりづらいということであれば、このアンケート上では分かりやすい定義に変えてもよいと思う。

(副委員長)

 親が農業をやっており、子どもが働きに出ていたらどうなるか。

(委員)

 その場合でも別所帯として考えるため、専業農家である。

(委員)

 問6は質問する必要はあるか。農業以外の収入があるかどうかを聞ければいいと思う。自給的農家や販売農家の情報はセンサスにある。

(委員)

 狛江市では、純粋に専業農家であるという人はいないと思う。

(委員)

 問12の情報があれば、それでいいと思う。

(事務局)

 問6の設問については、設問自体の必要性も考慮して考えたい。

(委員長)

 他にある指標でクロス集計して足りうるのであれば、それでもいいと思う。削除する方向で考えてほしい。

(委員)

 問13については、年間所得の目標を聞くのではなく、年間農業販売金額を聞いたほうが、農業者の方は分かりやすいと思う。

(事務局)

 問12が販売金額になっているので、合わせた方がよいと思う。

(委員長)

 この質問の意図は、どのくらいの所得を目指していれば、農業を続けていこうと思うのかを知りたいということである。

(委託業者)

 東京農業振興プランの経営モデルに掲載されている数字に、基準を合わせるために、所得にしている。

(委員)

 実際には、個別相談会になると、収入金額は出てくるが、所得を出すのは難しくなる。認定農業者以外の方が記入した時に結果としてアンケートの数字として使えなくなると困ってしまう。

(事務局)

 実態はその通りである。検討したい。

(副委員長)

 順番として、所得の前に収入金額を出す。販売方法によって割合を出すようにする。説明しないと分からない。

(委員長)

 分かりすい方向で検討していただきたい。

(委員)

 学校給食については、現在6名しかいないが、アンケートをとる必要はあるか。

(委員)

 今後取り組んでみたいということも聞けると思う。

(委員長)

 学校給食に取り組んでいたが、止めた人についての理由も聞くことができるため必要である。

(委員)

 問18については、規格がうるさいとあるが、規格が厳しいという文言に修正した方がよい。

(委員長)

 問28については、今後の制度のことは聞かずに、農地をどうするかという質問だけにしたいと考えている。

(副委員長)

 選択肢1については、そのまま継続するというよりは、生産緑地を継続するにしたほうが分かりやすいと思う。また、まだ分からないという選択肢を増やした方がよい。

(委員)

 その通りであると思う。

(副委員長)

 買取請求という文言より、買取申出の方が正しいのではないか。

(事務局)

 市で使っている文言を確認する。

(委員)

 問28について、生産緑地がいつから始まって、いつ終わるか分からない人が多いと思う。時期について記載した方がよいと思う。

(委員長)

 ほとんどの生産緑地が2022年で終わるという文言を加筆した方がよい。

 

(3)市農業の概況の修正について

(委員長)

 配布資料について、事務局に説明を求める。

(事務局)

 市の農業の概況について、資料5に基づき説明。

(委員)

 6ページの農産物別作付面積・収穫量のデータが、平成25年となっているが、平成26年の最新データが出ているはずである。

(事務局)

 新しいデータにする。

(委員)

 5ページ及び7ページについても同様に修正してほしい。

(委員)

 10ページについて、農業者アンケートと同様の話になるが、専業農家という言葉を変更してほしい。

(事務局)

 前回の会議から、議論になっているが、10ページの右の表については必要が無ければ削除してもよいと考えている。

(副委員長)

 他の市でも、専業農家が増えている。そうだからと言って、市の農業が向上しているとは理解できない。

(委員長)

 販売農家では63件で、経営体だと64件になっている箇所が混在している。整理した方がよい。

(委員)

 12ページについて、経営耕地なしの農業経営体が1件あるが、どういう意味か。

(委員長)

 これに該当するのは農家ではない。農家という経営体ではない、農業にかかわる経営をしていることである。

(委員)

 千代田区に例がある。

(委員長)

 23ページについて、産出額/販売農家は、意味のある数字であるかが分からないため、削除した方がよい。その代わりに、産出額/10アールの農地で算出した方が意味のある数字であると思う。また、産出額/世帯は、説明が無いと分からないため、上の枠内に説明文を加筆した方がよい。14ページの農業就業人口についても、注釈を入れることが好ましい。

 

(4)素案の検討について①(課題の検討・整理)

(委員長)

配布資料について、事務局に説明を求める。

(事務局)

素案の検討について、資料6に基づき説明。

(委員長)

 施策の柱の3番について、多面的機能に対する市民の役割というよりも、目指すべき市のあり方の中での農業の役割と農業者、市民の役割とした方がよい。地域を作っていく上で、農業者と市民が協力し共に努力していくことを通じて、市の中での農業が果たす役割を挙げた方がよい。狛江版CSAがよい取組みであったと思う。そのような取組みを計画に掲載していけるようにする。

(副委員長)

 市民の方が、農業に関わるということに、市民農園やボランティアがあると思う。ブルーベリー狩りのように、野菜の収穫だけを体験することはあるのか。

(委員)

 狛江では無いと思う。

(副委員長)

 市民の人は望んでいないのか。

(委員)

 望んでいると思う。

(委員長)

 教育委員会のチラシで給食のことが掲載されていたが、他の市では作成しているのか。

(委員)

 狛江市と他の地区では、形態が違うと思う。狛江市は栄養士と直接やりとりをしているが、他の地区は違うと思う。狛江は栄養士と農業者の距離が近い。

(副委員長)

 農協でも貸出農園はやっているのか。

(委員)

 見つかりそうである。話が進んでいるところがある。

 

(5)その他

(事務局)

第4回会議の日程を報告。次回は、10月10日(火曜日)午後6時から防災センター302会議室で行う。

 

3.閉会

 閉会宣言。