1 日時

平成29年8月10日(木曜日)午後7時~8時43分

2 場所

 狛江市防災センター4階 401・402会議室

3 出席者

 委員長  南野 奈津子
 副委員長 田尻 由起
 委員   冨永 和身
 委員       渡邊 敏政 

 委員     鈴木 道晴 
 委員   神谷 学

 委員   飯田 伊佐夫
 委員   小町 武夫
 委員   髙橋 良典
 事務局  政策室長 田部井 則人
      政策室企画調整担当副主幹 浅井 信治
      政策室企画調整担当主事 西村 亜輝彦  

4 欠席者

 委員   津吹 さくら     

5 議事

(1)開会

(2)委員長・副委員長の選出について 

(3)諮問

(4)委員会の運営について

(5)狛江市総合戦略の進捗管理について

(6)今後のスケジュールについて 

(7)その他

6 配布資料

資料1 数値目標(KPI)一覧
資料2 狛江市総合戦略進捗管理シート

その他 狛江市総合戦略推進委員会委員名簿
    狛江市総合戦略推進委員会の設置及び運営に関する条例

7 会議概要
(1)開会

  市長挨拶

(2)委員長・副委員長の選出について

  推薦により、委員長は南野委員、副委員長は田尻委員とする。

(3)諮問

  高橋市長から南野委員長へ諮問

(4)委員会の運営について

  委員及び事務局の挨拶、委員会の運営について事務局より説明

(5)狛江市総合戦略の進捗管理について

○事務局

(資料1及び資料2について説明)

○委員長

 事務局の説明について質問等がなければ、テーマ毎に進めていきたい。

基本方針1「魅力あるまちづくり」のテーマ1「安心・安全なまちの推進」について、意見や質問等あるか。平成28年度末は防災に関する2つの指標が上がっていない。

○冨永委員

 KPI「昨年1年間に防災に関する催しに参加したことがある市民の割合」の催しとは、水防訓練と総合防災訓練のほかに何があるのか。

○事務局

 総合防災訓練や水防訓練に加え、地域や学校で行われている防災訓練や講演会等が含まれている。なお、この指標は毎年4月に無作為抽出した2,500人の市民を対象にアンケートを実施しているものである。

○冨永委員

 約20%の人が参加した結果となっているが、人口約8万人の約20%である約16,000人が防災の催しに参加しているとは思えない。

○事務局

 この市民アンケートは2,500人に送付をし、回収した759人のうちの19.1%である。

○冨永委員

 回答した759人は市政に関心のある人たちであると思われるため、関心のある人たちの中の約20%が参加したのではないのか。

○事務局

 統計手法である無作為抽出法を行った結果であると考えている。

○冨永委員

 私は防災会に関係しているが、それほど参加しているとは思えない。

○委員長

 世代間の差があるのではないか。

○冨永委員

 50歳代以上が参加しており、20歳代や30歳代の参加は少ない。

○事務局

 アンケートにおいても高齢者の参加が多い結果となっている。

○委員長

 若い世代の参加を促す必要があるのではないか。

○飯田委員

 参加者が少ない理由として、PRしても住民まで情報が届かないからではないか。広報こまえは新聞を購読している世帯しか届かないため、自分から意識的に情報を取りに行かないと難しい。

 そのため、町会等の組織がしっかりしていれば、周知もでき、お誘いあわせもできることになり、KPIも上がっていくと思う。

○神谷委員

 町会等の活用は一つの方法であると思う。また、学校に周知することにより保護者が興味を持ち、参加につながるのではないかと思う。

○小町委員

 先日、和泉小学校の授業参観日に体育館で避難所運営協議会の展示等を行っていた。学校のイベント等と一緒に行うことにより、防災の催しに保護者が参加しやすく、関心を持たせる一つの方法であると思う。

○冨永委員

 防災訓練等をPTA等と一緒にできれば、若い世代の参加も促せ、参加率も上がると思う。

○委員長

 幼稚園や保育園でも引き取り訓練等を数多く行っている。

○副委員長

 幼稚園や保育園だけでなく避難した場所への引き取り訓練等も行っているところもある。

○委員長

 様々な場所で行っている防災訓練等に市が関与することになれば指標の数値も上がると思う。

○鈴木委員

 KPI「自然災害に対して何らかの備えをしている市民の割合」が下がっているが、非常食や防災グッズ等の備えは継続的に意識していないと難しいと思う。すでに行っているかもしれないが、食料の目安や防災グッズ等のモデルケースを示して周知できれば良いと思う。

○委員長

 防犯については意見や質問等あるか。

○渡邊委員

 狛江市商工会では、高齢者への特殊詐欺対策として郵便局や警察署等と連携して暑中見舞いを出している。また、狛江市、調布市、調布警察署、調布市商工会、狛江市商工会とでサイバーセキュリティに関する協定を締結している。

○飯田委員

 KPI「市内刑法犯認知件数のうち、窃盗犯・粗暴犯・その他の合計件数」に放火も含まれているのか。

○事務局

 主なものは侵入盗、ひったくり、車上荒らし、自転車盗である。

○飯田委員

 増えている数字は放火によるものと思った。

○鈴木委員

 特殊詐欺は増えているのか。

○事務局

 特殊詐欺については、平成27年度の12件から28年度の21件と件数は増えているが、被害金額はほぼ同等である。

○鈴木委員

 オレオレ詐欺等の特殊詐欺の手口が巧妙化しているため、銀行の支店では調布警察署に協力していただき、防犯訓練を行っている。警察署員が高齢者世帯へ戸別訪問を行っているのは知っているが、各団体に対して警察による講習会等ができないだろうか。

○事務局

 以前は市で特殊詐欺についての講座を開催したことがある。また、地域のイベント等に参加して防犯グッズを配っていた。

 また、8月15日号の広報こまえ1面に「犯罪のないまちを目指して」と題し、犯罪件数や対策に関する記事を掲載する予定である。

○小町委員

 刑法犯の件数は全体的に上がっているのか。それとも一つの犯罪が特化して上がっているのか。

○事務局

 平成27年度から28年度への比較資料は手元にはないが、掲載予定の8月15日号広報こまえでは28年1~6月と29年1~6月を比較して、特殊詐欺が一番増えている結果となっている。

○委員長

 特殊詐欺の主なものは振り込め詐欺なのか。

○鈴木委員

 オレオレ詐欺、ATMまで誘導・操作させて振り込ませる詐欺、キャッシュカードを搾取し暗証番号を聞く詐欺の3つのパターンが主なものである。

○事務局

 8月15日号の広報こまえでも市職員をかたる還付金詐欺、デパート店員をかたる詐欺、オレオレ詐欺の3つが主なものとしており、自動通話録音機の貸し出し等の防衛策についても掲載する予定である。

○小町委員

 自動通話録音機貸出件数は増えているのか。

○事務局

 手元に資料がないため確認する。

○冨永委員

 東京都の補助金が付いていたのではなかったか。

○髙橋委員

 以前は都の予算で購入した自動通話録音機を市や警察署で貸し出していた。現在は市で購入し、都が1/2の補助を出している。

○冨永委員

 自動通話録音機を無料で貸し出していることを知らない人が多い。

○委員長

 総括として、防災については若い世代への催しの参加の周知、学校や町会との連携、防災グッズ等のモデル提示、防犯については商工会等との連携、特殊詐欺への注意喚起の広報について取り組んでいただきたい。

 次に、テーマ2「狛江の自然や文化をいかした活性化」についてだが、KPI「イベント等に3回以上参加したことのある市民の割合」が下がっているが、KPI「狛江市の認知度」は上がっている。最初に「狛江らしいイベントによる活性化」について意見や質問等あるか。

○小町委員

 フェイスブック等を見るとイベントは市内で多く開催されているイメージがある。30~40歳代の世代が集まって積極的に活動しているイメージはあるが、参加している人は少ないと感じる。

○鈴木委員

 いかだレースや45人リレー等をはじめ市の多くのイベントに参加しており、狛江市は参加型のイベントが多いと感じている。また、「クラウドファンディングを活用した花火大会」とあるが、クラウドファンディングは最近普及もしており有効なツールであると思う。花火大会で導入して、他のイベントでも活用できれば良いと思う。市民からもどのイベントに活用できるか提案してもらっても良いのではないか。

○神谷委員

 いかだレースはとても良いイベントであるため、J:COMでは7月31日のデイリーニュースで放送した。ケーブルテレビも積極的に活用していただきたい。

○小町委員

 KPIの数値が20.5%から17.3%へ減少したことについて、どのように分析しているのか。

○事務局

 指標にある3回以上の参加者は減っているが、2回以下の参加者の割合は約70%で昨年度と変わっていない。

○委員長

 アンケートの際にはイベントのリストを載せているのか。

○事務局

 特に載せていない。

○飯田委員

 平成27年度に花火大会が開催されたが、28年度は開催されなかったため、指標が下がった可能性もある。

○委員長

 2点目の「魅力の発信」について意見や質問等あるか。

○飯田委員

 猪方小川塚古墳について、平成28年度の進捗管理報告書における平成28年度以降の取組みに比べ、委員会資料の平成29年度以降の取組みでの内容が後退しているように思われるが、理由があるのか。

○事務局

 整備スケジュールの都合により表現を変更している。

○冨永委員

 調布市の東京スタジアムでラグビーワールドカップ2019や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されるので、どのように活用していくのか。

○事務局

 平成29年4月からオリンピック・パラリンピック等推進担当を一人配置し、今後積極的に取り組む予定である。

○委員長

 総括として、イベント自体はとても活発に行われている実感はあるが、参加者を増やすために広報の工夫を検討すること、花火大会の開催に向けて市民の意識を喚起するとともにクラウドファンディングの活用を広げること、ケーブルテレビ等の媒体を活用すること、オリンピック・パラリンピック等の開催に関連づけた魅力の発信を行うことである。

 次に、基本方針2「子育てしやすいまちづくり」のテーマ1「子どもが健やかに育つ家庭への支援」について、意見や質問等あるか。

○副委員長

 待機児対策を進め保育所等が増えてくると、逆に子育てひろばの利用者は減っていくという話がある。待機児対策を進め保育所等を増やすのであれば、子どもの数が増えない限り、子育てひろばの利用者数はそれほど変わらないと思う。

○事務局

 KPIに関する補足の説明であるが、平成27年度は一つの施設が建て替えのため利用できなかったが、平成28年度はこの施設が利用できるようになったため利用者数は上がっている。

○委員長

 (仮称)北部児童館に子育てひろばができて周知すれば数値は上がっていくのではないかと思う。人口も増えているとのことなので子育て世帯も増えていると思う。

○飯田委員

 平成28年度進捗管理の委員会総括に対しての市の対応が平成29年度以降の取組みに記載されていないが、構わないのか。

○事務局

 全庁的に委員会の総括を受けて検討しているが、現実的にできることから進めている。

○委員長

 昨年度の総括を踏まえて、市政の中で具体化する上で優先順位の高いものから進めているということである。

○副委員長

 幼稚園や保育園への入園や小学校への進学に対する支援の充実については記載されているが、乳児期の子どもを抱える家庭への支援について記載されていない。平成28年度の進捗管理報告書には「赤ちゃんがきた」について記載されている。保護者にとっては生まれてからの1・2年が子どもの発達への心配や子育てに対する悩みがあり大変であるにもかかわらず、乳児期について記載がないのは良いのか。

○事務局

 昨年度は「赤ちゃんがきた」の開催回数を増やしたため記載したところであるが、現在も取り組んでいないわけではない。乳児期に対する取組みについては総括の意見として受け止めたいと思う。

○委員長

 子育てひろばの利用者は保育所の数にも連動していくと思われる。また、1・2歳児の保護者の利用が多いと思うので、健診の場等で保健師が情報提供すれば、聞くきっかけになると思う

○小町委員

 国領駅の前にある調布市の施設は子どもを遊ばせたり食事ができる良い場所がある。子育ての環境には狛江市の施設より周りの自治体の方が充実していたと思う。

○委員長

 子育てひろばの年間利用者数への取組みについては広報等による周知の強化ということになる。また、利用者にアンケート等を実施していると思うが、施設に対する利用者の意見を聴き、ニーズを把握する必要があると思う。また、乳幼児や保護者に対する支援が必要であると考える。

 次にテーマ2「子育て環境の充実」について意見や質問等あるか。このテーマのKPIは進んでいる。

○小町委員

 民間の保育園が家の近くに建てられたが、心配していたほど騒音や交通が意外と気にならない。

 また、プレーパークは家の近所であるが、様々なイベントも行っており、自分が子どもであったら通いたいと思った。

○委員長

 今年度も保育園を建設する予定はあるのか。

○事務局

 今年度もいくつか開園している。

○委員長

 このテーマについては、昨年度の委員会総括と同様に引き続き着実に継続して進めていただくということになる。

 次に、基本方針3「市民が活躍するまちづくり」のテーマ1「地域に貢献できる人材の育成」について意見や質問等あるか。

○鈴木委員

 平成29年度の取組みに健康マイレージ制度の試行導入とあるが、どのような効果があるか。みずほ銀行のグループのシンクタンクが6市程度の自治体で実証実験をしており、システムによりポイントを管理し、商店街で利用でき、自治体に寄附ができる仕組みで行っている。健康無関心層をターゲットにしており、効果があったのでぜひ実施していただきたい。

○事務局

 試行導入はまだ実施していない。現段階ではシステムを導入するのでなく、台紙でスタンプを押す簡易な方法から行っていく。

○委員長

 貯めたら何かもらえるというインセンティブがあれば効果的である。

○鈴木委員

 狛江市はイベントが多いので、様々な世代もイベントに参加するだけでポイントが付く。

○委員長

 鈴木委員はどうして45人リレーに参加したのか。

○鈴木委員

 銀行支店の職員で参加した。盛り上がっていたイベントであり、顔と顔のつながりについては参加すると実感する。

○冨永委員

 平成28年度の取組みにある新しい総合事業の説明が抽象的であるため、説明いただきたい。

○事務局

 平成29年度からの新しい制度であり、NPO法人や老人クラブ等の地域の力を借りて介護予防等に取り組む内容であるため、そのための担い手となっていただくために団体に働きかけを行った。

○委員長

 同じ話ではないかもしれないが、私が関わっている板橋区の高島平では、空き部屋を利用して運動したり、介護保険やエンディングノートについて勉強したり、国が補助を出してNPO団体が運営しているものがある。

 総括として、健康マイレージ制度導入により高齢者の健康増進に対して積極的に取り組んでいただきたい。また、町会・自治会の加入世帯数は少しずつ伸びているので、継続的に取り組んでいただきたい。     

 

(6)今後のスケジュールについて

○事務局

 次回の第2回狛江市総合戦略推進委員会は9月13日(水曜日)午後7時から開催する予定である。

 

(7)その他

○委員長

 特になければ、第1回狛江市総合戦略推進委員会を閉会する。