1  日時

令和3年7月2日(金曜日) 午後7時から8時30分まで

2  場所

狛江市防災センター402・403会議室(オンライン有り)

3  出席者

委員:石黑昌和、下田禎敏、中山潤子、中山美津江、横山武志、
平野竜智、伊東達夫、後藤理恵、飯田友希、土屋沙織
狛江市長:松原俊雄
事務局:髙橋良典(企画財政部長)、冨田泰(政策室長)、馬場麻衣子・髙橋ひかり(政策室市民協働推進担当)
傍聴者:なし

4  欠席者

なし

5 議題

1.開会
(1)市長挨拶
(2)委嘱状の交付について
(3)委員長・副委員長の選出について
(4)諮問について
(5)委員会の運営について
2.令和3年度男女共同参画推進委員会の進め方について
3.重点テーマについて
4.男女共同参画パネル展について
5.男女共同参画推進フォーラムについて
6.視察先の検討について
7.その他

6 提出資料

資料1 狛江市男女共同参画推進委員会委員名簿
資料2 令和3年度狛江市男女共同参画推進委員会の進め方
資料3 重点テーマについて
資料4 男女共同参画推進計画抜粋
資料5 男女共同参画パネル展について(案)
資料6 男女共同参画推進フォーラムについて(案)
資料7 視察先について

7 会議の結果

 

1.開会
(1)市長挨拶
-市長から挨拶-
-事務局職員自己紹介-

(2)委嘱状の交付について
-委嘱状机上配布-

(3)委員長・副委員長の選出について
・狛江市男女共同参画推進委員会運営規則第4条第1項により、委員長・副委員長は委員の互選により、委員長に下田委員、副委員長に中山(美)委員が決定。
-委員長・副委員長から一言ずつ挨拶-

(4)諮問について
-市長から委員長へ諮問書の交付-
-市長退席-

(5)委員会の運営について
-各委員自己紹介後、事務局から説明-
・委員会は、市長の附属機関として設置されており、市長の諮問に応じ調査審議し提言することとなっている。
・委員会は、委員長が召集し、委員の過半数の出席をもって会議成立となる。
・委員会の議事は、出席者の過半数で決し、可否同数のときは委員長の決するところによる。
・本委員会は、非公開と決定した場合を除き原則公開とする。非公開と決定した場合はその理由を公表する。
・会議録については、要点筆記とし、全委員の確認をいただいた後、市ホームページで公表する。-了承-

2.令和3年度狛江市男女共同参画推進委員会の進め方
-資料2を基に事務局より説明-

3.重点テーマについて
-資料3、4を基に事務局より説明-
(事務局)重点テーマについてご意見をお伺いしたい。
(委員)興味深いと思ったのは、資料4の平成26年度と平成31年度の調査結果で、介護サービスの充実はもちろんのことだが、それ以外の項目の順位が変わっているのが印象的だった。平成26年度にあった「あらゆる分野における女性の積極的な登用」という項目がなくなり、「子育て支援」、「暮らしやすい環境づくり」や「男性の家庭責任」が加わっている。ここから女性というワードがなくなったことが大きいと感じた。個人的に考えたのは、女性が社会に進出するかしないかではなく、進出したからどう活躍してもらえるか、というもう一歩上にレベルが上がったのではないかと感じた。女性が活躍するためにどのような応援が必要かを考える時期かと思ったので、女性活躍をキーワードとして挙げたい。
(委員)市民意識調査は、母数はどのくらいの数になるか。
(事務局)1,500人に送付し、626人からの回答をいただいている。
(委員)アンケートは完全にランダムに送られているのか。
(事務局)無作為に送付している。
(委員)調査上位5つが載っている部分の設問は、平成26年度と平成31年度で選択肢は同じか。
(事務局)基本的には変えないようにして推移を見ているが、表現を変更している部分はある。
(委員)選択肢数は同じか。意図としては、選択肢が増えていたのなら、回答率として分散していそうだと感じた。分散してもなお上回っている「暮らしやすい環境づくり」及び「男性への家庭責任への参加と意識改革」というものは、パーセンテージが上がっているという見方をしていた。
(事務局)平成26年度の調査と平成31年度の調査だと、平成31年度の方の選択肢が7つほど多い。平成26年度のものに加える形で作成している。
(委員)平成31年度で新しく加わった選択肢のものが5位に入っているものはあるか。
(事務局)ここに入っているものは追加したものではなく、以前と重なっている選択肢のみである。
(委員)調査結果はHPに載っているか。
(事務局)載っている。
(委員)テーマの一つとして、男女という名前の委員会ではあるが、男女ではなく包括的にダイバーシティというものがすべての差をなくす根本的な考え方だと思う。また、ワーク・ライフ・バランスが今はホットトピックスではあるが、どうしても働いている人がイメージするものだと思う。例えば、専業主婦の方や働いていない方が、自分のこととして感じてもらえるようなテーマにできないかと思い、資料等から抜粋し考えたのが「ライフデザイン」というテーマである。より広く包括的に、すべての人が自分のことだと感じてもらうことができ、間口を狭めないようなものにできないかと思った。
(委員)今の話をお伺いして、女性活躍というキーワードを挙げたが女性だけの問題ではないと思うし、ライフデザインとして誰もが暮らしやすい観点の方が伝えられるターゲットが増えると思った。「女性」というキーワードを出すだけで、男性の方があまりイベントに来てくれないということが仕事上で経験があった。そのため、テーマ設定の中に「女性」というキーワードを入れるのは少々違うと感じたので、先ほどの意見にとても共感した。
(委員)言い方に語弊があるかもしれないが、それぞれ男性、女性の役割を人間として担う部分はあると思う。企業や組織等へは男女共同参画というものは浸透してきたかと思うが、組織のない家庭等は、もう少し男性や女性にも背中を押すようなものがあるといいと思う。
(委員)これまでの委員会活動で、男女共同参画についてどのように狛江市民に伝えていくかということを考えてきた。男女だけではなくLGBTQ等とも最近言われているが、狛江市としてどうやって関わっていくのかということも含め、今年は考える時期だと思っている。
(委員)計画の策定の委員もしていて感じたことだが、資料4の介護、子育てや仕事については、どうしても高齢の方であれば介護、子育て世代の方であれば子育て等を選びやすくなっている。そのため、重点テーマを決めるのであれば、介護や子育て等を前面に出すのではなく、先ほど挙げていただいた「ライフデザイン」のような切り口から繋げていく方が良いと思う。
(委員長)参考だが、先月男女共同参画週間があり、国で令和3年版の白書が出ている。この特集に「コロナ禍で顕在化した男女共同参画の課題と未来」があり、私個人として興味を持ったのは「コロナ前と比較して男性の育児参画が進んだように見えるが、女性が男性の2倍以上家事育児をしている現状は変わらない」という分析である。今回の重点テーマに繋がるところでもあると思う。
(事務局)いただいた意見を踏まえ整理させていただきたい。

4.男女共同参画パネル展について
-資料5を基に事務局より説明-
(委員長)何か意見等あるか。
(委員)後に視察先の検討があると思うが、パネル展と視察先については関係したものでないといけないのか。
(事務局)色々な取組をしている企業があるため、パネル展と視察先を無理に関係のあるものにしなくても良いと考えている。昨年度までは、第1回目の委員会の開催とパネル展の実施が近く、事務局から開催するテーマを挙げさせていただいていたが、今回11月の実施となるので、皆様にご意見をお伺いしてからパネル展の準備をする形とさせていただいた。
(委員)重点テーマと関連付けて考えていたが、「ライフデザイン」というテーマを考えたので、それに付随して、例えば仕事と家庭と個人の生活の3軸をバランスよくしたいということは、誰もがしたいものだと思うが、なかなかできていない現状があると思う。ただし、できているという人も数パーセントいて、そのロールモデルを提供できたら勉強になるかと思った。例えばワーキングマザーや、育休中の男性、介護をしながら自分の趣味を両立している人にインタビュー等をさせていただいて、タイムスケジュールや両立させるための考え方、周りの人の協力体制がどのように整っているか等を展示するのも良いと思う。現実的に真似できそうな方がいればいいと思うが、そういう人を探す方法に課題がある。
(委員)リンクトインというビジネスSNSで、職種の中に主婦というカテゴリーを追加したというニュースが1年前位に上がっていた。そのSNS上で履歴書のようなプロフィールを作成することができて、インターネットの中でヘッドハンティングを無料ですることができる。リンクトインの中で、主婦代表というような方が積極的に情報発信していたり、逆に生活、育児や仕事を両立させなくていいじゃない、という考え方の方もいたりする。男性側が働ける期間に私は休み、自分が育休から復帰した後に、男性がお休みを取って、という形を夫婦で協力しながらライフキャリアを選んでいるという方もいらっしゃる。そういう方をリンクトインで見つけることはできそうだと感じる。リンクトインジャパンは大手町に本社があるが、子育てをテーマにイベントをやっていて、子育てをキャリアの中で捉えるということを日本社会に頑張って広げようとしている。ここにインタビューに行くと、私たちも勉強にもなるし、インタビューした内容を市民の方に伝えることで、ビジネスSNS自体が無料で始められるものでもあるので、自分たちごとにできるのではないかと思った。
(委員)今まで電子媒体を使用してインタビューやフォーラム等をしたいと意見は出てきたが、なかなか実現することができていなかった。委員の方も深く考察できておらず、集まる回数も限られているので、実現することができていなかった。今後パネル展等についても、デジタル等を使用して作成してもいいのかと思う。
(委員)パーセンテージだけを見ると分かりにくいものを感じる。例えばAという会社では育休制度が整っていて、Bという会社では全く整っていないとしても、平均すると普通になってしまうというところがあると思う。パネル展で生の意見を聞けるような仕組みがあれば、見えるものがあるのではないかと思った。
(事務局)意見とは違うものだが、過去にはシールアンケートをしたり、パネル展の横に机とノートを用意し、自由に記入していただいたりしたこともある。
(委員)リンクトインジャパンのお話がとても面白かった。この話から枝葉が伸びそうに感じた。また、今の話を聞いて思ったことだが、パネル展は見て終わるということになりがちだと思う。そのため、その場で見て考えてもらう時間が持てたらさらにいい展示になると思った。過去にシールアンケートをしていたという話があったが、思わず自分の意見を書いて貼ってしまいたくなるような、その場で自分のライフワークや、両立しなくてもいい、これで生きていこうとか、目標のようなものを考えて貼ってもらい、一つの大きいビジュアルが出来上がっていくといいなと感じた。

5.男女共同参画推進フォーラムについて
-資料6を基に事務局より説明-
(委員長)意見、質問等はあるか。
(委員)木山さんを招いて地域の方に来てもらったことがとても印象に残っている。皆で歌を歌ったり、話をしたりしたのが良かったと感じている。
(委員長)木山さんの時は、感動して泣いていた方も何人もいた。
(委員)メインのイベントとして核となるものが開催できたら良いと思う。
(委員長)以前からの課題だが、若い方にフォーラムに来ていただきたいと思うが、なかなか若い人や夫婦の方があまり来ない。
(委員)私の友人は、狛江市に住んではいるが多くが都心へ出てしまう。どうしたら来てもらえるかと考えるが難しい。
(事務局)今回のフォーラムでは、対象を若い世代をメインにテーマに沿って講師を決めるという形で良いか。
(委員長)良いと思う。
(委員)子育てで言えば辻ちゃんやゆうこりん等も子育てしながら活動している。
(委員)昔、菊池桃子さんを招いていた時は凄かった。
(委員)1人思いついたが「ちきりんさん」はどうか。何年か前に、子育ての多様性を書いたブログや「仕事と家庭の両立なんて目指すのやめたらどう?」というタイトルのブログを書いた際に話題になり、本も出版されている。若い女性等がよく読んでいると感じている。また、オンラインでできるのであれば、若い人も参加しやすいかと感じる。
(委員)狛江市主催なので、有名人を呼んでただ人だけ集めれば良いというものでもない気がする。また、高齢の方はインターネットを使用することができないという方が多いと思うので、現地とオンライン両方行うことを考えなくてはならないと思う。フォーラムに参加して頂く方が、市外の方がほとんどだと少々考えるところがある。
(委員)近藤春菜さんは狛江市出身の方で、朝の情報番組にも出演されて、よくコメントをされて意見を持っている方だと思う。狛江市にもゆかりがあるので、いいなと思う。
(委員長)次回会議で講師を提示するという形で良いか。

6.視察先の検討について
-資料7を基に事務局より説明-
(委員)企業等に限定したものになるのか。
(委員長)そういうわけではない。
(委員)小学校や中学校での男女共同参画関係の授業を見に行きたいと感じた。なかなか個人では見にいけないので、どういう教育がされているか、現場を見ることが何か役に立つかなと感じた。
(委員)視察の目的というもは何か。視察したことを市民の方に周知することはあるのか。
(事務局)男女共同参画に係る取組をしている企業等に視察をし、情報誌で市民の方に周知する形となっている。
(委員長)小田急線で女性の運転手や駅員の方が増えている。また、子育て応援トレインというものができ、10号車を子育て見守り車両にしている。特に女性の活躍について、小田急電鉄がどのような研修をしているのか気になった。狛江と喜多見の境に、小田急の研修センターがあるので、そこに訪問するのも身近な場所だし良いと思った。
(委員)先ほどリンクトインを提案したが、リンクトインは事務所がそこまで大きくないので、オンラインでのインタビューを検討した方が良いかもしれない。
(委員長)次回会議にて、候補を決める形で良いか。
(委員)良いと思う。

7.その他について
(事務局)次回会議日程を10月6日(水曜日)、10月7日(木曜日)、10月12日(火曜日)から決めたいと思うので、メール等でご連絡させていただく。

<閉会>