1 日時

令和2年2月14日(金曜日) 午後7時~8時15分

2 場所 狛江市防災センター401会議室
3 出席者

委員:奥村隆一 石田琢智 松崎学 深谷慎子 大塚隆人 宍戸泉 島本和彦

事務局:政策室長 田部井則人 政策室市民協働推進担当 馬場麻衣子 高橋健太朗

4 欠席者

委員:篠宮悠子 水江悟 内海貴美 平川亮二 西智子 野口潔人

5 提出資料 前回会議録

 資料1 市民フォーラム実施報告書(案)

 資料2 令和2年度市民公益活動事業補助金について

 資料3 令和2年度市民協働事業提案制度の実施方法について

6 会議の結果
1.開会

(1)前回会議録の確認

  

2.議題

(1)市民フォーラム実施報告

-資料1に基づき、事務局から説明-

-各委員から感想、課題等を報告-

 

(委員)参加人数も多く良かったと思う。ただ、昨年は狛江市の地域連携職員の参加もあり、参加者の年齢層が下がった感じがしたが、今年は地域連携職員の参加がなく、参加者の年齢層が高く感じた。呉先生をお呼びして30代前後ぐらいの方にもう少し参加していただけるかもしれないという期待もあったが、その世代は少なかったので来年に向けて告知方法等を考えていければと思う。当日の講演会等の時間も初めは押していたが司会等のタイムスケジュール感が良く結果的には定時に終了したので良かったと思う。

(委員)昨年に比べて年齢層が高く感じた。ただ意欲的な方が多く、参加者それぞれが自主的に交流されており評判も大変良かった。こまえくぼと共催でできたことや司会の進行も良くプラスになっていたため今年のような形もとても良いと感じた。

(委員)昨年は手探りの中、皆で考えて築いていこうという雰囲気があったが、今年に関してはすでに実績のある方が多かった。来年は昨年と今年の良い所をうまく組み合わせて実績のある方達と若い方達が交流できるような場を作り、お互いが認め合えるような雰囲気作りができればと思う。

(委員)フォーラムの最初に講演会があったことで会全体の火付け役のような形となり良かったと思う。また、昨年はグループでの話し合いの中で審議会委員が書記やまとめ役で入っていたため話の内容も良く分かったが、今年は自由交流であったため盛り上がっているなという実感はあったが、具体的にどのようなことを話しているのかが分からなかった。話の内容の記録を残しておくことも大事だと思った。

(委員長)若い世代の集客や今後のために記録を残しておくという課題もあったが、総じて成功だったと思う。

 

(2)令和2年度市民公益活動事業補助金について

-資料2に基づき、事務局から説明-

・昨年10月に所管部署が地域活性課から政策室へ変更になった。

・制度についての変更はないが、選考委員が一次評価・二次評価と2回に分けて審査するというこれまでの審査方法からの変更についてご意見を頂戴したい。

 

(委員長)審査方法をどのように変更したいと考えているか。

(事務局)現状は各選考委員が一次評価・二次評価と2回に分けて審査する方法だが、事務局案として、一次評価はこれまでと同様に各選考委員が評価し、二次評価については一次評価の点数を踏まえて選考会での協議としたいと考えている。なお、一次評価の基準点の出し方については変更なしで考えている。

(委員)これまではなぜ同じ選考委員が2回評価していたのか。

(事務局)申請のあった団体をなるべく補助できるようにという考えがあったのではないかと思われる。今年度、実際に選考委員を務めていただいた委員さんに審査方法についてご意見を頂戴したい。

(委員)現状の二次評価については、選考会場内で申請団体に見えないようにホワイトボードを裏返しにして選考委員同士で簡単に協議をして点数のシールを貼るという方法であるが、他の委員さんがどのような考えで点数を付けたかということが短時間で理解できるという利点がある。ただ、事務局案のように場所を移して協議するということでもその良さは失われず、また、団体に追加で聞きたいことや条件を付したい場合にも別会場のほうが協議しやすいと思う。それにより透明性が損なわれるということもないと思う。

(委員)現状の選考方法は協議の時間が足りない面もある。また、申請団体については減額や条件を付すことがあっても、選考委員としてはできる限り補助したいという気持ちがある。事務局案は二次評価をきちんと選考会で協議するということで、より正確な判断になるのではないかと思う。

(委員長)お二人のご意見を聞くと事務局案のとおり変更して問題ないと思う。そもそも補助金の位置付けは審査をして後押しをすることが目的で現状の個人による二段階での評価となった可能性があるため、二次評価については落とすための協議ではなく後押しするための議論としてほしい。例えば、条件を付す場合にもこうしたらより良く補助金が使えますよというようなアドバイスも議論してそれを団体にフィードバックできたら良いと思う。

(事務局)二次評価を選考会での合議制にすることで、例えば一次評価の点数が低く基準点のボーダーラインやそれよりも下にいた団体については、他の選考委員の意見を聞いた上で再度、検討し補助することが適切だと判断すればその団体を救うことができる。また、選考会で協議することで交付・不交付どちらになっても理由付けがきちんとできる。

(委員長)救い上げるという視点を意識して実施していただければ良い形になるかと思う。ご提案の方法で良いと思う。

 

(3)令和2年度市民協働事業提案制度の実施方法について

-資料3に基づき、事務局から説明-

・審査方法について、現在、特に一定の基準を設けていないため、点数による評価を行う場合、一定の基準を設ける。

 

(委員長)事務局としては案①と案②のどちらが望ましいか。またその理由は。

(事務局)②のほうが点数としては厳しくなっている。合計点の半分であり重点項目の点数も加味する①のほうが望ましく思っている。

(委員長)①のほうが救い上げられるということか。

(事務局)おっしゃるとおり。②であると90点中60点以上が必要となり点数的に厳しくなっている。協議と含めて考えると①のほうが良いと考えている。

(委員長)基準の考え方としては、この基準点を下回れば不採択、上回れば採択ということか、またはこの基準点を参考に協議するということか。

(事務局)あくまで参考にしたいと考えている。当制度は、答申という形で市にいただき最終的には市で採択・不採択を決定しているが、今年度実施した中で判断をするに当たり文書や点数は出ているが、基準があったほうが議論しやすいという意見が庁内であった。ただし、点数を下回ったから不採択というように機械的に行うものではなく市で最終的に意思決定する際の参考として設定したいという意味合いである。

(委員長)最終的に市が判断する際に、審査会では採択という形であがってきたものを何らかの理由で不採択にすることはあっても、審査会で不採択としたものについて、採択にするというケースはあまりないのではないかと考える。それであれば審査会では広めに救ってあげるべきだと思うので①で良いのではないかと思う。

(委員)最終的に市で判断という形になるため、審査会では市が判断しやすくなる状況を作ったほうが良いと思う。

(事務局)点数だけで判断するものではないため、評価の中身等を見ながら議論し決定していきたい。

(委員)以前、採点の仕方が良くないという議論があったがそれは今回とは別のことか。

(事務局)昨年度の審議会の中で、点数の配点について「全く寄与しない」が2点というのはおかしいのではないかというご意見があり、0点に見直したという例があった。

(委員長)①の基準案で実施していただければと思う。

-事務局から今年度の市民提案型事業・行政提案型事業の現状説明-

 

3.その他

議会と市民参加について

-資料(【市民・市長・議会の関係図】)に基づき、事務局から説明-

・人権基本条例の検討中(パブリックコメント実施中)に議会の一般質問があり、議員から条例の中身に対して具体的な要望があった。

・市としては市民からパブリックコメントをいただいている最中であり、判断ができない状況での質問であった。

・議会の中でも市民参加手続き中にそのような質問はすべきではないという話が出たこともあり、市長から当審議会で議論していただきたいというお話があった。

・議員は市民の代表のため議会の中で質問する権利を持っているが、市民参加手続き中にどこまで発言できるのかが曖昧な点もある。

・今後、市で整理していくに当たり市民目線で率直なご意見をいただきたい。

 

(委員長)条例の制定については、議論する委員会等がその結果を市長に対して答申し、市長はそれを基に議会へ提案し、議会で議論するというのが本来である。今回の件は、パブリッコメント中という市民参加手続き中に議員が発言したことによって混乱が生じているものである。あくまで市民参加手続き中は、市民が市長に対して市長の提案権を使って言っていただくことを意見具申するという期間である。議会に関してはその後、市長から提案があり審議する期間があるため、そのタイミングで発言していただくという形が整理をつけやすいが、市民目線で見た場合に違和感があるかどうか等、率直にご意見をいただきたいと市長からお話があった。

(委員)パブリックコメントの前に議員に意見を求めても良いのではないか。議員の意見を含めたものをパブリックコメントとして市民に示して意見を求めるほうが慎重で良いのではないかと思う。実際に議会に上がった際には党派の力関係で少数の意見は通らないと思うため、その前の段階で議員の意見を求めるというやり取りがあっても良いと思う。

(事務局)今回の人権基本条例の件については関心度も非常に高く、パブリックコメントの前である委員会での審議中にも議員から要望をいただいた。その要望については、委員会の中で紹介したということもあったため、前段階で意見を求めるというやり方はひとつやり方としては良いかと思う。議員からの要望が出てきた場合、例えばこの審議会でその要望を紹介するとその後の審議に影響が出るか。

(委員)内容によるかもしれないが基本的に影響はないと思う。

(委員長)いろいろな意見がある中の1つの意見として受け止められるか。

(委員)市民目線の一環としての意見であると思うので受け止められると思う。

(委員長)パブリックコメント中の質問に対しての回答は、公平性の観点から終了後に回答する等のルールを作り周知することが大事だと思う。

(委員)パブリックコメント中に議員から意見をもらうのは良いと思うが、受付はして後でパブリックコメントとは別として扱う、または一切受け付けないというルールを市で作れば良いと思う。

(委員)声の大きい人の意見に流されるということがないように基準を作るべき。公平性が大事である。

 

・次回の審議会日程については令和2年4月15日(水曜日)午後7時からの開催を仮決定とする。本日の欠席者に確認を取った上で後日、確定のご連絡をする。

・来年度も年6回の開催を予定している。内容については、本日お話させていただいた公益補助金、市民・行政提案制度、こまえくぼの評価、詳細はこまえくぼと協議をしていくが市民フォーラムの開催、諮問については条例改正についてを考えている。

・3月7日(土曜日)平和祈念事業講演会のご案内

 

-閉会-