1 日時

令和2年1月7日(木曜日) 午後6時30分~8時30分

2 場所

狛江市役所 4階 特別会議室

3 出席者

委員:熊井会長、中川副会長、太田委員、毛塚委員、岡野委員、日下委員、西岡委員、加藤委員、稲葉委員、豊田委員、渡辺委員、惣川委員、石森委員、浅見委員、上田委員

関係者:狛江市青少年問題協議会 会長 櫻井 信吾

事務局:銀林子育て支援課長、矢野児童青少年課長、白岩児童青少年係長、猪野主事

4 欠席者

石谷委員

5 傍聴 1名
6 議題

1 こまえママ☆パパアイデアソンの実施報告について
2 こまえ子ども・若者応援プランについて
・前回会議からの修正箇所について
3 その他
・こまえ子ども・若者応援プランの今後のスケジュールについて

7 配布資料

資料1 こまえママ☆パパアイデアソン 実施報告(概要)
資料2 こまえ子ども・若者応援プラン(素案)
資料3 パブリックコメント及び市民説明会実施要項(案)

8 会議の結果

◆議事1 こまえママ☆パパアイデアソンの実施報告について
○事務局より資料1の説明
委員 :こまえ子育て支援パッケージについて、もう少し説明してほしい。
事務局:核家族が増え、時間のゆとりがない現代社会において、スマートスピーカーを使って、ロボットに家事をさせることで、家事負担を減らし、時間のゆとりを作ることを目的としたもの。
委員 :スマートスピーカーに対応した家電を各家庭で購入しなくてはいけなくなる。そこも補助してもらえるのか。
会長 :また計画の中で具体化していくことだと思う。パラサイトシングルという言葉を考えた社会学者の山田昌弘さんは、男性は仕事、女性は家事という考え方が少子化の根底にあると言っている。家事負担を減らすという考えも、少子化対策をする上で、必要な発想だと思う。
委員 :この報告は、3回の共通テーマをまとめたものなのか、各回で完結したテーマをまとめたものなのか。
事務局:各回で別のテーマで話し合ったものを総括して子育て支援課でまとめたもの。
◆議事2 こまえ子ども・若者応援プランについて
・前回会議からの修正箇所について
○事務局より資料2の説明
会長 :保育に関する実績値に関して、初めて見た人でも分かるように、入所した人の実績なのか、申し込んだ人の実績なのかの説明があった方が良い。98ページの複合施設の令和6年度までの目標で、「各センターに専門的な知見から支援するアドバイザーを設置し」とあるが、複合施設を統括する職員への専門的なアドバイザーも必要だと思う。
事務局:統括的な立場でのアドバイザーを置く予定なので、表記の仕方については検討する。
関係者:資料93ページの1-3について、学童クラブ等がすべて貧困対策で、95ページの1-7がすべて若者支援になっているが、説明してほしい。
事務局:1-3の学童クラブや児童館は、低年齢の子どもに対する居場所づくりということで、貧困対策である安心安全の確保を目的の1つとしており、1-7は中高生に対しての居場所や社会参加を目的の1つにしたものなので、若者支援に設定している。
関係者:ひとり親で、他に預けられるところがなく学童クラブなどを利用している人もいると思うが、経済的理由ではなく、共働きで安心して預けられる先として利用している人もいると思うので、すべて貧困対策とするのは違和感がある。
委員 :年齢が上がれば上がるほど、教育や趣味にお金が掛かるので、若者こそ居場所づくりなどが貧困対策になると思う。
委員 :学童クラブなどは、貧困家庭だけでなく、余裕のある家庭も気軽に利用できるよう、他の重要施策にも位置付けをしてもいいと思う。
委員 :〇の意味としては、計画などの重点施策に位置付ける事業ということ。
事務局:若者の居場所の確保に関しては、貧困対策として位置づけて整理したいと思う。
会長 :学童クラブは、貧困対策のために作ったものではないが、貧困家庭の子どもたちが、学童の支援員と人間関係が作られることによって、貧困対策になる。なぜ重点施策としているのかを説明した方が良いと思う。
委員 :重点施策を3つに配分し、さらに90ページに重点施策で子どもの貧困対策の推進を説明している。ここに関連事業で掲げたものが、次のページからの表で〇がついている。こまえ子育て応援プランが子ども・子育て支援事業計画になり、それに子ども・若者計画や子どもの貧困対策についての計画やひとり親自立促進計画が足されているので、分かりにくくなっているところはある。「学童クラブの拡充」なども子どもの貧困対策についての計画の重点施策であるとともに、子ども・子育て支援事業計画でもある。
会長 :初めて見る市民でも、分かりやすくする工夫が必要だと思う。
委員 :91ページまでの重点施策の本文を読むと、施策のポイントが分かるが、表にしてしまうと、かえって分かりにくくなってしまう。あえて表にする必要はないのではないか。
会長 :簡略化して図式化すると、分かりにくくなることもあるので検討が必要だと思う。青少年と若者の言葉の位置付けはいいか。
委員 :分かりやすくなってきていると思う。
会長 :143ページの3-2-2に教育支援センターを表記してほしい。
委員 :160ページのファミサポの説明が「小学生がいる」と表記されているが、実際は生後57日である。
事務局:153ページから162ページまでは、子ども・子育て支援法に定める形で掲載しており、ファミサポについては160ページには「小学生からの利用」、158ページに「未就学児の利用」を記載しているが、見せ方を工夫する。
委員 :151ページの「確認を受けない幼稚園」という表記は国の定めたものか。
事務局:手引きにのっているもので、新制度に移行していない幼稚園ということ。
委員 :説明がないと、市民には分からないと思う。
事務局:追記する。
委員 :前回もディスカッションしたが、保育園の不足部分をベビーシッター利用支援事業で対応するというところに、補足で市としてベビーシッターの数と質の確保を含めた利用者のサポートをしていく事を追記した方が良い。
事務局:保育園の入園の申込みをして待機・保留になった方に、結果の送付の時に、都のベビーシッターの補助金や都に登録のあるベビーシッター事業者の情報提供をしていく。なるべく、都に登録された事業者を紹介することで、一定の安全性を確保できると思う。
委員 :ベビーシッターは数も少なく、保育の質も分からないという所で、市としてその点を考慮していることを示した方が良い。待機児童対策としてベビーシッターの利用支援事業をあてるというだけでは、無責任と思われかねない。
会長 :市として、待機児童対策としてのベビーシッター事業において、数と質の確保に向けた取組みをきちんと書いた方が良いと思う。
事務局:102ページの1-2-3の「ベビーシッター利用者への助成」のところに質の向上について追記する形になると思う。
会長 :初めてのことなので、152ページの「3号認定についてベビーシッター利用補助事業を見込みます」という所にも、記入が必要だと思う。
委員 :138ページの2-3-3、2-3-4、2-3-5の事業者の意識改革や、市役所におけるワーク・ライフ・バランスのところで、そこで働く人たちは狛江市民とは限らない。市民にどのような恩恵があるのかをはっきりさせた方が良い。
会長 :市の役割として、市の事業所、市役所、市民、全体として意識改革をして、良い影響をお互いに与え合うことだと思う。
事務局:社会の流れとして、ワーク・ライフ・バランスを重視している。市役所としてもそれを推進するための取組みをしているということ。そういう社会の雰囲気を作っていこうということ。
委員 :それならば、そのような書き方をするべきだと思う。
委員 :市職員が保育実習や保育園をはじめとした児童福祉施設における実地研修を実施しますとあるが、行っているのか。
事務局:行っている。
会長 :ワーク・ライフ・バランスについて、市が率先して取組み、ネットなどで発信していく事によって、市民にも広がっていくのではないか。
委員 :137ページに「男性が積極的に家事や育児に参加できるよう、個人における男女の役割についての意識の変革が重要」とあるが、父親に向けた取組みを行っているのか。フォーラムを行っても、すべての人が来るわけではないので、すべての父親になる人に、ママパパ学級などで行うなどしているか。
事務局:ママパパ学級で父親がどう育児に参加していくかという話は健康推進課でしている。
委員 :育児にどう参加するかだけではなく、職場環境を変えるためにどうしたらいいのかを話し合うワークショップなども必要だと思う。
事務局:130~132ページの2-1のところに、親への支援の取組みについては載せている。
会長 :子育て会議の役割は、計画の進捗状況をチェックするという部分もあるので、次につながる取組みとしても考えていくべきだと思う。
委員 :ワーク・ライフ・バランスについて、市役所ですべてをやるのは難しいと思うので、市民団体などからの働きかけを市役所が後援するなど全体で支える構造でいいと思う。
委員 :私の時代は、男性はお祭りに参加し、女性は葬式に参加して地域とつながっていた。今は、どちらもなくなってしまった。子どもが学校に通っている間は、そのつながりがあるが、卒業してしまうと、そこで切れてしまう。狛江市にとって、地域とのつながりを持ち続けるという意味でも、狛江市民が狛江市の中で働くということは、大事だと思う。
委員 :いくつかの自治体で、区民や市民の雇用を促進しているが、狛江市ではそのような取組みはしているか。
事務局:狛江市役所では、採用の段階ではそのようなことはしていないが、採用後に狛江市内に転居する際の、転居費用の補助はしている。
委員 :先程の話の中で、狛江市の職員がワーク・ライフ・バランスを実践しても、市民には恩恵がないと言っていたが、職員が子育ての大変さなどを実感することで、狛江市民に対する施策も変わってくると思うので、市民にも恩恵はあると思う。
委員 :事業一覧の順番において、父親の育児参加を促進する事業が後の方に載っている。市として推進したい事業であれば、もっと前に載せてほしい。
事務局:時系列に並べたもので、重要度の順番ではないが、ママパパ学級の開催の後に載せることを検討する。
委員 :父親向け啓発冊子は、どのタイミングでどのように配布しているのか。
事務局:父子手帳というものを、妊娠届の提出の際に母子バックの中に入れている。
委員 :先程のディスカッションで、祭りというキーワードが父親を参加させるのに有効だと思った。狛江市は昔の行事が残っている。お祭りや餅つきなどを各地域でやっている。参加したいと思ってもきっかけがない人がたくさんいる。冊子を作ったりしてもなかなか意識は変わらないので、そういうところから地域参加できるようにしていく事で、地域貢献にもつながると思う。
事務局:2-1-10に記載されている、父親向けのノーバディーズ・パーフェクト・プログラムの中では、父親同士が自らつながりを作れるようファシリテーターから呼びかけを行っている他、子育て関連をはじめとしたさまざまな情報を提供している。
会長 :事業一覧も時系列のような機械的なものではなく、2-1-10の「男性の地域活動への参加の推進」はゆるくつながるという基本理念に沿ったものだと思うので、それをトップに持ってきて、次に2-1-9の「父親向け啓発冊子の配布」とした方が、今回の計画にふさわしいものになると思う。
委員 :ママパパ学級という名前では、育児はママが主体であるというイメージになる。ベビーシッターのイメージも女性であるということからも、育児は女性がするものという根強い意識がある。そういう所から変えていく必要があると思う。
委員 :厚生労働省から、多胎の育児支援を積極的に進めていくという指針が出たが、計画の中に全く含まれていない。今、とてもニーズがあり、支援が必要な人たちだと思う。
会長 :今から、計画に入れられるかは分からないが、検討してほしい。
委員 :103ページの1-2-10の幼稚園・保育園・小学校の交流・連携のところで、事業名に入っていない、児童館や子ども家庭支援センターをメインに内容が書かれているのは違和感がある。
◆議題3 その他
・こまえ子ども・若者応援プランの今後のスケジュールについて
令和2年1月10日 市長報告
1月中旬 素案確定(子ども・子育て支援事業計画推進本部、庁議)
  2月1日~3月1日 パブリックコメント
2月6・9日 市民説明会
3月上旬 第11回子ども・子育て会議
3月中旬~下旬 最終決定

会長 :狛江市の子育て会議には保育園の保護者がいないので、パブリックコメント、市民説明会を実施する上で、保育園の保護者への配慮ができるよう検討してほしい。
これで今日の会議を終了する。
どうも皆さんありがとうございました。