1  日時 令和元年12月19日(木曜日)午後6時30分~8時15分
2  場所 防災センター302会議室
3  出席者

委員 杉山恵 髙谷桂子 石黑昌和 西山偕子 平野竜智 伊東達夫 竹本帝人 田部井則人(政策室長)   

事務局 政策室市民協働推進担当 馬場麻衣子 石由貴

傍聴者 なし

4  欠席者 欠席者 委員 杉山梓 銀林悠(子育て支援課長)   
5 議題

1.開会

 (1)配布資料の確認

2.議題

 (1)改定計画素案について

 (2)市民説明会及びパブリックコメントの実施について

3.その他

6 提出資料

前回会議録

資料1 狛江市男女共同参画推進計画(素案)

資料2 市民説明会及びパブリックコメントの実施について

男女共同参画推進フォーラムチラシ

7 会議の結果

1.開会

(1)配布資料の確認

-事務局より配布資料と欠席者の確認-

 

2.議題 

(1)改定計画素案について

-資料1に基づき事務局より説明-

(委員長)Ⅰ総論について意見等あるか。

(委員)特になし。

(委員長)Ⅱ現状と課題について意見等あるか。前回に比較して見やすくなった。

(委員)12ページにある前計画の達成状況について、DVに関する認知度の達成率が目標値を大きく超えている。学校等で若い子に対する勉強を取り入れたこともあってこの結果が出たのでは。また、DVの相談先を知らない、相談してもどうにもならないという悩みがあるはずだが、相談先の認知度は低い。トイレや窓口に相談カードを置く等工夫しているにもかかわらず認知度が低いのはなぜかと疑問に思った。

(委員長)言葉の認知度は、市の広報活動や公の報道によるものが大きいのでは。その分相談先の認知度が下がっているのが際立ってしまっている。一番関連のありそうな年代のデータを切り出せば、それなりの認知度があり、情報が届くべきところに届いているというデータを見せることができるかもしれない。

(事務局)データを見て、付け加えることができるものは追記したい。

(委員)12ページの表について、26年度と31年度で調査の母数が大きく異なることはあるのか。

(事務局)調査対象数は1,500人、回収率もどちらも40%前後と数パーセントの誤差である。回答者の年代も大きな差異はない。

(委員長)達成したものと達成していないものをマークしたら分かりやすいが、相談先の認知度の数字がより際立ってしまう。11ページ「6 男女共同参画に関する知識」を「~認知度」にしても良いのでは。意識調査ではどのような聞き方をしたのか。

(事務局)「○○という言葉を知っていますか」という設問である。11ページは言葉の「内容を知っている」と答えた人の割合を出している。言葉として知っているだけではなく、言葉の意味も知っている人のデータなので、「認知度」とは少し違う。

(委員)「理解度」といった言葉になるか。

(委員長)7~8ページのグラフがページをまたいでしまっており、凡例が見づらい。順序を入れかえる等工夫をお願いしたい。Ⅲ計画の基本的な考え方について意見等あるか。

(委員)19ページの体系図に「☆狛江市配偶者暴力対策基本計画」、「★狛江市女性活躍推進計画」とあるが、狛江市男女共同参画推進計画との関連性はあるのか。

(事務局)法律に市町村に策定の努力義務があるものについて、個別の計画として作るべきものを推進計画に含めている。3ページにも体系図があるので参照いただきたい。

(委員)一般の人が見ると配偶者暴力対策基本計画や女性活躍推進計画がどこにあるか分かりづらいので、それぞれの計画が何ページにあるか補足すると丁寧では。

(委員長)基本目標における重点目標も大切だと認識しているため、重点目標を表す「◎」を前に付けた方が良いのでは。また、枠を太くする等、目立つ工夫をしたい。

(委員)前の計画は「誰もが自分らしい生き方を選択できる男女共同参画社会をめざして」という基本理念だったが、新しい基本理念の方が分かりやすくて良い。

(委員)「まち」が平仮名表記だが、この考え方はどのようなものか。

(事務局)市では「まち」と平仮名にしているものが多い。「街」はハード面のイメージが強く、ソフト面も含めた広い意味での「まち」を意味している。市の上位にある基本計画・基本構想においても平仮名表記にしている。

(委員)「できる」や「めざして」も平仮名が多いのか。

(事務局)「できる」については、平仮名が多い。「めざす」は平仮名の方がやわらかいイメージになるという扱いである。

(委員長)18ページの指標について、意見等あるか。前計画と同様に市民意識調査から数字を取ってきたもので、指標の数としては同じくらいである。重点目標以外の指標はない。

(事務局)基本目標ごとの指標については、毎年数値で計れるものを想定していたが、基本目標の全体を計れる指標となると難しかった。事業評価する際に数値化できるものは数字を出してもらうという前提で進めていきたい。重点目標全体として5年後の成果が見えるような指標を置いた。

(委員長)事業評価の結果については、目標値は掲載しないということか。

(事務局)毎年出している報告書にて結果を公表したい。

(委員長)18ページに設定した指標を見ると、たまたま回答した集団の属性によって結果が変わってきそうなものもあるが、現状値が低いものが多いので、5年後に数値が上がることを期待したい。目標値の設定の仕方は前計画と同じか。

(事務局)前計画時とは異なる考え方をしている。

(委員)目標値の算出方法は。

(事務局)例えば、現状値が14.5%のものは、現状値が30%を下回っているため、20%増を目指す。14.5×1.2の数値が目標値となる。

(委員長)一般的にある目標値は、届かないけどそれを目指していると表すためのものもある。計画によっては長期目標を出すこともある。

(委員)12ページにあるDVの相談先の認知度が下がっているというデータについては、今回の計画においては配偶者暴力対策基本計画において重点目標になっているということか。一般的には、前回達成していないものは継続課題として置くのでは。

(事務局)前計画で初めて配偶者暴力対策基本計画を位置づけることとした。初めて盛り込んだため重点テーマにしたという認識でいる。また、今回の意識調査ではDVを受けた経験がない人が7割を超えていることもあり、相談先も重要だが、今回は全体としての人権を重点的に見ていきたいと考えている。

(委員長)そういうことであれば、12ページの説明書きにおいて、認知度が上がっている等達成した部分を強調して書いてはどうか。または、基本目標1に課題となっていることを1つだけ残すこともできる。

(事務局)検討する。

(委員)目標値の算出について、基本目標2のみ計算方法が異なるので、疑問に思うのでは。数字の根拠を見せるには、同様に現状値の20%減、という計算方法でも良いのでは。

(委員)18ページ基本目標3の指標が読みづらいので、縦書きにする等工夫してほしい。

(委員長)見た目については引き続き事務局で修正いただきたい。全体としては市の基本構想ともリンクしており、良いのではと思う。基本目標1から5について、ご意見等あるか。基本目標1には配偶者暴力対策基本計画が、2には女性活躍推進計画が含まれている。

(事務局)24ページが配偶者暴力対策基本計画にあたるが、多少分かりづらいか。

(委員長)施策の順序は重要度が高い方から記載するのが通例なので、書き方等で工夫していただきたい。

(委員)女性活躍推進計画については目立つように書いてある。タイトル直下に置くのが良いのでは。

(委員長)それぞれの計画のページだけ開く人もいるので、各ページに改めて注釈をつけてはどうか。

(委員)推進計画自体の自立性が失われないようにしたい。

(委員長)他自治体のものも参考にしてもらいたい。難しい言葉の説明も入るのか。

(事務局)素案の段階では入れていないが、資料等も揃えた最終的な改定案には入る予定。次回委員会で意見をいただきたい。

(委員)30ページのNo.61について、ボランティアセンターは現在ないので、確認してほしい。35ページの(3)男女共同参画の視点による災害対策の推進については、台風19号のこともあったので、入って良かったと感じた。

(委員)26ページのNo.32「こんにちは赤ちゃん訪問」は事業の名前か。ぱっと見て、これは何だろうと思ってしまった。30ページのNo.60に「福祉系大学実習生」とあるが、どういうイメージなのか。

(事務局)福祉系の学部で勉強している学生が実習に来ている。

(委員)今は福祉系大学に限らず、どこの大学でもそういった学部があるので、書き方を工夫してほしい。

(委員長)33ページ(4)に、男性の育休取得推進といったキーワードを入れても良いのでは。日本における取得率は低く、国も力を入れているところである。

(委員)先日和泉多摩川駅にあるシェアオフィスの視察に行った。都心のオフィスまで通う時間がもったいないと感じるような人をターゲットにしており、シェアオフィスを郊外に作っている。狛江市の産業が発展すれば良いと思っていたが、現実はそうではない。個人が活躍できる在宅ワークに関する情報を提供していくのも良いと思った。狛江市は都心にも近いし、環境も良い。

(委員長)働き方を選択できるというのが良い。毎日都心に通わなくていいだけで楽になる。シニアの働き方としても、週3日都心で働き、1日は狛江で仕事をする等すればより働きやすくなるのでは。企業が何社か集まって保育所を作る等できたら良いと思う。

(委員)スポット的に子どもを預けたいと思っても、人員を確保するために固定費がかかってしまい難しい。それをシェアできれば理想的。そういった情報を狛江に発信していけば、先進的な取組みになるのでは。

(委員長)サラリーマン男性が通えると思っている通勤時間と、働くお母さんが通えると思っている通勤時間には差がある。呼び出されて帰宅するのに一時間、簡単な引継ぎをして帰ればそれだけで一時間半かかってしまい、ストレスである。20~30分圏内で働きたいと思っても、いい仕事がないと働かずに終わってしまう。企業が変わらなければいけないが、震災やオリンピックの影響でテレワークを導入する企業も増えるのでは。

(委員)国から補助金が出たり、都からコンサルタントが派遣されたりもする。

(委員長)会社と社員の信頼関係や、労働時間をチェックするシステム、就業規則の変更等色々準備が必要である。

(委員)32ページの就職支援のところで、地域活性課だけでなく福祉相談課でもこまYELLが生活困窮者向けの支援を行っている。

(委員長)No.69については講習会と情報提供とあるが、キャリア相談のようなものも含まれるのか。

(事務局)計画の段階では幅広く含めた形で書いておき、実績があれば報告書に記載したい。

(委員)No.66起業支援のための講座等の実施ということだが、空家対策として場所を提供し、起業に向けた講座を開くことで、女性の起業家たちが集まって交流するということも地域活性化のために大事な取組みだと思う。

(委員長)起業に向けた講座の細かい内容等は地域活性課の作る計画に書かれているのか。

(事務局)予算に応じた事業計画を立てている。

(委員)毎年創業スクールにおいて経営、マーケティング、人材育成、財務関係の講座を実施している。その他個別セミナーもある。

(委員長)女性向けの講座なのか。

(委員)女性が多いが、男性やシニア層も参加している。

(委員)地域で女性の起業が増えると、地域の中で働くことができる。

(委員)起業に向けた講座の実施、起業相談だけでなく、本当は起業した後どう軌道に乗せていくかといった起業後の相談も必要である。

(事務局)いただいたご意見は担当部署と調整し、書き方を再度検討したい。前回委員会でご意見をいただき、できる限り整理したつもりではあるが、きちんと整理できているかどうか確認いただきたい。文言等は修正した上でパブリックコメントを実施したい。

(委員)28ページ(2)に「あいとぴあレインボープラン」について、福祉関係者でなければこれが何を指すのか分からない。狛江市の地域福祉計画であるが、カッコ書きで補足してほしい。

(事務局)用語解説に入れる予定である。

(委員長)固有名詞は鍵カッコで括っても良いかもしれない。文書中には鍵カッコで補足し、後ろの用語解説で詳細を記載しては。

(委員)ホームページに説明があるのであれば、ホームページ参照と書いておいては。

(事務局)分かりやすくなるよう整理する。

(委員)文字フォントが読みづらい気がする。できればユニバーサルデザインフォントに変えてほしい。

(委員長)事務局で検討いただきたい。前計画は表紙に写真が載っていたが、今回はどうするのか。

(事務局)今後検討するので、ご意見があればいただきたい。

(委員)点字版は出るのか。

(事務局)その予定はない。ホームページで音声読み上げに対応できるかもしれない。

(委員)今年狛江市も台風で被害があり、大きな震災が各地であった。今回防災について載せることができた。市全体として防災事業は拡大するだろう。掲載が間に合って良かった。

(事務局)基本計画も同じ時期に改定作業をしており、今回の台風被害を受けて重点項目に加えた。風水害に対する備えの強化ということで厚みを持たせた。

(委員)避難所運営協議会における女性の参画はとても大切で、避難した女性の居場所が男性と同じであることにより被害に遭っているという話も聞いている。

(委員長)もう少し進むと、セクシュアル・マイノリティに対する配慮も入ってくるだろう。参画しなくても多様な方への配慮ができると良い。

(委員)男性から言うと、男性への配慮も必要だと思う。子どもや高齢者に配慮することと同様に、言われなくてもそうできることが基本的な男女共同参画になるのだろう。そういった意識が底辺になければ、いつになってもこういった項目を入れなければならない。

(委員長)他に意見がある方は事務局に連絡いただきたい。

 

(2)市民説明会及びパブリックコメントの実施について

-資料2に基づき事務局より説明-

(委員長)質問等あるか。パブリックコメントの周知はどのように行うのか。

(事務局)広報こまえ、ホームページにて周知する。市民説明会をフォーラムと同時開催することにより、説明会には来ない客層に聞いていただく良い機会だと考えている。

(委員長)素案をそのまま提示してもなかなか見ないだろう。

(事務局)概要版のようなものを用いて説明する予定。

(委員長)課題を定義し、全体を示す程度で、こんなことをやっている、こんなものがあると興味を引くことができたら良いだろう。

(委員)男女共同参画推進計画というものがあるということを知ってもらう良い方法だと思う。

(委員長)市長のメッセージの中に、基本理念がなぜこうなったかを市長の言葉で噛み砕いて書いてあると良いのでは。

(事務局)最終版に掲載するので調整したい。

 

 

3.その他

・次回委員会は令和2年2月19日(水曜日)午後6時30分から開催する。

 

<閉会>