1 日時

令和元年10月31日(木曜日) 午後7時~8時40分

2 場所 狛江市防災センター401会議室
3 出席者

委員:奥村隆一 松崎学 石田琢智 西智子 島本和彦 内海貴美 宍戸泉

事務局:政策室長 田部井則人 政策室市民協働推進担当 馬場麻衣子 高橋健太朗

4 欠席者

委員:篠宮悠子 水江悟 深谷慎子 大塚隆人 野口潔人 平川亮二

5 提出資料

前回会議録 

 資料1 市民協働事業提案制度【市民提案型】答申

 資料2 市民参加と市民協働の実施状況に関する総合的評価(案)

 資料3 市民フォーラムについて

6 会議の結果

1.開会 

(1)配布資料の確認

-配布資料の説明-

 

2.議題

(1)市民協働事業提案制度【市民提案型】答申の報告

-事務局から答申の報告-

9月9日付けで市長へ答申いただいた。その答申を受けて庁議で審議させていただき、採択2件、不採択2件という結果になった。採択は狛江市乳がん患者会およびこまえ親子防災部の新規2団体。不採択は元気なパラリンピック in こまえおよび狛江市ラグビーフットボール協会の2団体となった。各団体への通知はすでに済んでおり、採択団体については担当部署と来年度に向けて調整等を進めている。

また、庁議において審査で点数を付ける際には基準があった方が良いのではないかという意見があったことから、来年度に当事業を実施する際に改めて審議会でご意見をいただければと思う。

(会長)提案事業について、審査にあたった委員から意見はないか。

(委員)不採択となった2団体については、まだ検討の余地があるということで結果には納得している。

(会長)来年度、審査の基準を設けるということだが、採択・不採択というような足切りラインを設定するということか。

(事務局)足切りラインを設定するということではなく、目安がないと毎年基準が変わってしまうことも考えられるため、審議会でご意見を頂戴し、来年度の審査から検討していきたいと思っている。

(委員)総合点に関して基準を設けるのか、それとも1項目ごとに設けるのか。

(事務局))現時点では総合点に関して基準を設けることを考えている。

(委員)審査会の場で決定することが難しい案件について、再審査という形を取れないか。

(事務局)審査会での審査については、合否はいただいていないため再審査はなくて良いと思っている。

(委員)答申を提出した後に不採択団体が復活することはあるのか。

(事務局)基本的には答申をいただき、市で採択にするか不採択にするかという流れは変えないでいきたいと思う。

(委員)採択されると市からの補助金や市との協働事業実施ということになると思うが、不採択の場合は何かあるのか。

(事務局)今回、不採択になった2団体については、単独事業として実施できるほど自立した団体であると思ってはいるが、後援・共催または何かしらの形で協力していきたいと思う。

(委員)バリアフリー着物の団体である元気なパラリンピック in こまえが不採択になっているが、来年はオリンピック・パラリンピックがあるのでバックアップして欲しかったという気持ちはある。

(事務局)当事業はパラリンピック競技を着物を着て観戦に行く事業であり、市にチケットやバスの手配をお願いしたいという提案であったが、チケットが取れるかどうかや、オリンピック・パラリンピック開催中の時期にバスが手配できるかという点が定かでなかったため不採択とした。ただ、もし市がチケットを確保できるのであれば共催等の形で協力できればと思う。

(委員)外国から来た方に着物を着ていただくということをもし他の市で実施していないのであれば、狛江で実施して広げていっていただきたい思う。

(会長)日本でパラリンピックが開催されるということはたびたびあることではないため、協働提案制度という形ではなくても別の形でバックアップしていただき、狛江ならではの取組みにしていただければと思う。

 

(2)市民参加と市民協働の実施状況に関する総合的評価について

-資料2に基づき、事務局から説明-

・前回のワークショップで出た意見をもとに、提言1および2を作成した。例年、こまえくぼに関する提言を入れていたが、第3者評価の実施や開館から数年経過していることから今回は含めていない。

・市への提言となるため、具体的な事業内容ではなく方向性を示していただきたい。

・本日いただいたご意見を反映したものを次回の会議で最終稿として提出させていただく。なお、市長への答申は12月を予定している。

(会長)前回の審議会で実施したグループワークで出たご意見を基に事務局で2つの提言としてまとめたものになるが、表現で気になる点や言い足りないこと等あればお願いしたい。

(委員)提言2について、情報が足りていないということはなく市民が興味を持っていない、自覚がないのだと思う。こまえくぼは個人にメールが届くようになり、普段忘れていたことも思い出すことができたり、どんなことができるのかということが分かるので非常に良くなってきていると思う。町会等を通じての連絡の機会はあるか。

(事務局)町会自治会連絡会という全町会の代表者が集まる会がある。

(会長)一般的な地域課題として、町会・自治会・PTAのような地域型コミュニティと、環境ボランティア・福祉ボランティアのようなテーマ型コミュニティの2つがうまくかみ合っていないということがある。2つのコミュニティのメンバーは重なり合っていることが多いが、実態としては連携ができていないケースが多い。その点について狛江市はどうか。

(事務局)両方に関わっている人は多いが、連携して活動しているケースは少ない。

(会長)地域型コミュニティには地域に広げていくという強みがあり、テーマ型コミュニティはエッジが効いているという強みがあるので、うまく組み合わせることで効果があるのであれば連携を深めていくことも重要だと思う。2つの提言については、前回の審議会の内容がうまく盛り込めていると思う。

(委員)提言1について、前回の審議会で意見を図にした際、他にも意見があったように思うのでもう少し掘り下げていただきたい。また、提言1と提言2の内容が近いように思う。

(事務局)前回の審議会での意見について確認する。

(会長)具体例を入れるといいかもしれない。例えば、提言1に「市の考える協働を明確にする」とあるが、市のホームページで出すのか、広報で出すのか等、前回の議論では市長の顔写真入りで出すと市の本気度が伝わって良いのではという話もあった。また、提言1の「市の施策とリンクした活動を行っている団体や個人に情報発信していく等の手法により」の部分に具体的にどのような情報発信をしていくのか具体例を記載することでより分かりやすくなるのではないかと思う。

(委員)今回の台風被害に遭われた方に対して、例えば、水防対策等自分たちで何ができるか、また、無事だった方に対してはボランティアなどができるかもしれないということを呼びかけてみても良いと思う。

(会長)今回の提言に入れるということではないが、地域の人にとって今回の被害は共通の悩みだと思うので、具体的なテーマで座談会を開くことができれば、まちを考えるきっかけになるかと思うので意識作りに良いかもしれない。

(委員)前回の審議会では、協働の意味が分かりにくいという点を明確に市民に伝えるという点と、市のテーマや課題を投げかけることで協働できる団体、協働したいと思っている団体を掘り起こしていくという意見が特に出ていたと思う。

提言2については、こまえくぼの情報を広く周知したいのか、市からの直接的な情報発信に力をいれたいのかが分かりづらい。前回の審議会では、こまえくぼの存在を広く周知するための期間はある程度過ぎたが、市がバックアップだけでなく強いメッセージを出した方が良いのでないかという意見があった。提言2の書き方だと、こまえくぼにある程度情報発信を任せているように見えてしまうので、こまえくぼがうまく機能するまでは市が関わっていかないといけないという姿勢を持たなければいけないと思う。

(会長)協働とは何か、なぜ重要なのかということは市が発信した方がインパクトがあっていいと思うが、技術的に情報発信をどのようにしていくかということはこまえくぼで行う、というように役割分担を明確にした方が良いと思う。また、例えば、市であらかじめ「○○○などのテーマ」というように設定すると市民が協働のイメージが湧きやすくて良いと思う。

(委員)提言2で「情報が少ないために」という記載があるが、情報量は十分にあると思うので、量ではなく質を上げて強いインパクトのある情報を出すことが必要だと思う。

(会長)以前、市長から個人と市での協働という新しい形の協働を考えているという話があったが、例えば、仕事をリタイアして地域との繋がりがない方は動機があると思うので、協働というテーマで地域に溶け込んでいくきっかけ作りができれば訴求力があって良いかもしれない。

(事務局)改めて前回の審議会での内容を確認する。また、本日いただいたご意見を基にもう一度内容を練らせていただければと思う。

(委員)提言に盛り込まなくて良いが、市長が市民参加と市民協働日本一を目指すと宣言されたことから、長い目で見ると小学校の教育の中に市民参加や市民協働を取り入れて、中学生になったら実際に市民参加していくということが実践できれば小さいまちなので浸透していくのは早く、本当に実現していくのではないかと思う。

(会長)子ども達に着目して現在の市民協働の担い手だけでなく、将来の担い手を息長く育てていくということは非常に良いアイデアだと思う。提言の内容については、前回のワークショップのご意見等を改めて確認していただければと思う。

 

(3)市民フォーラムについて

-資料3に基づき、松崎座長から説明-

・10月15日にフォーラム実行委員で打合せを行い、内容を詰めた。

・昨年度のフォーラムをとおして団体同士が話をする時間が足りないと感じたので、今年度は団体同士での交流の時間を一番のポイントとした。

・講演後は異業種交流会やオフ会のような形が望ましく、その方向で時間割を作成した方が良いという話になった。

・共通のテーマは具体的には出てきていないが交流をメインとして考えたい。良いご意見があればお伺いしたい。

・募集や場所等は記載のとおり。

・時間的な部分は講演会が50分、交流の時間が70分で考えている。最後に各テーブルで発表が必要かどうかはまだ協議が必要。ただし、発表をしてもなかなか次につながらないということが毎年反省会でも意見として出ているため、交流する時間に費やした方が良いのではないかと思っている。

・来年はオリンピック・パラリンピックがあるので、狛江市の団体として何か絡もうとしているか等の情報交換をしても良いと思っている。

(事務局)先日、こまえくぼからフォーラムを共催で実施したいとの申し出があったことから、共催での開催でも良いかを併せてご検討いただきたい。

(会長)共催という名前が付くと運営を一緒に行うなど何か違いがあるのか。

(事務局)企画・運営等を含めて同じ立場で関わっていくということ。

(会長)実行委員会等にも参加してもらうということか。

(事務局)そのとおり。そのような場に入って一緒に議論していきたい。

(会長)こまえくぼの共催についてご意見をいただきたい。

(委員)ぜひ共催にしていただきたい。当審議会は会議だけでも十分に必要な会だと思うので、将来的にはこまえくぼがフォーラムを主催して実施していくのも良いと思う。こまえくぼの利用団体で一緒にサミットを作りたいという団体がもしいれば、来月以降、会議等にも参加していただくことでより広がったサミットになると思う。また、それにより来年度以降はもっと違う形のサミットになれば望ましいと思う。

(会長)こまえくぼの役割を考えると、主で実施しても良いかと思うので、将来を見据えて今年度はまず共催で入っていただくという形はいいと思う。1つの意見として将来的にはこまえくぼ主催の事業にしていくということを事務局も検討していただきたい。

(会長)資料3〈企画案〉の目的欄について、団体同士の交流の時間を多く取ることや団体間のつながりを深めるとあるが、フォーラムの参加者は団体および団体に参加したい・興味があるという個人に分かれると思う。資料3の配置図だと机の島が分かれているので団体間の交流は難しいのではないか。例えば、パネルディスカッションのような形で団体の代表者に発表していただき、それを座談会形式で議論してもらっている様子を個人の方に見ていただくという方法も考えられるが、その点について議論はあったか。

(委員)そのような話もあったが、机を置かずに自由に交流という形が望ましいと思っている。机の配置については次の会議で変更する可能性はある。

(事務局)資料3の配置図について、机を置いてはいるが、これは講演会を実施することや、話し始めるきっかけとして机と椅子があればお隣の方と話しやすいと考え、仮でこのような配置図とした。

(会長)団体内の身内だと同じ島に偏る可能性があるため、受付の際に番号を渡して同じ団体の人はバラバラになるようにすることも良いかもしれない。

(委員)例年、全体的な時間が足りないと感じる。

(委員)フォーラムの延長として、希望する団体は委員も含めて一緒にジャックポットで議論の続きをすることも検討している。

(委員)こまえくぼは情報誌の媒体を持っており、市民に情報を拡散することができるのでこまえくぼが参加することは大変良いことだと思う。

 

(4)行政提案型市民協働事業について

-資料2に基づき、事務局から説明-

今年度については、来年度迎える市制施行50周年事業を中心に庁内で検討したが、すでに各種団体と協働により、来年度の事業実施に向けて動き始めていることから、対象事業はなしとさせていただいた。

 毎年、庁内でテーマを募集しており今年度もいくつか話があったが、提案制度で実施する以前に担当課とすでに話がついているケースが何件かあり、今年度は対象事業なしとなった。来年度は市制施行50周年ということで、地域の団体等との取組みを各部課で検討するようにという市長の意向もあり今年度はこのような形となった。

 

3.その他

-事務局等から報告-

(事務局)次回の審議会日程については、本日欠席者も多いため後日メールにて調整させていただく。

(委員)狛江のFMラジオができたという話を聞いたが。

(委員)法人としてFM局を立ち上げて令和元年11月11日午前11時11分11秒から放送を開始する。局でいうと85.7MHzに合わせていただければ聞くことができる。先日の台風の際には設備があるのに予備免許中のため放送ができないということがあったが、総務省と相談をして狛江市から臨時災害放送局の申請をしてもらい了承をいただいた。避難勧告や避難所の情報について深夜2時30分まで放送させていただき、翌日は午前7時から放送させていただいた。本放送はこれからだが、FM放送は皆様にとって必要なものになっていくと思うのでこれから少しでも安全なまちに貢献できたらと思っている。

 

-閉会-