1 日時 令和元年10月15日(火曜日) 午後6時30分から7時40分まで
2 場所 あいとぴあセンター2階 研修室A・B
3 出席者

会 長 二宮 雅也

副会長 鈴木 礼子
委 員 塩谷 達昭、染谷 泰寿、小澤 明子、泉澤 佑輔、日髙 津多子、

    柴﨑 美紀、中里 美智子、関 義典、内村 イセ子、大倉 葉子

    以上 12名

事務局

健康推進課健康推進課長(鈴木 弘貴)
健康推進課健康推進課課長補佐兼係長(井上 大樹)
健康推進課健康推進係主査(保田 朋信)
健康推進課健康推進係主任(市村 留美)
健康推進課健康推進係主任(根岸 美弥子)
健康推進課健康推進係主事(大野 友美)

4 欠席者

委 員(金子 育子)   協力者(乾 真実、小髙 真美)

5 議題

1)諮問事項1 自殺対策計画の答申について
2)諮問事項2 健康こまえ21について

6 提出資料

参考資料1 狛江市健康づくり推進協議会例規
参考資料2 狛江市健康づくり推進協議会委員名簿
資料1 いのち支える狛江市自殺対策計画(案)
資料2 いのち支える狛江市自殺対策計画スケジュール(10月以降)
資料3 健康こまえ21(第2次)
資料4 健康こまえ21アンケート調査集計
資料5 健康こまえ21(第2次)一覧中間評価表
資料6 平成31年度会議開催スケジュール

7 会議の結果

会議の要旨

 

《事務局より配布物の確認》
《健康推進課長あいさつ》
 本日は平成31年度健康づくり推進協議会2回目の開催であり、市長が公務により欠席のため、挨拶と委嘱状の配布をさせて頂きたい。委嘱期間は7月10日からとなっており、第1回目は、これ以前に会議が開催されているところである。
 現在、台風19号の影響で、内水氾濫により市内でも被害が出ている。日本国内でも、亡くなられた方や浸水被害を受けた方など、大きな被害があり、お悔やみ申し上げるとともに1日も早い復興を願いつつ、狛江市でも努めていきたい。
 健康づくり推進協議会の諮問事項として、1つ目は「自殺対策計画の答申について」、2つ目は、「健康こまえ21について」であり、5年前に策定した計画の中間見直しをお願いしたい。
《参考資料1、資料2に基づき、事務局より説明》
《自己紹介》
《会長、副会長の選出》
(事務局)
 今回の諮問事項が前期からの継続事項となっているため、二宮委員と鈴木委員に引き続きお願いいたしたいと事務局は考えているが、いかがか。(全員拍手にて承諾)
 では、引き続き二宮委員に会長、鈴木委員に副会長をお願いしたい。
1)諮問事項1 自殺対策計画について
《資料1、資料2に基づき、事務局より説明》
(会 長)
 この内容は、これまで検討を続けてきた内容であるとともに、この分野の専門の協力者にもアドバイスを受けながら策定し、今回了承を得て提案されている内容である。
 質問や意見を伺いたい。
(委 員)
 P3からP5の1)自殺対策基本法改正の内容と、P6ページ以降の内容が、市のことなのか、国のことなのか、タイトルを付けて明確にしたが良い。
 P13の「3)効果的に対応の段階に応じた対策を連動させる」の「対人支援レベル」「地域連動レベル」「社会制度レベル」について、内容わかりにくいため、具体的に書いた方が良い。市の方針にかかれている内容なので「社会制度レベル」については、市で条例を作る予定がある、と言うことなのか。
 P16【基本施策4】生きることの促進要因への支援の「生きることの促進要因」「生きることの阻害要因」について、具体的な事例や注釈を例示したほうがイメージしやすい。
(会 長)
 わかりやすさの部分についてと、また質問の「社会制度の部分」で条例策定の予定については、事務局はどのように考えているのか。今のところ、自殺者数以外、各事業に関しては具体的な数値目標はあまり立てられてないが、できれば目標や評価を具体的に整理した方が良いということなのか。
(事務局)
 狛江市では条例策定について考えていない。国の内容を明確にしながら、狛江市としての内容的がわかるように示していきたい。また、【基本施策4】生きることの促進要因への支援の「生きることの促進要因」「生きることの阻害要因」についても、具体的にわかりやすくするために、注釈または例示について考えていきたい。
(委 員)
 内容は素晴らしいことが書いてあるが、実際にどこまでできるのか、ということになる。
生きることの促進要因への支援にあるように、例えば高齢者のサロンやシルバー人材センターの会員、老人クラブ等には、こういった施策の内容で行うということを伝えているのか。
(事務局)
 各関係団体に協力を依頼しているところである。
(委 員)
 シルバー人材センターや老人クラブ等の関係団体が活動することで、例えば自殺率が東京都と比べて低いという結果にも繋がっていき、自殺予防のためにもシルバー人材センターを利用してください、と言えるようになると思われる。関係団体への働きかけをぜひ、お願いしたい。 
(副会長)
 6「地域自殺実態プロファイル」の分析結果の、自殺者数5年計は数で把握しているということか。
(事務局)
 自殺者数については、過去5年間の実数になっている。
(副会長)
 1位から5位の自殺者数の母数はどうなっているのか。65歳以上の無職同居者の全体人数が確認可能ならば、順位は絶対数ではなく発生数で見る必要があるのではないか。
(事務局)
 P7の2)狛江市の自殺者数の年次推移に過去5年の自殺者数を載せており、合計55名となっている。
(事務局)
 計画(案)P9に狛江市の男女別・年代別の自殺者数(5年合計)を載せている。
(委 員)

 P8自殺死亡率人口(10万対)の推移と比較の折れ線グラフで、どれが狛江市なのかわかりにくい。わかりやすくしたほうが良い。
(会 長)
 表記の部分、特に見やすさについては、事務局で最終段階に調整していただきたい。
 自殺対策計画だけで施策を動かすのは非常に難しいと思われるが、シルバーの活躍等は高齢者や健康づくりの計画等に関連する部分が多く、どちらかと言うと積極的な計画によって施策を動かし、その結果、自殺の予防にも反映されていくよう、連動していることを強調した形で進めていただきたい。
(事務局)
 一点補足説明させていただきたい。資料2狛江市自殺対策計画スケジュール(10月以降)について、本日いただきました意見を修正した上で、市長に答申を出すことになる。
 また、11月15日から12月15日までをパブリックコメントの期間とし、市民説明会を11月22日(夜間)、23日(日中)に開催し、市民からの意見をいただく予定である。
2)諮問事項2 健康こまえ21について
《資料3、資料4、資料5に基づき、事務局より説明》
  (会 長)
 健康こまえ21(第2次)について質問をいただきたい。
(委 員)
 資料5健康こまえ21中間評価表の喫煙者の割合で目標修正等の欄の「順調に増加している」の表現でよいのか。
(事務局)
 数値では減っているため「減少している」に改める。
(委 員)
 運動している人の割合が減っているのは、恥ずかしい結果となっているが、どうか。
(会 長)
 今のご指摘の他にも、朝食をとる人の割合等、下がったところがある。要因を探ってみると、1番の要因は、前回の調査と年齢層が変わっていることである。前回は60歳代と70歳代の回答が一番多かったが、今回は40歳代からの回答が2割位となっており、忙しい人たちの意見が反映されている。見方を変えると、狛江市の実態として数値が下がったと予測できる。これを詳細に分析するには、年齢別にクロス集計すれば比較できる。
(委 員)
 実際には運動している人の割合は増えていて、30歳代から60歳代の働き盛りの人は運動していない、60歳代、70歳代の人の方が運動しているという数が出てくると思われる。

(会 長)
 アンケートの調査結果だけで、街の健康を単純に比較できるか難しいが、検診の認知や受診率が向上している部分は、施策との関係性を比較しやすいと思われる。一方で、先程のご指摘のように生活習慣については、介入しやすそうで介入しにくい部分であり、ここについては、あまり明るくない数値(現象)が出てきていると思われる。今後の計画の中で、どんなところに力を入れていくのかを再検討する時に、注目して行くと良いと思われる。特に運動に関しては、東京都の中でオリンピック、パラリンピックが盛り上がる中で、減少しているのは出しづらい結果であると、先ほどの意見と同じ感想を持ったところである。
(委 員)
 前回のアンケートの年齢分布も含めて、次回提示して欲しい。
(会 長)
 健康こまえ21(第2次)の後半部分に前回調査がグラフと共に載っている。ほぼ同じ項目なので、順番に比較できる。年齢については、P66に掲載している。
(会 長)
 一番危険に感じるのは、こころの健康の「メンタルに不安を抱えている人」の割合について注意しないといけない。メンタルの部分は計画についてディスカッションした自殺の問題と相関関係がない訳ではない。特にどの年齢層が増加したのかについては、レセプトから分析できるので、注目した方が良い数字と考える。
(委 員)
 今回の調査は、40歳代の回答が多かったということだが、メンタルについては地域と職域の課題でもあり、狛江市として健康組合や商工会、労働基準監督署等との連携がどの位書き込めるかが課題である。また、仕事の仕方等の労働の形態が、この5年で大きく変わっている。これは、自殺問題の課題にも繋がってくると思われる。
(会 長)
 民間企業との連携や働いている層に対し、どのようにターゲットを絞っていくのかという施策の課題でもあると考える。本日意見をいただいて、今後事務局としてどのように展開していくのかをお聞かせ願いたい。
《資料6に基づき、事務局より説明》
(事務局)
 健康づくり推進協議会の開催スケジュールは、令和2年1月まで毎月開催し、その中で健康こまえ21についての意見をいただきたい。来月に関しては、「生活習慣病の予防」、「健康づくりの推進」、「思いやり・ささえあいの環境づくり」等、目標を定めているものについて、今後どのようしていくのかを決めたいと考えている。方向性として問題ない場合は、これまでどおりの方針で進めていく。また、民間との連携や平成26年と社会状況が変わっている部分があれば、検討していきたい。平成27年3月に策定した、健康こまえ21の中間見直を今のところ、事務局でABC評価を提示しているが、委員会の中で委員の皆様に議論と評価をしていただき、それを計画の中間見直しとしていきたい。
(委 員)
 今後の5年に関しては、新しく評価項目を追加することを考えているのか。
(事務局)
 新しい項目に関しては、基本的に追加することは考えていない。ただし、社会情勢や言葉の使い方が変わってきている状況があり、対応出来ない部分がある場合には、施策の中に新しい内容を追加していくことは可能と考えている。
(会 長)
 目標修正等の部分に「平成26年のアンケート値より改善、または後退」と表記しているが、アンケートから評価していない項目にもアンケートと表記されているものがある。レセプトよりと言う表記に変更をお願いしたい。前回のレセプト集計については5年間の中の特定の月の数字を出しているが、今回は単年度で数字を出しているところもある。できる限り、前の集計と同じようにした方が、正しい割合が出ると思われるが、まずは事務局でどういう集計が、目標を評価するのにふさわしいのか、議論したていただきたい。
(副会長)
 栄養・食生活で「朝食をとる人の割合がほとんど食べている」は、平成26年81.7%、平成31年度は80.5%となっており、数字が下がっているために評価はCとなっているが、数字だけを見ると8割を超え、比較的悪くない状況である。残りの20%に関して、その方たちのプロファイルを知りたい。リスクグループが、どのような背景を持っているのか、事業ごとに出せたら良いと思われる。
(会 長)
 週4から5日は、食べている方も4.8%いるので、良い数字だと思われる。年代別または性別など、フェイスシートでクロス集計できる部分で、前回の食育内容と比較してみても良いと思われる。
(副会長)
 行政としては、報告書として良いデータを示すことが目的ではなく、むしろこの調査を基にリスクグループにどう切り込んで施策を打っていくのかを考える事が重要であり、そのような機会になると良いと考える。
(会 長)
 食育の計画策定時にもリスクグループに判定を行って施策を立てているが、今回もそのようにできれば良いと思われる。
(委 員)
 特定健診でBMIを調べているが、今は低栄養が問題になっている。健康日本21においても低栄養についてどのように意識していこうと考えているのか。
(事務局)
 これまで健康こまえ21には、入っていない言葉であるが、今後は改定する中で必要があれば修正も考えられる。また、食育計画は、世代ごとに目標値が分かれており、アンケート値だけでは図れない内容もある。クロス集計等を行い、計画策定していくのが良いと考える。その中で、低栄養やその対策等を新しい施策の中で触れていければ良いと考える。
(委 員)
 メンタルに不安を抱えている人が増えているが、どのような年代に増えているのか、独り暮らしなのか等、クロス集計しないと実態が見えてこないと思われるがどうか。
(会 長)
 レセプトの基礎データから、分析が可能であると思われる。
(委 員)
 そのように分析すると、独り暮らしの何歳以上の方が極端に増えている等、傾向やその具体策が見えてくる、ということになるのか。
(会 長)
 具体策については、難しいところである。なぜかというと、この計画は総論で出来ているということ、いかに市民に行動変容を促すのかという計画であり、市と市民がお互いに宣言をするような作り方になっており、行政計画として扱われていないところもある。
 メンタルの部分は自殺対策計画にも関連しており、低栄養は高齢者や食育計画にも関連する部分のため、併せて確認しながら、何が足りてないのかを判定した上で今度の見直しに追記するかどうかを考えていくべきと考えている。
(委 員)
 狛江市ではないが、高齢者が週に何回外出するかを調査したところ、駅に近い所ほど外出せず、孤立している傾向があった。狛江の状況はどうなのか、設問20について住んでいる地域ごとの傾向がみられれば、色々な対応を考えることができる。そのようなことも考えて、分析の中に入れてみると良いと考える。
(会 長)
 地域別の分析というのは、触れられたくない部分であるが、数値としては大事であると思われる。特に外出や地域のつながりについては地域格差がある部分と考える。何故なのかの分析は難しいが、アプローチは重要と思われるので、情報としては得たほうが良い数字と考える。
 他に意見がないようなので、本日いただいた皆様からの意見を踏まえ、事務局で詳細な分析をし、次の委員会にその数字を見ながら課題を整理しまとめていく方向で今後進めて行きたいと考える。
3)その他
《資料6に基づき、事務局より説明》

 今年度は健康づくり推進協議会開催を6回となっており、11月以降に4回の開催予定となっている。この場で第3回と第4回の日程を決めていただきたい。事前に会長と相談させて頂き、第3回は11月8日(金曜日)17時30分、または11月13日(水曜日)18時30分からの候補となっている。
(会 長)
(希望日の挙手により)同数の為、本日の欠席者にも確認の上、事務局に調整をお願いしたい。
(事務局)
 第4回は12月19日(木曜日)18時または18時30分からの開催をお願いしたいが、いかがか。
(委 員)
 できれば18時30分でお願いしたい。
(会 長)
 第4回は12月19日(木曜日)18時または18時30分という事で調整して頂きたい。
以上で本日の議題すべてを終了する。
(了)