第1回 狛江市男女共同参画推進計画改定委員会会議録 (令和元年6月26日開催)
1 日時 | 令和元年6月26日(水曜日)午後6時30分~8時30分 |
2 場所 | 市役所特別会議室 |
3 出席者 |
委員 杉山恵 髙谷桂子 石黑昌和 平野竜智 伊東達夫 杉山梓 竹本帝人 田部井則人(政策室長) 銀林悠(子育て支援課長) 副市長 平林浩一 事務局 政策室協働調整担当 馬場麻衣子 石由貴 傍聴者 なし |
4 欠席者 | 欠席者 委員 西山偕子 |
5 議題 |
1.開会 (1)市長挨拶 (2)委嘱状の交付 (3)委員長、副委員長の選出 (4)委員会の運営について 2.委員会の進め方について 3.狛江市男女共同参画推進計画について 4.計画改定の方針について 5.市民意識調査について 6.その他 |
6 提出資料 |
資料1 委員名簿 資料2 狛江市男女共同参画推進計画改定委員会の設置及び運営に関する規則 資料3 狛江市男女共同推進計画改定の概要及び委員会の進め方 資料4 狛江市男女共同参画推進計画改定(素案)の概要について 資料5 子ども・子育て支援に関するニーズ調査結果報告書(抜粋) 資料6 年齢別(3区分)別人口の推移等(「統計こまえ」より抜粋) 資料7 狛江市人口ビジョン
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7 会議の結果 | |
1.開会 (1)市長挨拶 -副市長から市長挨拶代読- -事務局職員自己紹介-
(2)委嘱状の交付 -委嘱状机上配布- -副市長退席-
(3)委員長・副委員長の選出
-委員長・副委員長から一言ずつ挨拶-
(4)委員会の運営について -各委員自己紹介後、事務局から配布資料の確認・説明-
-了承-
2.委員会の進め方について -資料3を基に事務局より説明-
(委員長)第5回委員会でパブリックコメントを踏まえた改定案が提示され、再度議論をするということか。 (事務局)基本的には第4回までに大筋を固め、市長へ報告いただく。1月~2月にかけてパブリックコメントを募集し、第5回ではその意見を反映した方が良いか等を議論し、最終案としてまとめる予定である。 (委員長)12月上旬には現行の計画に近いものができあがっているイメージか。 (事務局)その通り。
3.狛江市男女共同参画推進計画について -計画を基に事務局より説明- (委員長)意見、質問等あるか。 -特になし-
4.計画改定の方針について -資料4を基に事務局より説明- (委員長)事務局からの説明を踏まえて、計画の基本的な考え方における基本理念、基本目標、項目等について意見をいただきたい。 (副委員長)前回の改定委員会では、2つ前の計画が文言のみの羅列であり内容が分かりづらかったため、図表にして表したり、テーマを整理し簡潔にしたり等工夫した。現行の計画を運用してきた5年の間に発生した課題等を事務局より報告いただき、課題解決に向けた内容を盛り込みたい。年数が経過し、法改正等もあると思うので、整合性にも配慮したい。 (委員長)前回の改定時には、計画書を分かりやすくすることに丁寧に取り組んだと聞いている。見せ方を変えるよりは、内容について重点的に検討していきたい。現行の計画の目標値に対する結果や振り返りがあれば提示してほしい。 (事務局)資料4に、現行の計画にないもの、軽くしか触れていないものについて列挙している。ハラスメント、セクシュアル・マイノリティ、防災分野等は5年前に改定した現行の計画には大きく掲載していないが、現在課題となっている。ワーク・ライフ・バランスや配偶者暴力は前回の重点テーマであったが、今回はどうするか等議論いただきたい。 (委員長)新たに加える必要のある視点、すでに挙げられているが重要な視点、次回委員会までに知りたい情報等について意見をいただきたい。 (委員)狛江市の現状の課題を反映するためには、市民意識調査が重要となってくる。 (事務局)市民意識調査は6月上旬まで回収しており、今後データ分析をしていく。結果がまとまった時点で早めに送付したい。調査の回収率は41%程度である。 -子育て支援課長より資料5について補足- (委員長)子どもが小学生になると働く人が増え、そういう方は市内で働くところを見つける傾向にあるようだ。市外企業への働きかけは難しいと思うが、子どもが小学生でも働きやすい企業とは何かを考えることはできる。 (委員)ほとんどの人が市外に働きに出ている現状を見ると、市内で何かをしても効果がないのではと思ってしまう。それが狛江の地域性、特性であると捉えて考えていかないと狛江市独自の男女共同参画計画にはならない。 (委員長)資料5は母親のみのデータか。 (事務局)父親のデータもある。父親も母親も就労場所は市外が多い。 (委員)定年間近になって、何かやりたいと創業スクールに通い始める男性については、市外の大手企業に勤めている方が多い。皆狛江市に対する愛着を持っており、自分のスキルや経験を活かして狛江市に恩返ししたいと言っていた。女性で創業スクールに来る方は若い方が多い。 (委員)自分もその一人で、若い頃は気づかなかったが、年を重ねてくると狛江はいいなと改めて思う。狛江には働くところがないという点をどう考えていったらいいか、まだ見えてこない。 (委員)自分の人生を振り返る、キャリアプランを見直すといったセミナーも良いのではないか。 (委員長)女性のための起業セミナーを実施している自治体も多いし、外国では子どものうちからそういった教育をしている国もある。 (委員)多様な働き方の推進・支援という部分に入ってくるのでは。 (委員長)基本理念は毎回同じで良いのか、それとも新しく作るのか。 (委員)計画内容が定まってから全体を見て決めてはどうか。 (委員)福祉の計画を作っていた時に、最後に基本理念を決めるのに苦労した。また、基本目標がずれてくると内容がぶれてしまう。基本目標案については、期限を決めて事務局あてに知らせる形にしてはどうか。 (委員長)委員会内の発言以外にも、意見等あれば随時事務局に連絡するようにしたい。 (委員)資料5に、男性が育休を取得していない理由が載っている。自分自身はもし子どもができたら1ヶ月かそれ以上休暇を取りたいという気持ちはある。自分の職場は休暇を取りやすい雰囲気があるが、現実的に難しいところも多いだろう。 (委員)昔から休暇を取りやすい風土があったのか。 (委員)少なくとも就職した5年前からそういった風土があった。 (委員)休暇取得については企業側の理解と努力も必要。市外の企業には市としては働きかけにくいというところが課題だろう。 (委員)基本目標には、男性の目標が入っていない。 (委員)狛江市で働いている男性が少ないので実効性がないのかもしれないが、男性にとっての目標があっても良い。 (委員)昨年度の男女共同参画推進委員会フォーラムで、料理研究家のコウケンテツさんにお話いただいた際には、とても評判が良く、若い女性が多く来た。パパを連れて一緒に来た方も多かった。いきなりパパに働きかけるより、ママが男性を引っ張っていく形もありうる。DVについては男女の性差としてテーマにするが、最近マスコミで話題になっているのは児童虐待である。DV対策の中で児童虐待についても横断的に連携して対策していくのが、小さなまちである狛江の利点を生かしたやり方ではないかと思う。コウケンテツさんのお話の中で、ギリシャにおける自給自足の話があった。狛江には働く場所がないが、いつでも狛江に帰ってくれば働けるという環境を作り、自給自足の促進により男性、女性、高齢者の自立を促すことも男女共同参画として考えていきたい。 (委員長)どのターゲットにどのように働きかけるか考えつつ、パパ目線の計画を入れた方が良いのでは。 (委員)男性が育休を取ることが必ずしもいいことか、と考えることがある。家にいて育児をしてもらうことは助かるが、家事という仕事が残り、家に一人増えれば余計な仕事が増える。それであれば週末に1、2時間子どもを見てもらって自分の時間がもらえたり、平日夜早く帰ってきて少しでも子どもの面倒を見てもらえたりした方が助かるという話も聞く。パパにフォーカスをあてたイベントやコミュニティも大切だと思うが、パパはそういう情報を知る術を持っていないことが多いので、結局ママからのアプローチになる。市外で働き、日中市役所に行くこともないパパは、自分から調べない限り情報をつかむことができない。ママ達は子ども家庭支援センターに行ったり子育て支援課に行った時に、貼り紙を見てパパ向けイベントがあると知り、自分の夫に紹介する。情報の出し方も考えなければいけない。 (委員長)家事ができない夫の話はたびたび聞く。日本の男性の育児休暇は、ママが家にいる時に一緒に休暇を取ることが多い。するとどうしても日頃からお世話をしている人がやってしまい、パパが何もしていないような状態になってしまう。パパ向けの家事講座等のフォローも必要ではないか。定年退職後の男性についても同様。どのように情報を届けるかという点については、先ほどから話があるように、女性経由でも良いと思う。母子手帳を配布する時に、男性向けの情報も渡してはよいのではないか。 (委員)女性が働き始めると、男性が家事をやらざるを得なくなり、その結果できるようになることもある。 (委員長)ご飯が作れなくても、子どもを連れて安全に外食に行けるだけでもママは自分の時間が持てる。女性は初めて顔を合わせても話をすることができるが、男性はなかなか話が弾まない。男性の視点も大切であり、高齢者が増えていく世の中なので、気持ちの自立を促す仕掛けも盛り込みたい。 (委員)市役所の食堂で、ママグループとパパグループに分かれて盛り上がっている様子を目にした。すでにそういうつながりを持つ人たちもいる。パパのコミュニティ作りのきっかけを与えた結果、ママが自分らしい生き方を選択できる社会につながるかもしれない。 (委員)狛江ではあまり問題が表面化していないが、LGBTも外せないテーマである。国立市の職員は皆LGBTに関する研修を受けている。 (委員長)今年度のフォーラムのテーマは決まっているか。 (事務局)今後男女共同参画推進委員会で検討することになるが、意識調査の結果を提供する等、情報を共有しながら議論したい。 (委員長)LGBTの方に会ったことがなかったり、知り合いにいないと、テレビの中の遠い世界の話だと感じてしまう。当事者への配慮や施策が必要とわかってはいるが、身近に感じることができない。新しく入った視点であるセクシュアル・ハラスメントについても、企業への働きかけはできないわけではないが、行政として1つに入れておきたいということだろう。 (委員)前市長のセクハラ問題を逆手にとって、女性への人権侵害について狛江は全力で取り組んでいることを見せれば、反響は大きいのでは。 (委員)(仮称)狛江市人権尊重基本条例を制定するきっかけの1つが前市長の問題である。市役所の中の話ではあるが、これをきっかけに広くハラスメントをはじめとした差別や偏見をなくしていこうと考えている。男女共同参画の分野においてもそういった視点が入っていても良い。 (委員)各企業にも相談窓口はあると思うが、狛江に帰ってきて相談できる場があれば良い。狛江に住んでいれば、外に働きに行っても安心だということも伝えていきたい。 (委員)市民の方が適切に相談を受けられるような措置について、(仮称)人権尊重基本条例の中でも検討している。自分の企業には相談できなくても、狛江に帰ってくれば相談できるというところを打ち出せたら狛江らしさが出ると思う。 (委員長)今後意見等あれば事務局へ連絡いただき、適宜共有いただきたい。市民意識調査の結果がまとまったら送付いただきたい。
6.その他
<閉会>
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