1 日時

令和元年7月5日(金曜日) 午後7時~9時5分

2 場所 狛江市防災センター303会議室
3 出席者

委員: 奥村隆一 大塚隆人 島本和彦 松崎学 平川亮二 深谷慎子 内海貴美 石田琢智 篠宮悠子 西智子(10名)

事務局:政策室長 田部井則人 政策室協働調整担当 馬場麻衣子 

4 説明者 地域活性課コミュニティ文化係 小嶋諒 菊野有希子 こまえくぼ1234(狛江市市民活動支援センター) 日比野浩 高橋善治
5 欠席者

委員: 水江悟 宍戸泉 野口潔人 長谷川好道

6 提出資料

 前回会議録

 市民公益活事業補助金選考結果

 資料1   市民協働事業提案制度の応募状況について

 資料2-1 市民協働事業提案制度 審査会スケジュール案

 資料2-2 市民協働提案事業審査表

 資料2-3 市民提案型市民協働事業提案書

 資料3   無作為抽出による審議会等の公募市民委員の募集結果について   

 資料4   総合的評価に関する各種資料

7 会議の結果

1.開会

(1)前回会議録の確認

-配布資料の説明-

 

2.議題

(1)市民公益活動事業補助金報告会および選考結果について

-資料1に基づき、地域活性課から説明-

(会長)選考委員からそれぞれ感想をお願いする。

(委員)プレゼンが上手な団体とそうではない団体があった。認められない部分や公益性を考えると減額対象になるという意見などが選考委員の中でもあってこのような結果になっている。資料に順位は出ているが、必ずしも評価とはイコールになっていないのかなと思う部分もある。審査の部分で難しさを感じた部分もあった。

(委員)継続の団体については、安定したプレゼンを聞くことができた。分かりやすい団体は表現も上手で、内容も理解できるものだったので評価もしやすく、必要性の見極めもしやすかった。知らない分野も出てきていて本当に勉強になった。

(委員)皆さん非常に熱心で、団体によって年齢層も違っていた。順位と選考額は必ずしも連動していない。割と厳しい選考が行われたと思う。

(会長)プレゼンの巧拙は、審査に影響はあるのか。

(委員)聞いている方にどれだけ伝わるかということだと思うが、委員の方もなるべく質問で引き出そうとして、同じ情報をもらうように心がけていた。

(会長)市民活動支援センターなどで、プレゼン力を高めるような研修を行ってもよいのではないか。自分たちが何をやりたいということを伝えるように話すということも、直接活動に関わらないにしても、説明できる力を高めることは組織の活動の充実に繋がると思う。

 

(2)市民活動支援センターへのヒアリングおよび評価について

-こまえくぼ1234センター長より、評価項目を数項目ごとに区切って説明し、その都度質疑、評価という流れでヒアリングを実施-

○施設利用状況・事業収支について

(センター長)利用状況については、前年比では約1.09倍の増となっている。打合せ等での利用者が一番多かった。その他については、印刷機を導入したこともあり、設備等の利用が増えていた。併せて、相談までには至らないが、状況報告等相談未満の来館者も含んでいる。

 登録団体等については、昨年度比較して特に個人が増えているが、理由としては、市の各課で実施している講座の修了者の方に登録していただいたことが大きかった。

 利用者数について、曜日によっての大きな差はなかった。利用している方も高齢者の方が多いわけではなく、年齢層としても幅広い層の利用となっていた。利用団体を分野別に見ても、福祉部分が突出しているわけではなく、文化系や子ども系も多い。

 事業収支については、予定より支出が多くなったため、その分法人からの繰入金として入れている。

(会長)当初予定していたことが達成していない等認識している課題等はあるか。

(センター長)来館者で一番多いのは口コミでの紹介である。情報誌やホームページ等を見てくる方もいるが、顔と顔を合わせて相談を受けることから次へ繋がるので、このような点がセンターの機能として大切だと感じている。

 来館者へのアンケート結果では、満足度としては高い評価をいただいているが、それでよしとはせず、維持しつつさらに他の部分での望むところを支援していくことができればと思っている。

(会長)収支については表立った課題はないということになるか。

(事務局)参考データになるが、後期基本計画の指標の関係で意識調査を実施しているが、その中で、こまえくぼ1234の利用に関する設問を設定しており、去年と比較して「利用あり」「今後利用したい」の回答が増となっており、3年で徐々に認知度は上がってきていると感じている。また、センターの特徴から、人数が上がればよいというものでもないのかなというところもあるので、利用したいと思わせる、市民活動を活性化させるための施設として、利用の質を上げることが必要だと思っている。

(委員)印刷機の収入は雑収入に入っているのか。無料なのか。

(センター長)1枚あたり2円の使用料としている。

(委員)考え方だが、安すぎるのもどうかと思うが、どんどん使ってくださいということであれば、それが正しいかどうかわからないが、PRすれば人も集まるかもしれない。雑収入には他に何が含まれているのか。

(センター長)貸出しの備品使用料等が含まれている。

○事業実施(相談、マッチング)について

(センター長)相談件数も前年度比で増となっており、平成30年度については、8団体が新たに立ち上がった。3年間で見ると、団体からの相談がかなり増えている。個人の相談の場合は、マッチングが多くなっているが、団体については、団体の運営についての相談が多かった。

 より専門的な相談に対して、センターの職員だけでは十分な対応が難しい部分もまだあるため、今はより専門的なものに対しては、他の機関に繋げるということもあるが、この点が今後の課題である。

 マッチングについては、受けた相談については可能な限り対応し、大方繋ぐことができたと思う。

(会長)1年間で8団体が立ち上がったということだが、立ち上げを支援していく過程の中で何か感じたことはあるか。

(センター長)何を具体的にやりたいかが決まっていなかったり、思いだけで来ると、最初に何をしたらよいかというところから改めて一緒に考えていくという形を採っていくので、最初の相談の入口の部分をどのように受けるか、丁寧にどれだけできるかという点が必要だと思う。また、立ち上がったら終わりではなく、その後、軌道に乗るまでは伴走していくような形になると思うが、立ち上げ以降の部分が大切になってくるところだと思う。

(委員)新規で相談に来た場合、既存の団体で似たような団体があった場合、そこに統合を促したりするのか。高齢化や維持が大変といった悩みも団体にあるようなので、新しく生むだけではなく、統合するといったマッチングも行ったりするのか。

(センター長)そのようなこともしている。既存の団体から、どのようにその団体を作ったのか等教えてもらうことができるので、まずはその方と会ってお話していただいて、そこで協力できることがあれば統合されるだろうし、話を聞いて、自分たちで立ち上げたいという時にはサポートする形になると思う。

(委員)紹介した後はあまり追っていない感じか。

(センター長)その先をどれだけ追うことができるかも課題の一つである。

○事業実施(ネットワーク、拠点)について

(センター長)平成29年度に「ごはんと居場所連絡会」が立ち上がったので、継続してサポートをしている。また、視覚障がいの方を支援している団体がいくつかあったが、それまで横の繋がりがあまりなかったため、情報交換ができる場を作るということから連絡会を発足させるサポートを行った。

 利用している団体同士の繋がりという点では、講座的なものも含めつつ、参加した団体同士で交流ができる時間帯を必ず含めてお互いの交流を図れる形を採った。

(委員)難しいとは思うが、こういうことをやりたいという思いを引き出していただけるとよいと思う。また、講座を実施していると思うが、平日の時間だと参加できる人も限られてしまうので、内容にもよると思うが土日実施等も検討していただけるとよいのではないか。

(センター長)毎回、開催日・時間については悩むところで、対象を誰にするか等考えながら企画しているが、難しい部分はあると感じている。土日だと人が来るかというとそうではない場合もある。

(会長)層を広げていくためには、現役で働いている人はなかなか参加しきれていないと思うので、そのような人たちを引込むことを考えると、土日や平日の夜開催等も視野にいれることは重要な視点だと思う。欲を言えば同じテーマで、平日と休日の2回開催するなどどちらかに行けるようにするという配慮があるとよいかと思うが、なかなか難しいと思う。

 年配になると、退職して地域に戻ることを考えると、地域にどうやって入っていけばよいかという悩みを抱えている方は多いと思う。定年前の人を対象にして、地域での活動の仕方等の講習会等を実施すると、少し新しい層が入り込むこともでき、高齢者の居場所作り、人との関係を持ちにくい人のマインドを変えていくきっかけにもなるのではないか。

(委員)フェイスブックはどのくらい活用されているのか。

(センター長)講座等の情報は掲載している。

(委員)その反応はどのような感じか。

(センター長)人数は増えているが、見てくれてはいるが、参加となるとそれほど来ない。見ていただいているのは確かなので、発信は続けていく必要がある。

(委員)フェイスブックで繋がると、イベント等の情報をもらったり、それで新たに繋がったりするので、各団体の代表の方にピンポイントで呼びかけみたいな形にして、その代表の方が周囲の方に流してくれるといったルートができると、他人事ではなく、直接的な呼びかけになってもう少し繋がりやすいのかなと思った。

(会長)先ほどの説明の中で、講座等の際に交流の時間を設けるということだったが、そのような時間にフェィスブックの交換タイム等を意識的に設定して繋がっていくといったきっかけがあってもよいのではないか。

(委員)不特定多数に一斉に送ると、意外と反応が返って来ない。

(センター長)メールマガジンも始めて、団体に情報を送るようにしているが、まだ反応は少ない。

(会長)不特定多数の方に送ると、読取りだけになってしまうので、個別に送る形の方が効果的ではということを委員はおっしゃっているのだと思う。全員に送るのもよいが、こういうテーマだから子育て関係の団体に送るといった形で使い方を工夫してはということだと思う。

(委員)団体というよりは代表、個人に「直接こんな情報があるけどどうですか」とピンポイントに来ると、返事しないと悪いなという思いと、声をかけてみるといった返信があるのではと思う。

○事業実施(情報収集・発信、交流・人材養成・研修)、サービスの維持向上について

(センター長)団体が自分たちの活動を発信できるようホームページの説明会を行った。センターだけではなく、地域センターでも開催し、利用している団体の方に声をかけて、そこでも知らない団体同士を繋ぐきっかけにもなっていた。

 体験学習については、学校だけではなく、平成30年度については、町会等地域に出て実施も行った。プログラミングに関しては、公民館の事業とも繋がり、定期的に実施をする形に発展することができた。

(委員)以前より認知度が増したということだが、まだ知らない人も多いということで、例えば、市役所で利用する方が一番多いのは市民課のフロアだと思うので、そのあたりで何か周知できればよいのではと思った。

(委員)費用対効果で夜間開館や休日の変更等の検討についてはどうなっているのか。利用率や認知度も上がってきていることに何か影響している取組みなどはあったのか。

(センター職員)開館時間についての意見の方が圧倒的に多い。開館時間については、利用者に理解はされてきているところだが、職員間で掘りつめて検討はしていない。意見がある中で、今後進めていかなければいけないという方向性だけは見出しているが、時期やタイミングについての結論を出すまでにはまだ至っていない。夜間開館した場合の人件費等の課題があるので、すぐに踏み切れないというところである。

(委員)働き方改革ということもあるが、全員が残業をしなくても、勤務時間をずらす考え方でもよいと思う。まずは、開館時間を広げていただけるとありがたい。

(委員)センターを周知するために情報誌等あると思うが、今一番面倒なのがURLを打つことなので、QRコードを掲載した方が情報も取込みやすい。

(会長)休館日を火曜日から他の曜日にずらす場合、人件費は増えないはずである。何か別の問題があるのか。

(センター長)利用者は、休館日についてはだいぶ理解していただいているので、その部分はアンケート等で課題としてはあまり上がってきていない。

(センター職員)開館時間の変更の方が利用者の要望としては大きいということを把握している。ただ、利用者のアンケート結果のため、一般の方がどう捉えているかということはまだ見えていない。

(委員)広報誌、情報誌を一つにまとめることはできないのか。情報誌の方がイベントの情報が掲載されているので、こちらが目に触れる機会が増えれば参加者も増えるのではないか。

-評価について事務局より説明-

  • 評価票については、7月19日までに、データ送付、持参等により提出をお願いする。

 

(3)市民協働事業提案制度プレゼンテーションおよび審査について

-資料1、2-1、2-2、2-3に基づき、事務局から説明-

  • 応募件数は4件、うち2件が新規
  • 審査は当日審査委員の方にお願いするが、提案書を見ていただいて、気になる点等あれば後日意見をいただきたい。

-資料2-3に関連して、提案事業報告の決算の関係について説明―

  • 前回の審議会で指摘のあった平成30年度の行政提案型事業報告の際の決算の関係だが、事業報告書については、協働実施した市の担当部署が作成しており、今までのものは事業の内容をまとめたものとなっている。決算報告等を団体から提出してもらう規定がないため、報告書には含まれていない。
  • 実情として規定がないため、今年度、決算状況の確認については整理する形で検討させていただきたい。
  • 今回の提案団体のうち2団体が前年度実施団体のため、決算資料が含まれているので、確認いただきたい。

-説明終了-

  • 今回は4団体からの提案があったため、時間は午後1時から午後3時30分までで組んでいる。
  • 審査表については、前回説明した内容で修正した形としている。

(委員)こまえ親子防災部についてだが、こまえアレルギーの会という団体があると思うが、その団体との関連性があるのかという点を確認したいのと、アレルギーと防災という関連性が見えないと感じた。

(事務局)提案書を見ていただくと具体的な内容が分かると思うが、防災という視点で、避難所等でアレルギーのある人が一目で分かるものとして缶バッチを作りたいという内容である。また、防犯ブザーについても避難所での利用を想定しての提案内容となっている。アレルギーの会との関係については把握できていない。

(会長)去年のスケジュールと変更点はあるか。

(事務局)基本的に流れは同じだが、移動時間や審査委員からのコメント時間を少し短くしている。審査委員からのコメントについては、代表して一人の方にコメントしていただく形を想定している。

(委員)質問は審査委員一人1分くらいということになるか。回答も含めて5分ということになるという理解でよいか。

(事務局)そのとおり。また、最終的に採択するかどうかは市が決定するので、率直に評価していただきたい。

(委員)その都度その場で評価する形になるか。

(事務局)審査表については、その場で記入していただいてもよいし、持ち帰って記入していただいてもよい。

 

(4)無作為抽出による公募市民委員選任結果について

-資料3に基づき、事務局から説明-

-質問・意見特になし-

 

(5)総合的評価に関する各種資料について

-資料4に基づき、事務局から説明-

  • 総合評価の提言について、今後まとめていただく形になるが、昨年度はワークショップ形式で検討いただいたと思うが、提言内容をまとめるにあたり、次回どのような形での議論がよいか等含めご意見いただきたい。

(会長)昨年初めてだったと思うが、ワークショップ形式と皆さんどちらがよいか。

(事務局)今回の資料等見ていただいて、メール等でいただいた意見等も確認させていただいたうえで、事務局で整理させていただき、皆さんに後日メールで調整等させていただきたい。

 

3.その他

-事務局等から報告-

・次回の審議会日程については8月23日(金曜日)午後7時からの開催で決定する。

 

-閉会-