狛江市では、民間企業や団体との連携を通じて、地域課題の解決と新たな価値の創出を目指しています。行政が持つ公共性と、民間事業者の創造性・スピード感・技術力を掛け合わせることで、持続可能で魅力あるまちづくりを推進しています。

狛江市における「官民連携」は、「発注者と受注者」の関係性にとどまららない、対等な立場で課題を共有し、解決策を共に創り上げる“共創型”のプロセスです。PFIやPPPなど法に基づく連携はもちろん、実証事業や地域資源を活かした協働など、多様な形で展開しています。 

「日本で2番目に小さな市・狛江」をフィールド(実験場・ラボ)として、小さなまちだからこそできる、柔軟でスピーディーな協働を通じて、対等なパートナーシップで地域の未来をともに描く、官民の新しい関係を築いていきます。

 

狛江市での官民連携の事例

 

狛江駅前リニューアル(小田急SCディベロップメント)

狛江駅前の道路空間と、小田急線高架下の商業施設の一体的な空間形成を図るため、相互の設計段階において、共通のイメージパースを使用するところから連携を開始しました。
また、施工段階においても、定期的な協議の場を設け、行政(企画・道路整備・道路管理)と商業施設(設計・施設運営)の担当者が、一体的な空間形成に向けた意匠面や使用部材のすり合わせから行政関係の手続きまで、幅広な事項について協議・調整を行いながら、事業を進めました。

https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/41,123720,312,3540,html

 

狛江駅前「ほこみち」

狛江駅前のリニューアルを機に、駅前の市道に導入した「ほこみち」の運営団体として、狛江市と狛江市商工会が共同して設置した「一般社団法人狛江まちみらいラボ」と連携して、狛江駅前の活性化を図っています。

https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/41,133010,312,3540,html

 

自動運転バス(NTT東日本)

運転手の高齢化や人手不足、公共交通の課題解決、次世代モビリティ導入の可能性を検証するため、自動運転バスの実証運行を実施しました。
この事業は、総務省令和5年度補正予算「地域デジタル基盤活用推進事業(自動運転レベル4検証タイプ)」として選定された、実証団体(コンソーシアム)により行いました。

https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/4,137170,269,html

 

創業支援(小田急SCディベロップメント・なかむら商会)

狛江市が主催する創業スクールの修了者が、なかむら商会が運営する「FORT MARKET LOGE」を利用する場合に施設利用料を割引するほか、株式会社小田急 SC ディベロップメント世田谷営業室管内の商業施設などで催事出店する場合に初回の利用料を割引することで、地域に根差した創業を支援しています。

https://www.city.komae.tokyo.jp/news/index.cfm/detail.4.125803.html

 

KOMAE Designer's Lab.(コマエ・デザイナーズラボ)

「デザインの力で、市の事業にインパクトと付加価値を。」をコンセプトに、令和3年11月に立ち上げた狛江市に縁のある地域のデザイナーさんのネットワークです。市の事業に参画するほか、職員の研修を行っています。

https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/46,119481,374,2237,html

 

このほか、災害時の応援協定など、官民が連携して狛江市のまちづくりに取り組んでいます。