狛江市制施行50周年記念事業『コマエ×ミライ×チャレンジ』~科学のつばさ~
表彰式


 
  
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1.「コマエ×ミライ×チャレンジ」とは…

 将来、狛江市から世界へ羽ばたこう!!!!!!

 

民間企業や関係機関、地域団体と連携して、子ども自らの創造性を育み、
社会に新たな価値を見出すきっかけをつくることで、
将来、狛江市から世界で活躍する人材の育成を図ることを目的として
子どもたちが自ら決めた理数系のテーマについて、深く研究した成果を発表し、表彰するコンテストです。

2.作品
対 象 :狛江市に在住の小学校児童(4年生、5年生、6年生)
募集作品:算数、理科、環境、科学技術など理数分野で児童自らが設定したテーマの自由研究
期 間 :夏休み
応 募 :新型コロナウイルスの影響で夏休みも短い中で、約350点の作品のご応募がありました。
3.表彰式
11月9日(月曜日)、狛江エコルマホールにて、
狛江市制施行50周年記念事業『コマエ×ミライ×チャレンジ』の表彰式を開催しました。

 

各小学校における校内審査を経て、選ばれた独創性の高い研究を行った18名に表彰状が授与されました。

協力企業・団体様における独自の着眼点をもとに、組織内の審査を行っていただき、優秀作品の中から、
6点の特別賞と、市長賞・教育長賞・環境賞が選出されました。

4.入賞作品
特別賞 学校 氏名 タイトル・作品
小田急電鉄株式会社
狛江第三小学校
庭山 千滉 「色覚障がい対応踏切警報機」
コメント

全社員を対象とした社内投票を実施し、特別賞を選考しました。
色覚障がいのある方の立場に立ち、実態を書籍等で勉強したうえで、その困り事を解決し、さらに「いろいろな人がくらしやすい社会」について、今後も考えていこうとする庭山さんの姿勢に大変感銘を受けました。当社の経営理念『お客様の「かけがえのない時間」と「ゆたかなくらし」の実現に貢献します』にも通じる部分があると感じております。
当社では、現在、色覚障がいをお持ちの方も含めて、安全・安心にご利用いただけるように、カラーユニバーサルデザインの考え方を鉄道施設・設備等に採用しているところではございますが、当該作品を通じて、今後もお客様に寄り添ったサービスを提供していく所存です。

国際ソロプチミスト東京-狛江 和泉小学校

白山 梓葉

「見えない菌はどのくらい?」
コメント

コロナ禍に於いて、特に手洗いの大切さを、身近にある食パンを使って実験する、という着眼点が素晴らしいと思いました。
実験では、下準備を整えてから行い、食パンは、そのままの状態手を洗う前・水洗い・石鹸洗い・石鹸洗い十アルコール消毒の5項目を設定し、雑菌(カビ)の様子を実験・観察(1週間)を写真におさめて手洗いの大切さを納得できる結果として報告している点を評価しました。
私達も充分な手洗いの必要を実感し、多くの人に周知したいと思います。
これからも不思議・なぜ?などの疑問に挑戦し、夢を大きく、未来を明るくしていって下さい。

狛江青年会議所 緑野小学校 竹内 柊人 「太陽光クッキング」
コメント

目では見えない太陽光を水を熱することで表現し、夏の日差しの強さを知るために、インスタントラーメンを作って食べるという観点で研究し、評価した点がユニークでよかったです。
また、研究を通して、アルミホイルや黒布の特性を予測し、結果からも考察されていました。そして最終的に災害時の便利アイテムとしての可能性を見出している点もよかったです。自由研究らしいワクワク感が伝わってきました。

城南信用金庫狛江支店 緑野小学校 徳光 咲季 「クエン酸に秘められた力」
コメント

クエン酸の理解を深める過程で「薬局での調査」「味わい」「掃除」という身近なアプローチにより、分かりやすさを大切にしながらも、しっかりと科学の視点でも考察できており、完成度の高いものとなっていました。制作過程においては、見出しのデザインやカラーペンや字の大きさなどを上手に駆使し、図や写真を要所に入れるレイアウトは、見やすさや読み手の興味を惹くことにもつながっていると思います。
一貫して読む側への配慮も感じられる素晴らしい作品であると感じられたため、徳光さんの作品へ城南信用金庫狛江支店特別賞を贈らせていただきます。

東京狛江ロータリークラブ 狛江第五小学校 炭屋 拓生 「土で紙は作れるか」
コメント

『紙は木から作られるが、そのためには木を切らなければならない。もし、土で作れれば、木を切る必要がなくなり、もともと土なので、最後は燃やさずに自然にかえることができる』、という研究理由が素晴らしいです。
そして実際に、環境に害を与えないために薬品を使わずに、玉ねぎの皮でつくってみると、紙らしくなく、やぶれやすかったことが分かりましたよね。その結果を受けて、次に工夫すべき点を発見したこと、そして、本当に土にかえるのか、研究している点でも、発展性がありました。
ぜひ、土にかえる自然環境にやさしい紙を発明してください。

東京たまがわロータリークラブ 狛江第五小学校 仲野 瑛太朗 「植物の蒸散について」
コメント

小学生の皆さん、今年度はコロナ禍で、夏休みも短く、いつものような生活が送れないのに、素晴らしい作品の出展に驚かされています。
仲野さんの作品の、研究の動機から結論に至るまでの構成がしっかりしている、実験の手順も的確で、最後に実験の失敗や課題についても言及している点を評価しました。
ロータリークラブの活動の重点分野において、「環境保全」というものが加わりました。その中の一つに「地球温暖化防止」があります。仲野さんの研究の、蒸散作用の原理として、「緑のカーテン」と書かれていました。
植物が気温を下げるなんて素晴らしいですね。これからも、色々なものに興味を持って、自分自身で実験研究し、様々な分野で活躍してもらいたいと思います。

狛江市長賞 狛江第三小学校 眞鍋 遼大 「形の強さ決定戦2020」
コメント

眞鍋さんの研究では、段ボールの中にある紙がなぜ三角形なのか、という日常のなかのものに疑問を抱いたところから始まり、実際に円柱・三角形・六角形と5種類のカタチで強さを確かめて、順位付けを行った点が素晴らしかったです。
「これから外に行った時に建物や遊具などどんな形があるのか見てみたい」とありましたが、実際に見てみましたか?共通点はありましたか?
これからも、疑問に思ったときは、実際に実験を行い、「エビデンス」つまり、根拠や証拠を基に考察するという流れを大切にしてください。

教育長賞 緑野小学校 大野 遥 「打ち水のひみつ」
コメント

暑い夏を少しでも快適に過ごしたいと、身近で、地球に優しい「打ち水」を研究テーマとした点が大変よかったです。
研究の内容についても、実際に打ち水をして地面の温度や気温の変化を丁寧に調べ、打ち水の効果を数値で示すことができていた点に説得力がありました。
また、打ち水をしたときに自分が感じた風についても調べ、打ち水のメカニズムについて説明している点もよかったです。さらに、残り湯の活用を考えたエコの視点が素晴らしいです。

環境賞 和泉小学校 戸島 潤佳 「暑い部屋と涼しい部屋の違いは?」
コメント

この研究の素晴らしいところは、自分で測定を行い、しっかりとしたデータをとっていること、また、そのデータに基づく考察から誰もが日常生活の中で実践できる省エネの工夫を考えてくれていることです。戸島さんのように地球温暖化に関心を持ち、その防止につながる行動を考えられる子どもがいることを、とても頼もしく、嬉しく思います。
これからも環境問題に目を向けながら、考え、行動できる人であってください。期待しています!

 

 

学校

氏名 タイトル・作品
優秀賞 狛江第一小学校 近藤 祐太 「ぼくの体温と気温の変化」
狛江第一小学校 早坂 詩緒理 「紫キャベツで仲間分け」
狛江第一小学校 古澤 芽愛 「バードストライクの新しい解決策の提案」
狛江第三小学校 木村 匠海 「リニアモーターカーのしくみ」
狛江第五小学校 清水 茉子 「言葉の力」
狛江第六小学校 石迫 治樹 「殺菌はどれだけすごいのか⁉」
狛江第六小学校 瀬田 実央 「私達一人一人の心がけで地球温暖化の加速を防ごう!」
和泉小学校 高橋 優 「のどにぬる薬とだ液について」
「電気の実けん」

 

5.表彰式の様子
狛江市長より開会のごあいさつ
審査委員の皆さま
小田急電鉄株式会社

交通企画部 課長 山野 泰弘 様
国際ソロプチミスト東京-狛江

会長 西山 偕子 様
狛江青年会議所

理事長 秋元 慈一 様
城南信用金庫狛江支店

狛江支店長 山崎 悟志 様
東京狛江ロータリークラブ

会長 髙木 七生 様
東京たまがわロータリークラブ

会長 相馬 郁男 様
教育長賞
環境賞

狛江市環境保全実施計画推進委員会
会長 井上 健二 様
優秀賞
ホワイエの様子
入賞作品の展示

           

5.協力・協賛(50音順)

 小田急電鉄株式会社、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社、国際ソロプチミスト東京ー狛江、狛江青年会議所、城南信用金庫狛江支店、東京ガス株式会社、東京狛江ロータリークラブ、東京たまがわロータリークラブ     

協力・協賛企業・団体の皆様、誠にありがとうございました。

今後とも、狛江市の未来を担う子どもたちを温かく見守っていただきますよう重ねてお願い申し上げます。

6.感謝状

   

 

50周年記念ロゴマーク