特殊詐欺の手口と対策
特殊詐欺とは?
「オレオレ詐欺」「還付金詐欺」「架空料金請求詐欺」などの総称です。
令和2年1月以降、「キャッシュカード詐欺盗(窃盗)」の被害が急増しています。
警視庁ホームページ「だまされないで(特殊詐欺)」(外部リンク)
対策は?
だまされないために
- 「手口を知る」
テレビや新聞のニュース、こまえ安心安全情報メールで最新情報を知りましょう! - 「不審な電話・メール・ハガキへの対応方法を決めておく」
家族と合言葉を決めておく、相談する人(場所)を決めておく、といった事前の用意があれば、万が一電話がかかってきても慌てません! - 「電話に出ない」
「自動通話録音機」を取り付ける、常に留守番電話にしておく、ナンバーディスプレイや迷惑電話防止機能付電話機を使うなどして、犯人からの電話を防止しましょう!
1.「キャッシュカード詐欺盗(窃盗)」
〈その1〉財務局職員を装う手口
財務局職員を装い、「あなたのキャッシュカードが偽造され、口座残高が数百円しかありません。」などと電話ののち、口座を止めるためにと自宅に来てキャッシュカードをだまし取るもの。
〈その2〉銀行員を装う手口
銀行員を装い「4月1日からキャッシュカードのICチップの数が変更になった。古いタイプは手続きが必要です。」などと電話したのち、自宅に来て、キャッシュカードを封筒に入れさせ、すり替えるもの。
2.「オレオレ詐欺」
〈その1〉警察官を装う手口
警察官を装い、主人や息子が痴漢や盗撮をし、逮捕されたと電話をかけてくる。
警察官から、被害者の弁護士に代わり、示談金が必要と説明。至急相手の口座に振り込まないと示談が成立せず、主人や息子が留置場に入ると脅して現金を振り込ませるもの。
〈その2〉息子を装う手口
前日などに「携帯電話が壊れてしまって、番号が変わったので登録しなおしておいて。」などと事前に電話番号変更の連絡をしてくる。
その後、「会社のお金を使い込んでしまった。助けて欲しい。」や「彼女を妊娠させてしまったので、中絶費用がいる。」などといって現金を振り込ませるもの。
3.「還付金詐欺」
〈その1〉税金が還付されると装う手口
税務署や市役所職員を装い、税金の還付があるので、銀行ATMを操作するように指示する。
〈その2〉医療費が還付されると装う手口
市役所職員を装い、医療還付金があるので、銀行ATMを操作するように指示する。
〈その3〉年金が還付されると装う手口
社会保険事務所職員を装い、「年金の過払い分還付がある。それについて手続きを行わないと年金が受け取れなくなってしまう。」と電話してくる。
4.「架空請求詐欺」
〈その1〉メールでの請求手口
メールで有料コンテンツの利用料・情報料金が未払いであるとしてお金を請求するもの。
〈その2〉文書での請求手口
一般家庭に総務省やNHKなど公的機関を騙った「デジタル放送接続請求書」、「NHKより地上波デジタル放送についてのご案内」等と記載した、アンテナ受信端末切替工事等の費用を請求する文書を郵送し、指定口座に現金を振り込ませるもの。
架空請求事業者一覧など、詳しい情報は、東京くらしWEB「架空請求対策(STOP!架空請求)」(外部リンク)をご覧ください。
※万が一、訴状を受け取るなどの事態があった場合には、早急に「国民生活センター(外部リンク)」等にご相談ください。