台風などによる風水害に備え、日頃からの対策を確認しましょう。 

自宅周辺の危険性を確認しましょう

 洪水ハザードマップを確認して、自宅や近隣、職場などの洪水による浸水の危険性を確認しましょう。狛江市には、多摩川氾濫版と野川氾濫版の2種類の洪水ハザードマップがあります。
 浸水などの危険がなく自宅が安全な場合は、無理に避難せず自宅にとどまりましょう!

狛江市洪水ハザードマップは狛江市防災マップ、洪水ハザードマップ、防災マップアプリのページから確認できます。

洪水ハザードマップの確認方法等を安心安全通信vol.13で解説しています。

※土砂災害ハザードマップは令和2年度中に作成予定です。警戒区域等についてはこちらをご覧ください。 

 

各家庭での防災対策を確認しましょう

 各家庭で実践できる防災対策の確認や日頃から準備をし、いざという時に備えましょう。

  • 土のうや止水板などの浸水対策 - 自宅や事業所等で浸水が予想される場合は、土のうや止水板を準備しましょう。特に半地下建物や地下室のある家屋等は必ず浸水対策を行いましょう。
  • 火災保険や自動車保険の見直し - 自宅や車が浸水等の被害を受けると補修等に多額の費用がかかります。浸水や飛来物被害の備えとして、加入している保険の補償内容を確認・見直しましょう。
  • 飛んでいきそうなものの片づけ - ベランダや庭に置いている鉢植えや物干し竿などは強風で飛散する可能性があります。台風が来る前に屋内に収納しておきましょう。
  • 雨水ますと側溝の清掃 - 雨水が流れにくくなり冠水の原因となるので、雨水ますの上に車用スロープ等を置かないでください。また、側溝の清掃も日頃から行いましょう。

自由に持ち出すことができる土のうを土のうステーションに置いています。設置個所は土のうステーション設置場所を確認してください。

 

避難先を確保しましょう

 万が一多摩川が氾濫した場合の想定浸水範囲は狛江市の半分以上とされており、氾濫の危険性が高まることにより多くの方が避難行動をとる必要があります。狛江市では、避難先の確保を進めておりますが、感染症対策を講じる必要などから、受け入れ人数を制限しなければならないこともあり、指定避難所のみで全ての避難者を受け入れることは困難です。

 避難する際は、必ず市が指定する避難所に避難しなければならないわけではありません。安心した避難行動のためにも、以下の例を参考に、指定避難所以外の避難先に安全に避難ができるよう、日頃から検討や相談をしておきましょう。

避難先の例

  • 親戚・知人宅  - 洪水浸水想定区域外などの安全な場所にあり、少しでも安心できる場所へ避難しましょう。いざという時のためにあらかじめ相談しておきましょう。
  • 一時的な車中泊 - 洪水などの危険が迫っている場合は、車での避難はかえって危険ですが、浸水などが発生しておらず移動が安全な場合には、浸水の恐れがない安全な場所へ避難することも有効です。
  • 宿泊施設 - 浸水の危険がない場所にある宿泊施設を自分で予約して、避難することも検討しましょう。個室はプライバシーが確保されることや感染症対策としても有効ですので、妊産婦や小さな子どもがいるご家庭にも負担が少ない環境と考えられます。 
  • 指定避難所 - 安全な避難場所が確保できていない場合は躊躇なく指定避難所へ避難しましょう。ただし、不特定多数の人が集まるため、プライバシーが制限されることや感染症のリスクがあります。開設する避難所は、防災行政無線や緊急速報メール、こまえ安心安全情報メール、狛江市ホームページや公式SNSでお知らせします。
  • 屋内安全確保(垂直避難) - 周囲で浸水が発生しているなど、屋外に出るのがかえって危険な場合や、自宅の上階が安全な方は屋外へ避難せず、自宅のより安全な場所へ避難しましょう。

狛江市の避難所一覧は安心安全通信vol.12(4面)や狛江市洪水ハザードマップに掲載しています。

こまえ安心安全情報メールの登録をしておきましょう。登録はこまえ安心安全情報メールのページで。

防災行政無線で放送した音声を電話で確認できるサービスがあります。☎0800-800-0504
(通話無料・都内のみ利用可能・携帯電話からは利用できない場合があります。)

 

避難するときの持ち物を確認しましょう

 避難する時など、非常時に持ち出せるものを日頃から準備・点検しておきましょう。過去の事例からも台風が来る直前などは、お店の商品が売り切れて必要なものが揃わない可能性が高いです。各自でチェックリストを作って、準備を進めましょう。

非常用持出品の例

 食料品・飲料

(お湯や電子レンジを使わないもの・1日分くらいで重くならない程度)

 

上履き・スリッパ

 

ブランケット・毛布

 

雨具

(収納する袋も)

 

着替え

 

タオル

 

懐中電灯

ビニール袋

(靴や濡れた洋服、雨具の収納などで使用・多めに用意)

 

携帯ラジオ

 

乾電池

 

モバイルバッテリー

 

簡易トイレ

 

常備薬・お薬手帳

              など

 

感染症予防のお願い

避難所内での感染症予防のため、次のものも準備していただくよう、お願いします。

 

マスク

 

手指消毒用アルコール

 

ウェットティッシュ

 

体温計

        など

 

ペットとの同行避難の準備をしましょう

 指定避難所ではケージに入れたペットの同行避難スペースを設置しています。災害時に混乱せず避難するために、落ち着いてケージに入れる訓練をしておきましょう。
 また、ペットにとって避難所は多くの人が集まる強いストレスを感じる環境です。大切なペットを守るため、可能な限り避難所以外の安全な避難先を日頃から検討しておきましょう。 

 

自宅で使用する備蓄品を確認しましょう

 風水害で停電が発生した場合など、自宅での在宅避難をするために一週間程度の食料や水、簡易トイレ等の備蓄を用意しましょう。
 備蓄品の備蓄には、日常備蓄がおすすめです。(※日常備蓄とは、日頃利用している食料品や消耗品を少し多めに買い、使用した分を買い足す備蓄方法です。)
 食料品だけでなく、トイレの備蓄も必ずしておきましょう。